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松原冬夜

Author:松原冬夜
「夜の夢」というサイトで小説などを書いています。
現在、ブライスさんに夢中。
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  • 2010
  • 05/29
  • Sat

「ミスター・セバスチャンとサーカスから消えた男の話」 ダニエル・ウォレス著


「ミスター・セバスチャンとサーカスから消えた男の話」 ダニエル・ウォレス著

1954年アメリカ。
ある日突然、サーカス団から一人の魔術師が姿を消した。
ヘンリー・ウォーカー――黒人の魔術師だった。
謎の失踪について、そしてヘンリーの人生について、様々な語り手たち――
団長、奇体の団員、私立探偵――が各々に語りだす。
702号室で出会った魔術師のこと、彼と交わした「血の誓い」、「愛のマジック」、殺人、黒人ではないこと・・・・。
次第に見えてくる、ヘンリー・ウォーカーという魔術師とは。

↑本の内容紹介から。

黒人の魔術師ヘンリーが、サーカスから消えた。
大恐慌時代に財産をうしなったウォーカー家の転落、出会った魔術師、妹の喪失、黒人魔術師としての活躍や戦争、そして――。
彼の人生を数人の語り手たちが変わりながら語っていきます。
しかし、語り手が変わることで、事実だと思っていたことが少しずつぶれていく。
(内容紹介にあるように、割と早くに明かされますが、実は黒人じゃなく白人だったとか ←正直、カバーの内側でこれを見たとき、ネタバレじゃないかと思いましたが、驚愕は他にもありました)
何が本当で、何が嘘なのか。
(こういう翻弄されるお話、大好き!)
ヘンリーが辿った人生の悲哀が、胸を切なく締めつけながらも、お話がどこに転がるかわからない面白さがありました。
そうしながら、白人と黒人という、外見や思い込みで判断することの愚かしさをひっそりと訴えているような(これは私が感じ取っただけかもしれないけれど)お話でした。
良かったです。

ミスター・セバスチャンとサーカスから消えた男の話ミスター・セバスチャンとサーカスから消えた男の話
(2010/04/22)
ダニエル ウォレス

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  • 2010
  • 05/26
  • Wed

「狐闇」 北森鴻著



「狐闇」 北森鴻著

魔鏡を競り市で手に入れたことで、宇佐見陶子の運命は変わった。市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とす者が続出。陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。狡猾な罠を仕掛けたのは誰か。満身創痍の捜査行は日本の歴史の断層に迫っていく。

↑本の内容紹介から。

罠を仕掛けられ、鑑札を剥奪され傷だらけになりながらも、敵と戦う陶子さんの人間的内面が描かれていました。
決して敵に屈しないプライドと、だけど周りを巻き込むことへの恐れなどといった感情が、生身の女性として描かれているから、負けるながんばれと応援したくなる。
超合金出てきたような(?)那智先生が出ているから余計に、そう思うのかも(笑)
周りを巻き込みたくないという、そういった思いやりのある人として信頼できる一面があるから、陶子さんの下に仲間は集ったんだろうな。
そして集って出来上がったチーム冬狐堂は、豪華メンバーでした。
北森さんの他のシリーズの登場人物が登場し、陶子さんの仲間になっています。
(那智先生、越名さん。工藤マスターも顔見せしている)
後、一部、那智先生シリーズの「凶笑面」収録の「双死神」と、リンク(というか、同時進行?)しているところあります(合わせて読むといいかも)
今作は罠を仕掛けた敵を探りながら同時に、骨董品から、歴史的な謎へと迫っていています。

狐闇 (講談社文庫)狐闇 (講談社文庫)
(2005/05/13)
北森 鴻

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  • 2010
  • 05/23
  • Sun

「螺旋」 サンティアーゴ・パハーレス著



「螺旋」 サンティアーゴ・パハーレス著/

大ベストセラー小説『螺旋』の作者トマス・マウドは、本名はもちろん住んでいる場所すら誰にも明かさない≪謎≫の作家。
「なんとしても彼を見つけ出せ!」出版社社長に命じられた編集者ダビッドは、その作家がいるとされる村に向かう。
一方、麻薬依存症の青年フランは、盗んだバッグに偶然入っていた『螺旋』をふと読み始めるのだが……。

いったいトマス・マウドとは何者なのか?
2つのストーリーが交錯する時、驚くべき事実が明らかになる!

驚異のストーリーテラーが放つ、一気読み必至の長編小説。

↑本の内容紹介から。

謎のベストセラー作家を探しだす指令を受けた編集者ダビッドのメインストーリーと、麻薬依存症の青年フランのストーリーが交互に展開しながら進みます。
話の本題に入るまでが長かった気がしますが、登場人物の魅力からか、飽きませんでした。
地味に奥さんに頭があがらない、ダビッドのキャラが、この人が探偵役で大丈夫なの?と、やきもきさせられたり(笑)
実際、……ただの覗き間になっていたりね。
ただ、登場人物たちが抱える悩みや不安は等身大で(いや、麻薬中毒から抜けられるかどうかという悩みは、等身大とは言えないかもしれませんが……)、実在するような人物描写に、小説というより、そこに生きている人たちの人生を語り聞かさせれているような気になりました。
「偉大な物語は、ときに読者の人生すら変えてしまう」そんな感想を抱き、読後前向きな気持ちにさせてくれる本でした。
エステーバンとアリシアの夫婦が良かったな。

螺旋螺旋
(2010/02/27)
サンティアーゴ パハーレス

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  • 2010
  • 05/19
  • Wed

「ラ・パティスリー」 上田早夕里著

「ラ・パティスリー」 上田早夕里著

森沢夏織は、神戸にあるフランス菓子店〈ロワゾ・ドール〉の新米洋菓子職人。ある日の早朝、誰もいないはずの厨房で、飴細工作りに熱中している、背の高い見知らぬ男性を見つけた。男は市川恭也と名乗り、この店のシェフだと言い張ったが、記憶を失くしていた。夏織は店で働くことになった恭也に次第に魅かれていくが・・・・・・。洋菓子店の裏舞台とそこに集う、恋人、夫婦、親子の切なくも愛しい人間模様を描く、パティシエ小説。大幅改稿して、待望の文庫化。

↑本の内容紹介から。

単行本版は未読です。
ショコラティエ(チョコレート専門の菓子職人)のお話である「ショコラティエの勲章」を読んでいて、こちらの方も読んでみたかったので、文庫化に辺り購入。
かなり改稿されているみたいですが。

ミステリーや恋愛というより……うーん。
そのまま紹介文にあるようにパティシエ小説ですね。

新米である夏織さんと恭也さんを通して、パティシエと言っても色々な考え方があるのだなーと。
(これはどの職種にも言えることだろうと思いますが)
店に拘ったり、個人の可能性に拘ったり。
また、成長していく上で大切なことや洋菓子店の舞台裏を知れたり、全体的に甘さ控えめといった感じで、淡々としている印象でしたが、興味深かったです。
後、美味しい記憶は幸せな記憶なのかなと思ったり。
第七章は「ショコラティエの勲章」への布石といいますか(この辺、付け加えられているかな?)
「ショコラティエの勲章」と合わせて読むといいかもです。

作者さんのTwitterでは、来年にこの続編(ロワゾ・ドールが軸で、夏織さんが主役というわけではないようです)が出るらしいので、楽しみです。
「ショコラティエの勲章」も秋頃?文庫化するようです。
ラ・パティスリー (ハルキ文庫 う 5-2)ラ・パティスリー (ハルキ文庫 う 5-2)
(2010/05)
上田 早夕里

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ショコラティエの勲章 (ミステリ・フロンティア)ショコラティエの勲章 (ミステリ・フロンティア)
(2008/03)
上田 早夕里

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  • 2010
  • 05/15
  • Sat

「Dカラーバケーション インディゴの夜」 加藤実秋著


「Dカラーバケーション インディゴの夜」 加藤実秋著/

風営法の改正に合わせ、営業形態を変更させたclub indigo。カジュアルなカフェ風の二部を設け、若手ホストが接客を担当するようになる。他者に興味を持たないイマドキな若手ホストはトラブルを運んでくるし、渋谷警察署の豆柴は殺人事件に巻き込まれるし、開店以来一度も休んだことのない憂夜が突然休暇を取れば厄介で大きな問題が巻き起こる―。愛すべきホストクラブに集う、一風変わったホスト探偵団の活躍を描く、シリーズ最高傑作登場。

↑本の内容紹介から。

風変りなホストクラブのメンバーたちがドタバタと街を駆け抜ける(今回も走ってます)シリーズの第四弾。
前巻はホスト視点の話が中心となった番外編的な感じでしたが、今回はホストクラブの男前なオーナー昌さん(女性)のジェネレーションギャップに突っ込みを入れる一人称語りが戻ってきました(やっぱり、昌さん視点が一番だ)
そんな昌さんの、実は80年代大好きな趣向が明らかなったような本作は四編の短編連作。
全編を通して、何気に憂夜さんが目立ったような(私の思い込みかもしれませんが)
しかし憂夜さんって負けず嫌いなんだろうか。
(お茶に砂糖を入れられたところと、その後で思ったんだけど)
そして、ハーブは無農薬・有機農法の自家栽培ですかっ?(←思わずツッコミを入れたさ) 
憂夜さんの謎に近づいたような、さらに深まったような、本作でした。(笑)
新入りホストの手塚くんのキャラはいまいちピンときませんでしたが、その他の新キャラはインパクトあった。
スイーツ刑事(三話に登場)と、なぎさママと肩を並べんとする女傑(四話に登場)。他にもなぎさママ二号。
既存のキャラもまた……さすが新宿ナンバーワンホスト・空也さんは(四話に登場)、犬もたらし込むのか。
(四十三万円はオスだったのか……)
色々と笑いながら、楽しかったです。

Dカラーバケーション(インディゴの夜)Dカラーバケーション(インディゴの夜)
(2010/04/22)
加藤 実秋

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シリーズ既刊は文庫で出ています。
サクサクと読める、軽快なお話をお求めの方にオススメ。

インディゴの夜 (創元推理文庫)インディゴの夜 (創元推理文庫)
(2008/03/11)
加藤 実秋

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チョコレートビースト―インディゴの夜 (創元推理文庫)チョコレートビースト―インディゴの夜 (創元推理文庫)
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加藤 実秋

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ホワイトクロウ (インディゴの夜) (創元推理文庫)ホワイトクロウ (インディゴの夜) (創元推理文庫)
(2010/02/10)
加藤 実秋

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  • 2010
  • 05/11
  • Tue

「ふたつめの月」 近藤史恵著

「ふたつめの月」 近藤史恵著

契約社員からようやく本採用になった矢先、解雇をいいわたされた久里子。心から喜んでくれた両親の手前、出社するふりをしては日中ぶらぶらと暇をつぶす毎日を送っていた。ある日、偶然すれ違った元同僚の言葉に不審な点が――もしかして私、自分から辞めたことになってる? 近藤史恵版『隅の老人』第2弾。

↑本の内容紹介から。

「賢者はベンチで思索する」の続編となりますが、読んでなくても大丈夫かな。
三話構成の短編連作、日常の謎系……の範囲に入るミステリ。
(ハッキリとそう言いきれない部分もありますが)
前作は久里子さんが喫茶店でバイトしていた時の話です。
本作は就職してリストラされたところから始まっています。
リストラされた久里子さんの抱えている戸惑い。
前へ歩き出したいのに、どうしていいのかわからない迷いなどは、等身大で誰もが感じるところだと思う。
そこへの赤坂さんの言葉はじんわりと染みてきました。
第二話は久里子さんの恋愛が軸に話が進みました。
じれったさはあったけれど、読後、温かい気持ちになれました。
朴念仁と思ってゴメンよ、弓田さん。
全編通して、何よりもアンとトモ(二匹のわんこ)には和んだ。

人それぞれでしょうが私にとってこのシリーズは、赤坂さんの言葉や久里子さんの思考が、私の中でストンと隙間に入り込むようにハマる。
好きです。

最後にどこに行き着くか、ではなくて、ただその道を歩いていることを楽しいと思える。そうだったら、どんなにいいだろう。(P161より)

ふたつめの月 (文春文庫 こ 34-4)ふたつめの月 (文春文庫 こ 34-4)
(2010/05/07)
近藤 史恵

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賢者はベンチで思索する (文春文庫)賢者はベンチで思索する (文春文庫)
(2008/06/10)
近藤 史恵

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  • 2010
  • 05/08
  • Sat

「スコーレNo.4」 宮下奈都著


「スコーレNo.4」 宮下奈都著

自由奔放な妹・七葉に比べて自分は平凡だと思っている女の子・津川麻子。そんな彼女も、中学、高校、大学、就職を通して4つのスコーレ(学校)と出会い、少女から女性へと変わっていく。そして、彼女が遅まきながらやっと気づいた自分のいちばん大切なものとは…。ひとりの女性が悩み苦しみながらも成長する姿を淡く切なく美しく描きあげた傑作。

↑本の内容紹介から。

妹にコンプレックスを感じて、自分には何もないと思っている長女の麻子さん。
そんな麻子さんの、少女から大人へと変わっていく様を派手さはないけれど丁寧な心理描写で描かれていて、良かったです。
透明感のある文章は、しっとりと内側に染み込んでくる感じ。
就職し職場で戸惑いながらも成長していく後半も好きですが、少女の頃の初恋にふわふわと浮かれている部分が微笑ましくて、可愛かった。
初恋の顛末は、あうって感じですが(学生時代にはありそうな別離といいましょうか)
二度目の恋も、また。
一人立ちしてからの恋とか、そちらも恋愛小説が好きな方には注目かも?

余談ですが、この本の中には私が「蒼天の君」で書こうとしていたテーマみたいなものが詰まっていました。
書く前にこの本を読みたかったような気もしますが、読んでたら「蒼天の君」は書かなかったかもしれない。
自分の言葉で書くことに意味があったと思うので、書き終わってからこの本に出会って良かったと思うことにします。
文章が好みだったので、他の作品も読んでみたいと思いました。

第一印象で、北村薫さんの名前が浮かんだ。
(あくまで、第一印象ですが。北村さんが好きな方には、合うかも?)

スコーレNo.4 (光文社文庫)スコーレNo.4 (光文社文庫)
(2009/11/10)
宮下 奈都

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  • 2010
  • 05/05
  • Wed

「魔法使いの弟子たち」 井上夢人著

では、読感。

「魔法使いの弟子たち」 井上夢人著

山梨県内で発生した致死率百パーセント近い新興感染症。生還者のウィルスから有効なワクチンが作られ拡大を防ぐが、発生当初の“竜脳炎”感染者で意識が戻ったのは、三名だけだった。病院内での隔離生活を続ける彼ら三名は、「後遺症」として不思議な能力を身につけていることに気づき始める。壮大なる井上ワールド、驚愕の終末―。

↑本の内容紹介から。

アイディアの奇抜さが面白くて好きな小説家・井上夢人さんの新作は、致死率が高いウィルス感染から生き残ったら、超能力が備わっていたというお話。
「念動力」「千里眼」「××(← 一応ネタバレを考慮して、伏字)」といった後遺症を得た三人は、基本的には受け身です。
めぐみさんは、ウィルスの感染源となったことで、罪悪感を覚えているくらい。
そんな彼らは研究対象として、病院保護の下で暮らしながらも、世間と繋がるために、能力をテレビで公開する。
動物園の珍獣としてでもいい、受け入れて貰おうとしているところへ、事件が起こる。
(ネタバレを考慮して、反転→それは彼らが体内に保有したドラゴンウィルスの「生命防御システム」によるもの。彼らを害そうとするものを、意思と関係なく排除してしまう
周りが勝手に事態を大きくしていっている感じです。
この辺、お話は荒唐無稽なのに、警察の頭でっかち(面目保全のための融通の利かなさとか)妙に、現実的でした。
ラストは受け手に寄って印象が変わると思いますが、私は人類への警告ともとれる気がした。
SFが苦手なので、カタカナ用語を警戒していたんですが、すらすらと読めて面白かったです。

魔法使いの弟子たち魔法使いの弟子たち
(2010/04/02)
井上 夢人

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井上さんの著作には、「オルファクトグラム」も面白くて、オススメ!
(事故で警察犬並みの嗅覚を得た青年が、姉を殺した犯人を追う)

オルファクトグラム(上) (講談社文庫)オルファクトグラム(上) (講談社文庫)
(2005/02/15)
井上 夢人

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オルファクトグラム(下) (講談社文庫)オルファクトグラム(下) (講談社文庫)
(2005/02/15)
井上 夢人

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