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2006(Tue)

「八月の熱い雨 便利屋<ダブルフォロー>奮闘記」 山之内正文著

読感/国内小説



「八月の熱い雨 便利屋<ダブルフォロー>奮闘記」 山之内正文著

母のスミエに紹介されて、向かった先は風格のある寄せ棟造りの立派なお屋敷。そこで泉水を待っていたのは、一人暮らしの優雅な老婦人と、気のよさそうな通いの家政婦だった。亡き夫が残した本を朗読してほしいという老婦人の依頼に悪戦苦闘する泉水は、この屋敷に頻繁に無言電話がかかっていることを知る。裏には怪しい少年たちの存在が?(第三話・八月の熱い雨)。ひとりで便利屋“ダブルフォロー”を営む青年・皆瀬泉水が出合う奇妙な謎と、依頼人たちの悲喜交々の物語。小説推理新人賞受賞作家が放つ、ハートウォーミングな連作集。

↑本の内容紹介から。

便利屋とか、よろず屋とかというフレーズに触手が動いてしまう私です。
ということで、読みました。
日常の謎系のお話ですが、推理して謎を解くという感じはあまりしなかったかな?
話の流れで自然と謎が解けるみたいな。一応、解決に泉水さんが動きはするんですが。
……ええっと、割と話の展開が読める気がしないような。とりわけて、ビックリと言う真相もなく。
泉水さんはいい人ですね。
……いい人としか、表現しようがないような(こう過去とか、感情の裏表とか、そういうのがお話の中に出てこない)
依頼を受けて、奔走する。それだけな……感じ?
いい人だから便利屋をやっているでしょうから、その辺のエピソードなどがあれば、もっと泉水さんを好きになれる気がするんですが。
このお話だと、通りすがりの人間に抱くような好意しかなく。
今の人、いい人だったね、の一言で終っちゃうような。

……悪くはないんですが、あまり印象に残らないというのが、率直な感想です。

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