ブログランキング
この瞳に映るもの この瞳に映るもの

カレンダー

01 | 2009/02 | 03
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

プロフィール

松原冬夜

Author:松原冬夜
「夜の夢」というサイトで小説などを書いています。
現在、ブライスさんに夢中。
写真は家のお人形さん
・マリア
(レッドデリシャス)
・アリス
(ユニバーシティオブラブ)
・ローズ
(モニークマニフィーク)
・ティナ
(セイディスプリンクル)
・リディ
(キスミートゥルー)
・ニーナ
(ミシャティビャーリュブリュー)
・ユリア
(ローシェックモルセー)
・カレン
(シャルロットデフルール)
・アメリア
(レジーナ・アーウェン)
・イザベラ
(ビアンカパール)
・ジュリア
(スコッティマム)
・エステル
(サリー・サルマガンディ)
*べべ
(メラニーユビークガール)
・メアリー
(ダークラビットホール)
・ソフィア
(ミンティーマジック)
・メロディ
(プレイフルレインドロップス)
・ルーシー
(デヴィデラクール)
・グリシーヌ
(アドアーズ・アナ)
・クラリッサ
(ホームスウィートホーム)
・ベアトリス
(ミュージカルトレンチ)

↓本館・夜の夢

↓ブライス写真ブログ

↓「彩」名義のお題サイト
88x31.jpg

Instagram

↓最近読んだ本など。
  




カテゴリー

ブログ内検索

  • 2009
  • 02/14
  • Sat

「ハゲタカは舞い降りた」ドナ・アンドリューズ著


ドナ・アンドリューズ著の「ハゲタカは舞い降りた」読了しました。

弟の作ったゲームが大ヒット。その勢いで弟はソフト会社を立ち上げたんだけど、社内で不審な動きがあるのでわたしに調べてほしいという。でもプログラマーは怪しい人ばかり。犬・猫・鳥・セラピストまでがオフィスをうろつき社内は大混乱。そんな折、猫がじゃれついたメールカートにマウスコードで絞殺された社員の死体が。弟が言っていたのは、このこと?!解決に立ち上がった素人探偵メグを笑撃の事態が襲うユーモア快作。

↑本の内容紹介から。

このメグシリーズでは、ヒロインの相手役であるマイクルに私は惚れこんでおりまして。
それ故に、彼がロケでカルフォルニアに行くことになったので、作中には出てこないと決め込んで、読むのを序盤も序盤で中断していたんですが。
現代には「携帯電話」という遠距離もなんのそのという、文明の利器があったわ!
作中でもマイクル出ているじゃないか!

ということで、読むのを再開したら。

笑う笑う笑う。
今までで、一番笑った。

相変わらず、マイクルは期待を裏切らぬ白馬の騎士ぶり(多分、人が期待するところと、私が期待するところは天と地との差があると思います)
そうして、メグ父や弟のロブの変人ぶりが、これでもかというくらい発揮されております。
もう、メグ父の歌声が聞こえてきそうだよ!
でもって、真犯人との対決は……震えが止まらない!(何の震えかは、読むとわかる)
他にも大勢、変人が出てくる出てくる。
久しぶりに、これでもかというくらいに笑いました。
何というか、元気を貰った。
暫く「アチョーーーーーッ!」って、思い出すだけで嫌なことを笑って吹き飛ばせそうです。

変人好きの人、ドタバタコメディ好きの人、とにかく笑いたい人にお勧めです!

ハゲタカは舞い降りた (ハヤカワ・ミステリ文庫)ハゲタカは舞い降りた (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2004/12)
ドナ アンドリューズ

商品詳細を見る

top↑

  • 2009
  • 02/08
  • Sun

「千年の黙 異本源氏物語」 森谷明子著

読感です。

「千年の黙 異本源氏物語」 森谷明子著

帝ご寵愛の猫、『源氏物語』幻の巻「かかやく日の宮」――二つの消失事件に紫式部が挑む。平安の世に生きる女性たち、そして彼女たちを取り巻く謎とその解決を鮮やかに描き上げた、大型新人による傑作王朝推理絵巻!

↑本の内容紹介から。

三部構成のお話です。
第一部は紫式部(藤原香子)が源氏物語の「桐壷」をほそぼそと書いている頃、彼女に仕える「あてき」という女童が動いて、式部が安楽椅子探偵的なポジションから、帝ご寵愛の猫が消えた謎を推理するというもの。

第二部は源氏物語には消えた巻があるという説を元にして書かれたフィクション。
式部が中宮に献上した十一帖の物語の内「かかやく日の宮」が消えていた。誰がその物語を握りつぶしたのかという謎に迫ります。
第三部は第二部の解決編とでもいいましょうか。

第一部では創作に悩んでいる式部が描かれていて、そんな彼女に共感したり。
家族を大事に思う式部にほんわかしたり。
夫である宣孝さまから情報を引き出すために、ツンとデレを使い分けたりする式部に、思わず、ツンデレと心の中で叫んだり。
第一部はあてきの初恋物語でもあって、岩丸を心配して奔走したりするところとか、可愛いなー、とほのぼのしたりしました。
式部やあてき(後に小少将)だけではなく、全体を通して、宣孝さまや忠義に厚い小侍従とか、中宮彰子様などなど、他にも味のある人物たちが沢山。
この本を読んでいると実際に「かかやく日の宮」という物語が描かれ、そうして握り潰されたように思わされる。
何というか、実際に千年昔の平安当時を目にしているかのようでした。
それは登場人物が実に生き生きと、魅力的に描写されていたからなんじゃないかな。
第一部と第二部、第二部と第三部の間では、数年の時が経過しているんですが。やはり当時の寿命は短いから、登場人物がなくなっていたりして、切なさを覚えてしまった。
それくらい、このお話に出てくる人物が好きでした。
源氏物語への興味をかき立てられたりと、読んでて実に楽しかったです。
充実した読書時間、ありがとうございました!


千年の黙―異本源氏物語千年の黙―異本源氏物語
(2003/10)
森谷 明子

商品詳細を見る

top↑

  • 2009
  • 02/05
  • Thu

「黒百合」 多島斗志之著

読感です。

「黒百合」 多島斗志之著

「六甲山に小さな別荘があるんだ。下の街とは気温が八度も違うから涼しく過ごせるよ。きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。一彦という名前だ」父の古い友人である浅木さんに招かれた私は、別荘に到着した翌日、一彦とともに向かったヒョウタン池で「この池の精」と名乗る少女に出会う。夏休みの宿題、ハイキング、次第に育まれる淡い恋、そして死― 一九五二年夏、六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす少年たちを瑞々しい筆致で描き、文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。

↑本の内容紹介から。

語り手である「私」の少年期を回想する形でお話は語られ、その合間に少年たちの親世代の話が挿入されて、そこには謎や事件があり、それが「私」の少年時代に関わって、また事件が起こる。
文章は洗練されているといいますか、余計な装飾がないから読みやすくて、ページは進みます。
ラスト、騙されたという感じもありました。
……でも、何だろう。全体的に何が伝えたかったのか、よくわからない印象を受けました。

ネタばれになるかも知れないので、反転

少年期の淡い初恋を描くなら……親世代のそれは必要なかった気がします。
謎で読んでいる人を驚かせたかったのなら、その謎が解けた瞬間の衝撃がないのも……物足りないというか。
あの謎が解けたところで、(読んでいる人にだけ解るという感じで)登場人物に対して何一つ変化をもたらすものではなかったら、それはエピソードとして必要ないのではと思ってしまいました。
関係性もそれで変化したという気がしないのですが(……私の読み込みが足らなかったのか)
そして、読んでいる人間に対しても、何か考えるようなきっかけを与えてくれるとも言い難く。

青春ものとしても、ミステリとしても中途半端な感じがしてしまったかな。
辻村さんの本とか読んでいたら、この作品は淡白に感じる。
後、戦中戦後という背景では、皆川博子さんの「倒立する塔の殺人」の印象が濃く、私の中に残っていて、この「黒百合」の描写は薄く感じてしまいました。
どちらかに焦点を絞っていれば、良かったような気がします。
タイトルの「黒百合」は……ああ、そういう意味でしたか。



黒百合黒百合
(2008/10)
多島 斗志之

商品詳細を見る

top↑