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松原冬夜

Author:松原冬夜
「夜の夢」というサイトで小説などを書いています。
現在、ブライスさんに夢中。
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  • 2009
  • 07/30
  • Thu

「月光亭事件」 太田忠司著

「月光亭事件」 太田忠司著

引退した名探偵・石神法全の後を継いで探偵事務所を営む野上英太郎の元に、ある日猫を連れた少年が訪れる。卓越した推理力を持つその少年・狩野俊介は、石神との出会いを契機に探偵を志していた。野上は彼を助手として、直後に舞い込んだ依頼―大病院の院長の妻に取り入り、一家の館に居座る奇妙な宗教家の正体を暴くこと―に乗り出すが。少年探偵・狩野俊介シリーズ第一弾。

↑本の内容紹介から。

昔に発売されていた本の新装版です。過去の本は読んだことはありませんが、イラストの可愛らしさに惹かれて手に取ったら、もう。
中身は本格推理小説です。でも、文章は読みやすく、サクサク読めます。一気読みしてしまった!
少年探偵の活躍が描かれていますが、視点は大人の野上さんの一人称によるものなので、大人でも十分に楽しめると思います。
名家の愛憎劇(そこまでドロドロしていませんが)大がかりなトリック、古い手鞠唄といった小道具を配置しながら、だけど何だろ。根底に凄く温かいものを感じました。
それは突然訪れた俊介君をすんなりと向かい入れた野上さんとかいった登場人物たちから感じる優しさかな。
普通、探偵志望といって現われた(一応、紹介があるわけだけど)少年をそうすんなり向かい入れるかな?と懐疑的になりましたが、よくよく考えれば名探偵と称される石神さんが何の当てもなく、俊介君を野上さんのところに預けるはずがない。
任せて大丈夫と感じたからこそ預けたのであって、同時に野上さんは石神さんが寄越した俊介君を一人前として受け入れた。
文章には書かれていないけれど、その信頼関係に気づいたら、もう何というか、この作品に魅了されていました。
子供が遭遇するには、事件が陰惨だけれど。
純真と言える俊介君という存在があることによって、事件を起こした人間の愚かさが際立ってくる。
何というか、俊介君の目に自分が映ることがあったなら、彼の目から逃げたくなるような恥ずかしい大人になっていたくないなと思いました。
純真な俊介君が可愛いし、彼の愛猫ジャンヌもいい!野上さんも包容力があって素敵だし、アキさんも好きだな~。
シリーズの続きが創元社から出るようなので、追いかけたいと思います。

月光亭事件 (創元推理文庫)月光亭事件 (創元推理文庫)
(2009/06/25)
太田 忠司

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  • 2009
  • 07/29
  • Wed

「トリニティ・ブラッド―Reborn on the Mars 嘆きの星」 吉田直著


「トリニティ・ブラッド―Reborn on the Mars 嘆きの星」 吉田直著

大災厄で文明が滅んだ遠未来。異種知性体・吸血鬼と人類の闘争が続く暗黒の時代―辺境の街イシュトヴァーンの支配者・吸血侯爵ジュラは、ロストテクノロジー兵器“嘆きの星”による人類抹殺の野望を巡らしていた。その情報を掴んだ汎人類機関ヴァチカンは、計画を阻止すべく、ひとりのエージェントを派遣した!存亡を懸けて闘う二つの種族を、壮大なスケールで描くノイエ・バロックオペラの決定版!―汝、目をそらすことなかれ。

↑本の内容紹介から。

荒廃した近未来を舞台に、貴族のヴァンパイアという設定が「吸血鬼ハンターD」を思わせましたが、孤高のDと違って、「トリニティ~」の方は組織でヴァンパイアと戦う感じかな。
第一巻では、人とヴァンパイアとの関係、主人公アベルと彼が属するヴァチカン、それに裏で戦争を引き起こそうと暗躍する組織、そこに巻き込まれたエステルという大きな物語の序章といった感じでしょうか。
続きが気になります。

ところで、アベルのボケはどこまでが素なんだろう?(こちらも気になる)
私的に好きなキャラは、カテリーナ様(冷静沈着、才色兼備の頼れる姐御系に見えます←凄い好みのタイプ)

トリニティ・ブラッド―Reborn on the Mars 嘆きの星 (角川スニーカー文庫)トリニティ・ブラッド―Reborn on the Mars 嘆きの星 (角川スニーカー文庫)
(2001/02)
吉田 直

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  • 2009
  • 07/25
  • Sat

読「死が二人を分かつまで 4」 前田栄著


「死が二人を分かつまで 4」 前田栄著

ヴァンパイアの王国である『根の国』へと赴いたミカエラたち。そこで『始まりの御方』ことリリスから聞かされたのは、ヴァンパイアと人間の起源の物語。そして盟約を破ったエリオットにリリスが与えた罰は、『命の実』によって人間に戻ったカールと戦うこと。リリスの裁定に、総てを失ったかと思われた『J.C.』だったが…!?やがて『根の国』にエリオットが到着した時、長きにわたるエリオットとカールの、最後の戦いが始まった―。前田栄がおくるノイエ・ヴァンピリズム。闇と光が織りなす物語が、ついにその幕を降ろす―。

↑本の内容紹介から。

全4巻、完結。
ヴァンパイアキャラが登場する小説、マンガは多い気がしますが、種の起源まで遡って書いている話は珍しいかな。
宗教と絡めたヴァンパイア設定は興味深く読めました。
カールとエリオットの決着は彼らの選んだ結末だったわけだけれど(カールはエリオットのことを理解したのかな?
全体的に楽しめましたが、若干説明不足な印象も。
コミックを読んでいたらわかる部分も小説だけ読んでいる人にとっては、説明不足と言われると思う。
私はコミックから入ったので、ヘンリーの変化や色々なことで、楽しめましたが。
(なので、この作品はコミック「クリムゾンクロス」と合わせて読むことを推奨します)
後、心理描写にももう少しページをとって欲しかった印象も。
必要最低限の描写といった感じなのが少し物足りない。
そのせいか『J.C.』が主人公の一人であるだろうに、置いていきぼりをくらっている節が。
ミカエラの方は終始、好感の持てるキャラで大好きです。特に、ウォルフとの関係が(笑)
「挫けるな、頑張れ!」と、声を上げて応援したくなります。
ラストは爽やかな感じで終わっていたのが良かったです。
その後の彼らの珍(?)道中を読んでみたい気がするのですが!

死が二人を分かつまで〈4〉 (新書館ウィングス文庫)死が二人を分かつまで〈4〉 (新書館ウィングス文庫)
(2008/08/09)
前田 栄

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  • 2009
  • 07/23
  • Thu

「矢上教授の午後」 森谷明子著


「矢上教授の午後」 森谷明子著

「矢上教授と誰もが呼び習わしているが、正確には教授ではなく、非常勤講師の身の上だ。ただし、七十年配で白髪に白髯という風貌は、世間一般が抱く教授のイメージにぴったりくる。
所属は生物総合学部。にもかかわらず、矢上の専門は、なんと、日本古典文学である。科学立国日本の未来を担う若者に、週三コマ、日本古来の教養を注ぎ込むのが矢上の使命なのだ。
場違いな学部の、今にも朽ち果てそうな研究棟の最上階の隅に、押しやられたように矢上教授の研究室はある。非常勤講師で、しかも生物総合学部には、まったくそぐわない専門分野のくせに、一応自分の研究室まで確保しているのだ。そんな、何か裏の権力に通じているように見えるいかがわしさがミステリアスであると、言えば言える。
そう、ついでに言えば、教授はミステリの蒐集魔である。研究室の書棚占拠率は教授の専門に関する分野が三割、あとの七割は古今東西のミステリである。」
とある八月の終わりの午後。大学は静かだった。ただ、五階建ての研究棟では、特に熱心な教授や研究生がちらほら、各々の学業にいそしんでいた。
やがて、上空を雷雲が覆って近くに落雷し、一帯が停電する。そして、嵐に閉ざされた研究棟の最上階で誰も見知らぬ男の死体が発見され、矢上教授は真相を追い始めるが……。

↑本の内容紹介から。

プロローグとエピローグの彼女視点がファンタジーっぽい感じで、プロローグを読んだときは「おや?」と首を傾げましたが、中身は紹介されている通り、ミステリでした。
けれど、血生臭い事件は起こっているものの、陰惨さはなく、午後のお茶の時間のお伴にしたいような軽めのミステリです。
(晩餐の料理のような本格なものではないです)
探偵役は白髪の矢上教授(実際には非常勤講師)で、彼の研究室の書棚は古今東西のミステリが占めているということで、思わず行ってみたいと思ったり(笑)
そうして私みたいにミステリに惹かれて、矢上教授のもとに夏休みに通い詰めている御牧咲(みまきえみ)という学生。
咲さんがてっきり助手を務めるかと思いきや、実際には別の人が助手になって、閉ざされた研究棟で発見された死体の謎を解いていきます。
現場に集まっている癖のある人物たちや矢上教授もろとも、もう少し濃いめのキャラでも良かったかな~(この辺は好みの問題)
後、矢上教授がミステリマニアという設定を生かすためにも、ミステリ談義があると良かった。
そうしたら、ミステリ好きの読者のニヤニヤ度が増すのではないかと(これも好みの問題かな)
「生物総合学部」ということで、動物の生態系といった環境問題に絡めつつ、洋菓子というより和菓子のようなしつこくない作品でした(←この辺の例えは、読んだ人ならわかってくれるかと)
ノートのような装丁のカバーも可愛い感じです。

矢上教授の午後矢上教授の午後
(2009/07/10)
森谷明子

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  • 2009
  • 07/19
  • Sun

「死の蔵書」 ジョン・ダニング著


「死の蔵書」 ジョン・ダニング著

十セントの古本の山から、数百ドルの値打ちの本を探しだす―そんな腕利きの“古本掘出し屋”が何者かに殺された。捜査に当たった刑事のクリフは、被害者の蔵書に莫大な価値があることを知る。貧乏だったはずなのに、いったいどこから。さらに、その男が掘出し屋を廃業すると宣言していた事実も判明し…古書に関して博覧強記を誇る刑事が、稀覯本取引に絡む殺人を追う。すべての本好きに捧げるネロ・ウルフ賞受賞作。

↑本の内容紹介から。

図書館通いしていた頃から気になりつつ、この間、古本で見つけたので購入。
あー、もっと早くに読んでいれば!
面白かったです。
ハードボイルド調という感想を見かけて、その手の小説を読んだことがなかったので、どうかなと思ったけれど、普通に主人公がクールでカッコいいと思った。
犯罪捜査に関しては猪突猛進な人だけど!
それでいて、本好き。いずれは、警官を止めて本屋になろうと夢を見ている。
そんなクリフの天敵とも呼べる犯罪者ジャッキーとの対決と掘り出し屋の男が殺された事件。
二つのことが核になって、クリフの一人称で進んでいきます。
(二つのそれは結局、交わったりしないんだけど、クリフが警察を止めて、本屋を始めるきっかけになる)
警官を止めたときは思わず「えっ?」と驚かされたり、最後まで「真相は、どうなんだろう?」と気になる展開に一気読みしてしまいました。
本好きさんには、たまらない古本に関する蘊蓄も興味深い。
(ただ、アメリカと日本の事情は異なると思うけど……でも、最近は「背取り」とか言われる人たちが日本にもいるような)
ただ本に関する部分に興味が持てない人には、その辺が饒舌に思われるかも。
私は蘊蓄が好きなタイプなので、がっつり楽しませて貰いました!

死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(1996/03)
ジョン ダニング

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  • 2009
  • 07/11
  • Sat

「薔薇の戴冠 クラシカルロマン」 華宮らら著


「薔薇の戴冠 クラシカルロマン」 華宮らら著

ヴィクトワール王国最大の貿易港を持つ都市カメリアパルク。唯一の肉親である母を亡くしたエタンセルは、領主バシュレ子爵家に身を寄せ穏やかな日々を送っていた。ところがある日、王宮から使者が訪れ驚くべき事実を告げられる。わたしが、次期王位継承者―!?父である国王の病と王太子の死。王宮には様々な思惑が渦巻いていて…。未来の女王エタンセルを待ち受ける試練と恋!王宮グランドロマン開幕。

↑本の内容紹介から。

「ルチア クラシカルロマン」をお書きになった作家さんの新作。
サブタイトルに「クラシカルロマン」とありますが、前作とは主人公や舞台となる国、時代が違います。
(でも、まったく無関係でもない)
一応、単品として読めますが、前作「ルチア」を読んでいると、「薔薇の戴冠」でのそれが、こう繋がるのかというのが、楽しめて良いです。

いきなり王位継承者となったエタンセル(エティ)の頑張る姿が、前作の主人公同様に好感。
応援したくなるその姿に、一気に読んでしまいました。
エティに心を寄せる男性陣もどちらも良かったけれど、前作でかの人が好みだったので、今作のそれにニヤリ。
政治経済の部分もしっかり描かれ、陰謀もあり。
ライトノベルにしては厚めですが、その分内容も充実していて良かったです。

薔薇の戴冠 クラシカルロマン (ルルル文庫)薔薇の戴冠 クラシカルロマン (ルルル文庫)
(2009/07/01)
華宮 らら

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ルチア―クラシカルロマン (ルルル文庫)ルチア―クラシカルロマン (ルルル文庫)
(2008/11/28)
華宮 らら

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  • 2009
  • 07/09
  • Thu

「ふちなしのかがみ」 辻村深月著



「ふちなしのかがみ」 辻村深月著

冬也に一目惚れした加奈子は、恋の行方を知りたくて禁断の占いに手を出してしまう。鏡の前に蝋燭を並べ、向こうを見やると……。子どもの頃、誰もが覗き込んだ異界への扉を、青春ミステリの旗手が鮮やかに描きだす!

↑本の内容紹介から。

「踊り場の花子」「ブランコをこぐ足」「おとうさん、したいがあるよ」
「ふちなしのかがみ」「八月の天変地異」の五編収録。

学校の七不思議、おまじないや占い、コックリさんなど、誰もが知っている怖い話に、いじめ、虐待、老人介護といった社会問題を織り交ぜた短編集。
ホラーというより、ブラック要素が強かった気がしますが、最終話の「八月の天変地異」でそれらの毒を内包して、癒してくれる――癒してくれるというより、毒に対して薬を処方してくれるといった感じかな(すみません、わけがわからん感想で)
順番通りに読めば、読後は決して後味は悪くないです。
良かったです!

ふちなしのかがみふちなしのかがみ
(2009/07/01)
辻村 深月

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  • 2009
  • 07/04
  • Sat

「骸の爪」 道尾秀介著


「骸の爪」 道尾秀介著

ホラー作家の道尾は、取材のために滋賀県山中にある仏像の工房・瑞祥房を訪ねる。彼がその夜見たのは、口を開けて笑う千手観音と、闇の中で頭から血を流す仏像。しかも翌日には、仏師の一人が消えていた。道尾は、霊現象探求家の友人・真備と、真備の助手・凛との三人で瑞祥房を再訪。数日後、さらに仏師が一人、工房の天井に血痕を残して消える。「二人はもう生きていない」と呟く先代房主。工房の誰もが口を閉ざす、二十年前の事件とは?それは呪われた仏像と、どんな関係が。

↑本の内容紹介から。

不可思議な現象にホラー的なものを最初想像しましたが、中身は本格推理小説でした。
(久しぶりに、こういう雰囲気の読んだ。昔はよく読んでいたけれど。読みながら島田荘司さんの「龍臥亭幻想」が頭の中によぎりました)

――からかわれていたのか。

という、文章が本の中にあり、読んでいるこちらが、からかわれているのかと思うような、作中の人物たちが重ねた勘違い。
だけど、その勘違いがドミノのように連鎖して、引き起こされた悲劇が切なかったです。

骸(むくろ)の爪 (GENTOSHA NOVELS)骸(むくろ)の爪 (GENTOSHA NOVELS)
(2008/10)
道尾 秀介

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