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松原冬夜

Author:松原冬夜
「夜の夢」というサイトで小説などを書いています。
現在、ブライスさんに夢中。
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「夢館」佐々木丸美著

読んだ本の感想です。

「夢館」佐々木丸美著

崖に聳えるガラスの館。かつてそこで命を落とした少女、千波は再びの生を得て、青年学者の吹原と出会う。しかし二人の前世からの縁と、吹原の一族に潜む愛憎がもたらす過去の悲劇が、千波に新たな試練を課した。前世の思い出を映す未来に導かれるように、千波は崖の館をめざし、歩きはじめる。少女と館を巡る3つの物語、完結。単行本未収録作品「肖像」を併録する。

↑本の内容紹介から。

「崖の館」「水に描かれた館」と、館シリーズ三部作の完結作ですね。
(あー、「水に~」の感想、書きそびれたまんまですね……まあ、そのうちに)
第一作のような本格推理小説として面影は、あまりない感じですね。
まあ、吹原氏を慕う娘たちが心を病み、死に追いやられていくという謎が、あるにはあるものの。
どちらかといえば、↑の内容紹介にあるような、前世とか。恋愛とか。そっちの様相が濃い感じでした。
印象としては「雪の断章」から始まる孤児シリーズの外伝みたいな感じがしたかな?
先の二作に登場した涼子さん、真一さん、研さんが登場しなかったからでしょうか。その代わり「水に~」で登場した人たちが出ていたり。
というわけで、この本を読みながら、人物相関図を書いていました。
(何か、そういうものを書いてしまいたくなるのです……この作家さんの作品は)
館シリーズだけ、孤児シリーズだけ、というよりは。
両方のシリーズを手にとったら、入り組んだ人間関係がわかります。
解説にあるように、「過剰なまでにリリカルな美文調」は、ホント、好き嫌いが分かれると思いますけど。

それにしても、本岡剛造はロクでもねぇ奴ですね。
全ての元凶はコイツでは(……って、そんなことを言い出したら、物語自体が始まりませんけど。無性に憎たらしいです)

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「サイン会はいかが?」 大崎梢著

読んだ本の感想です。

「サイン会はいかが?」 大崎梢著

4件の同一書籍の問い合わせに連絡を入れると、4人が4人ともそんな注文はした覚えがないと……。「ファンの正体を見破れる店員のいる店でサイン会を開きたい」――若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に、名乗りを上げた成風堂だが……。駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかりものの書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト店員・多絵のコンビが、書店に持ち込まれる様々な謎に取り組んでいく。短編5本を収録した本格書店ミステリ、好評シリーズ第3弾!

↑本の内容紹介から。

本屋さんを舞台にした日常ミステリーの第三弾です。
今回は短編集で、
「取り寄せトラップ」
「君と語る永遠」
「バイト金森くんの告白」
「サイン会はいかが?」
「ヤギさんの忘れもの」
以上の五編の短編が収録されています。

「君と語る永遠」では、やはり杏子さんの本屋さんに対する並々ならぬ愛情が伝わってきました!
(こういう、わかりやすい感情は読んでいて気持ちいい!)
それと「広辞苑」に託されたお父さんの思いに、しんみりしつつも、暖かく感じました。
後「バイト金森くんの告白」は、雑誌の付録にまつわるお話で。
多絵さんの失敗談に、思わず吹き出してしまいました。
パン×……よりにもよって、パン×を……。
いや、でも、花柄だっていうから間違いもあるかもしれない……けれど、受け取った男の子は……(←この場面を想像しだしたら、笑いがこみ上げてきます)
おかげで、ハンカチを取り出すたびに思い出し笑いが。

本屋さんの裏事情、今作でもリアルに描かれていて、面白かったですよ。
本に挟まれていた「成風堂通信」も良かったです。
特別掌編、何だか得した気分になりました。

新シリーズを執筆中ということですが、このシリーズも是非、続けて欲しいです!
楽しい作品をありがとうございました~。
(とりあえず、新刊はチェックします)

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「HEARTBEEAT」小路幸也著

少し前に読んだ本の読感です。

「HEARTBEEAT」小路幸也著

優等生の委員長と不良少女の淡い恋。できすぎたシチュエーションかもしれないけれど、すべてはそこから始まった。彼女が自力で自分の人生を立て直すことができたなら、十年後、あるものを渡そう―そして十年が過ぎ、約束の日がやってきた。しかし彼女は姿を見せず、代わりに彼女の夫と名乗る人物が現われる。彼女は三年前から行方がわからなくなっていた。居場所を捜し出そうと考えたとき、協力者として僕の脳裏にひとりの同級生が思い浮かぶ。かつて僕に、マッチブックの格好良い火の点け方を教えてくれた男が―約束を果たすため、ニューヨークの「暗闇」から帰ってきた青年が巡り合う少年少女たち、そして最高の「相棒」。期待の俊英が放つ、約束と再会の物語。

↑本の内容紹介から。

お話は「Boy's SIDE」「Girl's SIDE」「Last Man's SIDE」の三部構成で語られます。
「Boy's SIDE」では、十年後の約束に現れなかった彼女を捜す原之井さんと、お母さんの幽霊に悩まされるユーリ君の視点でそれぞれ交互に語られます。
全然無関係に思える二つの話が段々と重なっていくという、ミステリー的な話運び。
あまり語るとネタバレしそうなので、要点だけ。
「Girl's SIDE」で、大好きなユーリ君のために奔走するエミィちゃんが可愛かったです。ハンマ君も、報われない恋かもしれないけれど、がんばれ!
で、事件の構図は割りと先読み出来るのはないかと思われますが。
ラストは驚かされます!
そんなっ!って、思ってしまいます。
うううっ、そのラストは切ないですよ。だってだって(これから読む方のために、口を塞ぎます)

割と、おススメです。

この作家さん、メフィスト賞を受賞された方なんですね。
知らなかったです。
この方の他の本も読んでみたいと思いました。

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「シャドウ」道尾秀介著


「シャドウ」道尾秀介著

人間は、死んだらどうなるの?―いなくなるのよ―いなくなって、どうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、鳳介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが…。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?話題作『向日葵の咲かない夏』の俊英が新たに放つ巧緻な傑作。

↑本の内容紹介から。

何か、上手に騙されたという感じです。
この作家さんの本は、これが初めてなんですが、ミスリードが巧いな、という印象が残りました。
中盤の終わり辺りで、大体の事件の構図が見えたような気がしていましたが……最後まで読まないと、駄目でした。
斬新なトリックなどはなく、ただ文章で騙されました。
真相を知れば、伏線が本当に細かく張られていることに気づきます。
「このミステリーがすごい!」の第三位に紹介されていただけのことはあると、納得の作品でした。

お話の内容はちょっと重たいです(どん底ってまでには、いかないけれど)
読んでいると、眉間に皺が寄っちゃう感じ。
こういう現実があることを否定できない以上は、やはり気持ちが沈みます。
それでも、ラストは前向きな救いがありました。

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