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プロフィール

松原冬夜

Author:松原冬夜
「夜の夢」というサイトで小説などを書いています。
現在、ブライスさんに夢中。
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  • 2009
  • 01/25
  • Sun

「家守綺譚」 梨木香歩著


「家守綺譚」 梨木香歩著

庭・池・電燈付二階屋。汽車駅・銭湯近接。四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々々出没数多…本書は、百年まえ、天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」=綿貫征四郎と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。―綿貫征四郎の随筆「烏がら苺記(やぶがらしのき)」を巻末に収録。

↑本の内容紹介から。

あまり売れていない物書きの綿貫さんがとある家を預かることになった日々を徒然と綴った幻想譚。
植物の名のタイトルの掌編連作……といっていいのかな?
綿貫さんの人の良さとユーモアに満ちた一人称が温かく、ほのぼのします。
怪異もそれほどおどろおどろしいものではなく、全体的にまったり。
気持ちを穏やかにしたいときに読むといいかも。

あくまで私的な感想ですが、何となく津原泰水さんの「蘆屋家の崩壊」と同じ感じがした。
津原さんの「蘆屋~」はホラーなので、背筋がぞくぞくするんですが。
キャラやユーモアのある語りがね、そう感じさせました。
どちらの本も、オススメです!

家守綺譚 (新潮文庫)家守綺譚 (新潮文庫)
(2006/09)
梨木 香歩

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  • 2009
  • 01/22
  • Thu

「七姫幻想」 森谷明子著

読感です。

「七姫幻想」 森谷明子著

秋去姫、朝顔姫、梶葉姫……、七つの異称を持った七夕伝説の織女。神代の大王の怪死をめぐる幻想的な第一話から、江戸時代の禁忌の愛を描いた最終話まで、遥かなる時を隔てて女たちの甘美な罪が語られる。史実、和歌、人間ドラマという糸を縦横に組み合わせて描かれた、まさしく絢爛たる織物のような連作ミステリー!

↑本の内容紹介から。

図書館を舞台にした日常ミステリの「れんげ野原のまんなかで」の作者さんの本です。
機会があれば、他の本も、と思っていました。ので、この本が文庫化されたので、購入。

秋去姫、朝顔姫、薫姫、糸織姫、蜘蛛姫、梶葉姫、百子姫……七夕の織り姫の異称に合わせた七つの短編連作。
大和から平安、江戸と。
時代を移しながらお話はとある一族の存在を縦糸のようにして、帝(王)の寵愛を巡っての愛憎など、どろどろとした部分を描き、女性の醜さ、狡さ、弱さ、強かさ。そして、無垢といった色とりどりの横糸で織りあげられた物語でした。
時代ものでも、文章は現代語なので読みやすく、それでいて雰囲気は壊さず。
するすると読めました。
全体的に苦いというか、悲恋が多かったですが、その中で「朝顔斎王」のお話は可愛かった!
宮様の無垢で、それでいて鈍感なところが、可愛い。なかなか気づいて貰えない中将殿が気の毒というか、こちらもなかなかに不器用で!
初々しい二人が可愛い。可愛い。
「朝顔斎王」が一番のお気に入りです。
紹介文にあるように、ミステリです。ちゃんとミステリしていました。
密室やら首なし死体やら(←いや、そんな仰々しい描写はないけれど)
ミステリ好きな人だけでなく、古典文学や歴史が好きな人は読んでみては。
解説を読むと、色々と発見することがありそうですよ。
……私は時代ものを読むのは嫌いじゃないけど、詳しくないのでよくわかりませんが。
この作者さんのデビュー作を読みたいと思うくらいには、楽しめました。
ただ、恋愛部分はほろ苦い感じではあります。はい。
けど「朝顔斎王」は読んだ後、ほんわかすると思う。

七姫幻想 (双葉文庫)七姫幻想 (双葉文庫)
(2009/01/14)
森谷 明子

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  • 2009
  • 01/20
  • Tue

「恋するA・I探偵」 ドナ・アンドリューズ著

読感です。

「恋するA・I探偵」 ドナ・アンドリューズ著

健気でチャーミング、でもちょっと傷つきやすいチューリングは女の子型人工知能。ネットワーク上のあらゆるデータにアクセス可能な彼女は、顧客の検索を手助けするリサーチャーとして大人気だ。だがある日、彼女を作ったプログラマーのザックが突然失踪する。彼に密かな恋心を抱くチューリングは名作ミステリを読み読み探偵術を覚え、彼の行方を追いはじめるが…人気作家の新シリーズ第1弾。アガサ賞最優秀長篇賞作品。

↑本の内容紹介から。

表紙で誤解されするかも知れませんが、チューリングはあくまでコンピュター内のプログラムです。
感情を持った彼女は、自分を作ったプログラマーのザックの失踪を心配して、人間の友人たちの手を借りて、事件を追いかけて行く。
自分がどこまで感情を持っているのか。もしかしたら、この感情がプログラムされたものではと悩んだり、また自分の存在が知られることで抹消されるのではないかと怯えたりしながらも、ザックを探すために色々と手を尽くすチューリングは恋する女の子だと思いました。
後半はスリリングで、ドキドキハラハラ。
何というか、チューリングの行動力は凄い。(あまり語るとネタばれになるので)
それでいて、そのことに対する怯えや不安も、わかるな。
しかし、ラスト付近は……まさか、そんな展開が待っていようとは(汗)
ちょっと、私のパソコン知識が足りなくて、「?」と思う部分もありましたが、チューリングに協力するモードやティムなどの登場人物も魅力的でした。他、チューリングと同じAIのキング・フィッシャーとか。
チューリングが人間に近づこうとして変なレシピを考えるところとかも、面白かったです。
けれど、お笑いと変人が好きな私としては、メグシリーズの方が好きかな。

恋するA・I探偵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)恋するA・I探偵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2005/08/09)
ドナ・アンドリューズ

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  • 2009
  • 01/08
  • Thu

「翼の帰る処」 妹尾 ゆふ子著

読感です。

「翼の帰る処」 妹尾 ゆふ子著

「過去を視る」力を持つ帝国の史官・ヤエト。病弱な彼は、赴任先の北嶺で地味な隠居生活を送ることを夢見ていた。しかし、政治に疎い北嶺の民に悩まされ、さらには北嶺に太守として来た勝ち気な皇女に振り回され休まる間もない。だが、北嶺を知るにつれ、ヤエトはこの地に帝国の秘密が眠ることに気づいていく…。歴史の光陰が織りなす壮大なるファンタジーロマンの扉がいま開かれる―。

北嶺太守である皇女に療養を命じられ、都に戻ってきたヤエト。皇女の実兄の元に身を寄せるが、そこで皇位継承権を巡る政争にヤエトは巻き込まれてしまう。一方、北嶺でヤエトの帰還を待つ皇女の身にも陰謀の魔の手が迫っていた!皇女を救い出すため、ヤエトは都を脱出し、雪に閉ざされた北嶺へ向かおうとするが―。歴史の光陰が織りなす壮大なるファンタジーロマン、ここに完結。

↑上下巻、本の内容紹介から。

あちらこちらで面白いとの評判を見かけて、つい買ってしまいました。
三十までは生きられないだろうと言われていた病弱な主人公ヤエトは、三十六歳ながら外見は三十過ぎには見えない。
でも病弱でいつ死ぬともわからない故か、執着心が薄く、面倒臭がりで、隠居を夢見ているのですが、多分性格からか面倒事に首を突っ込んでいる。
面倒くさい、何で俺がと心の中で愚痴りながら(←愚痴りながらもそれを表に出さない大人であるが故の文章が可笑しい)それでも何かと動き回るのは、お人好しだからなんでしょう。
隠居を夢見る面倒臭がりなので、基本的に策謀など企てたりする野心はなく腹黒くもない。ひたすら巻き込まれているタイプのキャラです。
それにしてもヤエトの貧弱なこと。
やたらと死にそうになっています。倒れそうになっては、背負われたり、抱え上げられたり(あれ、これお姫様抱っこ?)、乗せられたり。
元々病弱なところに、一応倒れる原因のようなものがあるんですが、ここまで貧弱な主人公というのは見たことないような(笑)
そんな個性的な主人公もさることながら、周りのキャラたちも魅力的で、会話の一つ一つだけでも、読んでいてクスクスと笑ってしまいます。
私は皇妹と皇女の騎士団団長の二人の関係に興味があるな(どっちが、強いんだろ)
お話は壮大な世界観を見せながら、この上下巻はまだその世界の一端を見せているといった感じで、続編が楽しみです。

翼の帰る処(ところ)〈上〉 (幻狼ファンタジアノベルス)翼の帰る処(ところ)〈上〉 (幻狼ファンタジアノベルス)
(2008/10)
妹尾 ゆふ子

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翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)
(2008/11)
妹尾 ゆふ子

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  • 2009
  • 01/04
  • Sun

「ブラン・マントー通りの謎」 ジャン=フランソワ・パロ著

読感です。

「ブラン・マントー通りの謎」 ジャン=フランソワ・パロ著

イギリスとの戦に明け暮れていたルイ15世治下のフランス。
ブルターニュから上京し、パリ警察総監の下で見習い警視を務める若きニコラ青年は、ある警視の失踪事件の担当を命ぜられ困惑していた。
なぜ経験もない自分が任命されたのか?
悩みつつも捜査を開始したニコラだが、失踪事件はやがて陰惨な殺人事件へ、そして王宮をもおびやかす一大事へと発展する・・・・。
18世紀のパリを鮮やかに描いたフランスの人気シリーズ登場!

世間知らずで、妄想癖があり、くよくよ悩みがち。
そんなちょっと頼りない、でも正義に燃える若き警視(見習い)が、18世紀パリ裏通りを駆けまわり、おぞましい殺人事件の謎を解く!


↑本の内容紹介から。

青い文字の紹介文に思わず心揺さぶられ(何?)買ってしまった本書。
どうにも、私の中でイメージが先行しすぎた感が……。
思ったほど、妄想爆発といった感じではなかったかな(妄想爆発なんて、一言も紹介文には書いていないし!)
ニコラは田舎から上京してきたので、確かに世間知らずなところもあります。
それでいて恋に夢見ているうぶなところも(でも、ちゃっかり別の愛人を作っている……というと語弊があるような気がしますが)
まあ、やたらと感激屋なところは可愛いかなと思わなくもないです。
できれば、ニコラの一人称で書かれていたらなー。夢想していたとか、三人称なのでどうにも説明的な感じがしてしまいました。
殆ど、ニコラに寄り添ってお話が進行していくので、一人称でも良かったんじゃないかな(いえ、これは完全に一人称好きの、私の好みの問題でしょうが)

そんなニコラが警視の失踪事件を追いかける。
上の紹介文にあるように、事件は入り組んで、思わぬ展開を見せて行きます。
ただ、私の想像していたところに落ち着いたので、びっくりというほどのびっくりはなかったですが……。
ミステリとしては丁寧な方だと思います。

それよりも、舞台となる18世紀の様子が実際にこの目にしているような、描写の細かさ。
カルナヴァルで騒ぐ街の賑やかさやモルグの陰鬱さなど、臭気を感じるほど細かく描写されています。
特に食べ物の描写に力が入っているような(料理の手順まで書いてある!)
当時の衣装も、ふむふむ。
他、実際に歴史上の人物を出してきたり(後にルイ16世を処刑したサンソンとか、ポンパドゥール夫人など)
作者はこの時代の歴史を専攻していたようなので、本当に細かく描かれています。時代物の参考資料として手にとっても良いのではないかな。

ブラン・マントー通りの謎 (ランダムハウス講談社文庫)ブラン・マントー通りの謎 (ランダムハウス講談社文庫)
(2008/11/10)
ジャン フランソワ パロ

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  • 2009
  • 01/03
  • Sat

「バッキンガム宮殿の殺人」 C.C.ベニスン著


「バッキンガム宮殿の殺人」 C.C.ベニスン著

女王陛下が使用人の死体を発見した!―メイドのわたしは事件の真相を密かに探るよう命じられ、被害者がつい先日も女王陛下の居室近くで目撃されていたという事実を知る。そんな畏れおおいところでいったい何をしていたのか?やがてこの壮麗なバッキンガム宮殿の中に隠れていた、複雑な人間関係が明らかになるが…小粋なメイド探偵ジェイン・ビーの活躍を描く、英国ファン御用達ミステリ。カナダ推理作家協会賞受賞作。

↑本の内容紹介から。

カナダ人の女子大生ジェインはヨーロッパを留学していましたが旅費を使い果たして、イギリスの親類の元へ身を寄せて、働くことに。
その先が英国の女王陛下が住まうバッキンガム宮殿のハウスメイド(掃除係)。
その彼女が、女王陛下と共に死体を発見したところから、陛下から内密に事件を探るように命じられるという面白い設定です。
舞台となるのは1990年代で、王室スキャンダルで騒いでいた頃。実際に起こったスキャンダルを話の種にしてお話の中にまじえながらも、全くのフィクションで展開されるミステリです(フィクションですよ!)
ただの従僕の鬱からくる自殺と思われていたところが、伯爵家の推定相続人だったりと事件は思わぬ広がりを見せ、ジェインは女王と意見交換をしつつ、事件を解いていきます。
ここに描かれる女王が何というか、魅力的なおば様と言いましょうか。
威厳を保ちつつ、だけど偉ぶっていない。身近さを感じ、温かいというか。
事件の謎解きの場ではいわゆる「犯人はあなた」を女王がやる。
そこでも、いい味を出しています。
設定が面白く、ミステリとしても丁寧な感じで楽しめました。
ただ、読後の余韻が少しあっさりとしているというか……。
本を閉じたら、終わりといった感じ。
この本の前に読んだのが、読後も感情を引きずられるような作品だったので、物足りなさを覚えたかな。
ジェインの恋のお相手(恋愛らしい恋愛はない)も、何だか影が薄くて……多分、次作には出てこないだろうなと。

バッキンガム宮殿の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)バッキンガム宮殿の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2005/02)
C.C. ベニスン

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