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January February March April May June July August September October November December
2013(Fri)

「小鬼の市」ヘレン・マクロイ著

読感/翻訳小説

「小鬼の市」ヘレン・マクロイ著/

カリブ海の島国サンタ・テレサで、オクシデンタル通信社の記者として働くこととなったフィリップ・スターク。前任者の死をめぐる不審な状況を調べ始めた彼は、死者が残した手がかり―謎の言葉“小鬼の市”―を追いかけるうち、さらなる死体と遭遇する…。第二次大戦下の中米を舞台に、『ひとりで歩く女』のウリサール警部とウィリング博士、二大探偵が共演する異色の快作。

↑本の内容紹介から。

第二次世界大戦中カリブ海の島国で、無職でお金がなく下宿から追い出されそうになっているスタークは、新聞社に雇って貰おうとした矢先、記者が不審死を遂げたことを知ります。
彼は即座にアメリカの本社に電報を打って、自分を雇わないかと打診。
アメリカから記者を派遣するには時間が掛かるし、時勢が時勢ということでちゃっかり後釜に座る。
そうしたところ前任者の死が事故ではなく、他殺らしいとのことでそれを調べることに――と。
このちゃっかりと後釜に座ったスタークの視点で話は進むんですが、彼自身に謎が多い。
ライバル通信社の記者ミッチが疑うところには、海軍で不祥事を起こした人物ではないかというところ。
(このライバル記者ミッチのキャラもなかなか面白いです。
女性記者で軽視されがちである故か、上にのし上がろうと特ダネを掴もうとするしたたかなところもあれば、お節介というより、記者として未熟なスタークをフォローしてあげたりとか)
そんなミッチに疑われるスタークは、夜道で暴漢に襲われ柔術で絞殺されそうになるところを撃退(この辺りのアクションシーンが手に汗握って、なかなか読みごたえがありました)したり、妙に博識だったりと。
「あんたは一体、何者ですか?」という、事件の謎より、スタークの正体の方が気になった気になった。
その正体が知れた時は、もう、ね!
面白かったです!

小鬼の市 (創元推理文庫)小鬼の市 (創元推理文庫)
(2013/01/29)
ヘレン・マクロイ

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↓ウィリング博士シリーズはこちらがオススメ!
暗い鏡の中に (創元推理文庫)暗い鏡の中に (創元推理文庫)
(2011/06/21)
ヘレン・マクロイ

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↓未読でも問題なく読めましたが、長らく絶版だったものが新カバーで出ているようです。
ひとりで歩く女 (創元推理文庫)ひとりで歩く女 (創元推理文庫)
(1998/09)
ヘレン マクロイ

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ヘレン・マクロイのノンシリーズは、↓が好き。
殺す者と殺される者 (創元推理文庫)殺す者と殺される者 (創元推理文庫)
(2009/12/20)
ヘレン・マクロイ

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January February March April May June July August September October November December
2013(Tue)

増える。

人形。

コメント、ありがとうございます!
返信していますので、よろしければ覗いてくださいませ。
拍手も、いつもありがとうございますね!
このような時にか反応していませんが、励みになります。

まだ寒い日が続いていますので、お身体にお気をつけくださいませ。
花粉も本格化してきたような今日この頃ですね……。
今年はいつもの何倍とか(白目)
五月の中頃まで、花粉とお付き合いしなければならないので……今以上にサイトがていたらくになったら、どうしましょうか。
(考えたくない)

それはともかく、お人形さんにハマってからこちら、色々と増えてます。
おなごのお迎えはしていないけど、していないけど。
お洋服のための生地とか、ビーズとか、レースとか、撮影用の小物とか。本とか。えー。

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January February March April May June July August September October November December
2013(Sun)

「護りと裏切り 上・下」アン・ペリー著

読感/翻訳小説

「護りと裏切り 上」アン・ペリー著/

看護婦のヘスターは、友人のイーディスの兄であるカーライアン将軍が置物の甲胄の鉾槍に胸を突かれて死亡したと知らされる。当初は事故だと思っていたが、妻のアレクサンドラが夫殺しで逮捕される。義姉の犯行を信じられないイーディスに相談されたヘスターは、弁護士のラスボーン、元警官のモンクとともに真相を探るが…。ヴィクトリア朝ロンドンを見事に活写した傑作ミステリ。アメリカン・ミステリ賞最優秀伝統ミステリ賞受賞作。

↑本の内容紹介から。

護りと裏切り 下」アン・ペリー著/

夫殺しを自白したアレクサンドラ。しかし彼女は弁護士のラスボーンにさえ、犯行に至った真の動機を明かそうとはしない。アレクサンドラの絞首刑を食い止めるべく、モンク、ヘスターは粘り強く関係者に事情を尋ね続ける。そして中央刑事裁判所の法廷で明らかになる戦慄の事実とは…。歴史ミステリの大家が、英国の名家に巣くう忌まわしい秘密を緻密な計算によって描き尽くした雄編。

↑本の内容紹介から。

ヴィクトリア朝ロンドンを舞台にした、モンクシリーズの第三弾。
(ですが、過去シリーズのネタバレなど、ありませんのでこの作品からでも読めます!
住み込みの看護婦として働くヘスターは友人イーディスと会う約束をしていた日、前夜に兄が事故死したことを知ります。
英雄と目される将軍が階段から落ちて、飾られていた甲冑の鉾に貫かれての死。
しかし、事故ではなく殺人として将軍の妻が逮捕される。イーディスはそんなはずがないと、ヘスターに訴え、彼女は弁護士のラズボーンや私立探偵となったモンクと事件を調査していきます。
でも、自白したアレクサンドラは自分が嫉妬に狂って夫を殺したという。
調べてみれば見るほど、アレクサンドラが夫である将軍を愛していた様子もなければ、不倫を疑っていた様子もなく、また不倫していた事実もない。
犯人自白による真実味のない動機の奥に秘められた真相とは、何なの?
といった感じで、上巻は終わります。お話自体は大きく動くことはない上巻ですが、伏線やしっかりした時代描写に、人間描写は読み応えアリ。
そうして下巻の早くに明らかになった真相に「うわぁぁぁぁ」と衝撃を受けました。
(イギリスの、この時代でしか成立しない物語というか(動機)というか。
その真相に辿りつく過程でも、使用人社会といったものを丁寧に描いて、同じ使用人でも家庭教師が見る屋敷内の図と料理人が見ている屋敷内の図は違う。
そうして始まった裁判の行方も気になりと、最後まで気が抜けません。
当初、タイトルの「護り」は(子を守る)を指しているのかと思っていましたが、終盤で(家を守る)「護り」の意味を含んでいるのでは?と、解釈したり。
また、自分たちが手に入れた情報が全てと思い込み、訳知り顔で被告人を断罪する民衆(マスコミ)などは――現代でも見受けられるもので、色々と考えさせられ、読み応えがありました。
このシリーズ、今後とも翻訳お願いいたします。

護りと裏切り 上 (創元推理文庫)護りと裏切り 上 (創元推理文庫)
(2013/01/29)
アン・ペリー

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護りと裏切り 下 (創元推理文庫)護りと裏切り 下 (創元推理文庫)
(2013/01/29)
アン・ペリー

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↓前二作は絶版で品切れしたり、高騰化していたり。
翻訳本は入手できるときに入手しておかないと、なかなか切ないことに(苦笑)
見知らぬ顔 (創元推理文庫)見知らぬ顔 (創元推理文庫)
(1995/09)
アン ペリー

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災いの黒衣 (創元推理文庫)災いの黒衣 (創元推理文庫)
(1999/10)
アン ペリー

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January February March April May June July August September October November December
2013(Thu)

更新。

更新報告。

読み切り短編「彼女のはなし。」更新しました。

バレンタインの話でございます。
バレンタインやホワイトデー、ハロウィンやクリスマスといったイベントは、妙に張り切りますよね。
まあ、お話が作りやすいという、側面もあるので。
最近の、のろのろ執筆に比べると、サクサクと楽しんで書けました。
読む人が面白いかどうかは、わかりませんが!
(少しネタバレ?→作者はちょこまかと仕掛けを施したりして
その辺り、ちゃんと書けたかどうか、気になるところですが。
興味を持たれた方は、よろしければお付き合いくださいませ。

↓紹介文は、こんな感じ。

彼女のはなし。

二月十四日に春を迎える人もいれば、寒い孤独に涙する輩もいるだろう。男だけの話じゃない。
告白しようとする女の子にとっても、この日は重要だろうね。
丁度いい機会だから、薫子さんのバレンタインの話をしよう。


現代高校生の恋愛話……のはず、です。
ちょっぴり毒舌注意報、発令しておこうかな……(オイ)

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January February March April May June July August September October November December
2013(Mon)

手作り記録。

人形。

こそこそと、暇を見つけてはお人形さんのお洋服を作ってます。
ミシンも買っちゃったりなんかして!

一向に、上達する気配がないのが哀しいところ!

お花やワンピースは↓の本を参考に……。
(本とは微妙に、というか、かなり違ってますが……)
つまみ細工の本―小さな布からはじまる美しい世界つまみ細工の本―小さな布からはじまる美しい世界
(2012/12/04)
桜居 せいこ

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ドール・コーディネイト・レシピ〈8〉 プッペン ドリーム (Dolly*DollyBooks) (Dolly Dolly Books)ドール・コーディネイト・レシピ〈8〉 プッペン ドリーム (Dolly*DollyBooks) (Dolly Dolly Books)
(2010/01/25)
山本裕美子

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一番下のジャケットは着せようとしたら、袖がもげたという(えっ)
袖付けがまだ、上手くできません……。
帽子のてっぺんの丸いのは100円均一で包みボタンキットで作りました。
これが結構、簡単で面白いよー。

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January February March April May June July August September October November December
2013(Sat)

「霧の王」ズザンネ・ゲルドム著

読感/翻訳小説

「霧の王」ズザンネ・ゲルドム著/

孤児のサリーはとある館の下働き。館はあまりに大きく、いったい部屋がいくつあるのかわからないほどで、サリーは外の世界をまったく知らない。ある日サリーは、侍従が開く晩餐会の給仕をすることになった。着飾った客、贅を尽くした料理の数々。だが、その晩餐会はなにかがおかしかった。食後のカードゲームの最中、サリーの目の前で次々とプレーヤーが殺される。これは現実、それとも悪夢?地下に棲む奇妙な少年、叡智の龍と霧の王の不思議な物語、サリーに近づく灰色の男…。混乱するサリーに追い打ちをかけるように、奇妙な出来事が周囲で起こり始める。この館には怖ろしい秘密が隠されていたのだ。

↑本の内容紹介から。

ある館の下働きを勤めるサリーが主人公のドイツ発のファンタジー小説です。
プロローグでは、叡智の龍と養い子の物語が語られ、そこから本を読んでいるサリーの物語へと。
サリー孤児で大きな屋敷の厨房の下働きのメイド。
ある日、侍従が開く晩餐会の給仕係をすることになり――と。
この辺りは、働く少女の物語としても、なかなか良かったです。
(中盤以降、医者の手伝いになったりと。その辺りのがんばるお嬢さん的なお話は、好みです!)
そんなサリーが晩餐会で目にした殺戮、気を失い、目覚めたら給仕の仕事はしたようだけれど、目撃した惨事は何も起こっていなかったかのよう。
現実と夢の境界線もあやふやで、サリーと一緒に読み手も霧の中を手探りで読み進めるようお話でした。
状況がわからないサリーに語りかけて来る本。喋る猫たちとか、ファンタジー要素も面白かったけれど。
疑問に思わなかった日常の、ふとしたきっかけで気づく異常性とか、サスペンスちっくなところが、個人的には好みでした。
終盤の対決など、もう少し盛り上がっても良かったかなーと、思いますが。
なかなか面白かったです。
ライトノベル的なファンタジー好きさんにはちょっと向かないかもしれませんが、児童書系のファンタジー好きさんにはいいかな?

霧の王霧の王
(2012/12/11)
ズザンネ・ゲルドム

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06

January February March April May June July August September October November December
2013(Wed)

「ブラウン神父の無心」G.K. チェスタトン著

読感/翻訳小説

「ブラウン神父の無心」G.K. チェスタトン著/

ホームズと並び称される名探偵「ブラウン神父」シリーズを鮮烈な新訳で。「木の葉を隠すなら森の中」など、警句と逆説に満ちた探偵譚。怪盗フランボーを追う刑事ヴァランタンは奇妙な二人組の神父に目をつける…「青い十字架」/機械人形でいっぱいの部屋から、血痕を残して男が消えた。部屋には誰も出入りしていないという。ブラウン神父の推理は…「透明人間」。

↑本の内容紹介から。

「青い十字架」「秘密の庭」「奇妙な足音」「飛ぶ星」
「透明人間」「イズレイル・ガウの信義」「間違った形」
「サラディン公の罪」「神の鉄槌」「アポロンの目」
「折れた剣の招牌」「三つの凶器」

ブラウン神父の名推理を描く12編の短編集です。
名は聞いたことがあるものの、読んだことがなかったブラウン神父。新訳が出ていたので、いい機会と購入。
「大空のドロテ」瀬名秀明著で、著者のチェスタトンが、実にカッコいい役回りで登場したので、初読みチェスタトンしてみました。(笑)
そしたら、何、これ、凄く面白いんですけどっ!!!
第一話、とある泥棒(この怪盗フランボーが、アルセーヌ・ルパンを彷彿とさせるような人物で、ルパンファンとしたら、オッとなる)を追うフランスの警視。
そんな警視の前に、二人連れの神父が奇妙な行動をとる。
そうして追跡して見れば――と。
古い作品なので、ミステリをある程度読み慣れていると、何となく先がわかる部分もあったのですが、それでも
第一話から、第二話のある人物については「まさか」というところを突いてきたり。
短編なのにどれも読み応えがあって面白かった。
盗みを企んでは、現場で神父さんと遭遇し、邪魔をされ、いつの間にか友情を結んでいるブラウン神父とフランボー(笑)のキャラも面白い。
あと、色彩表現が豊かで、風景描写がイメージしやすい、訳文が凄く好みでした。

 森の千本の腕は灰色で、百万の指は銀色だった。濃い青緑がかった石瓦色の空には、星が氷のかけらのように寒々しく燦いていた。深い森に覆われて住む者もまばらなこの地方全体が、硬い大霜に凍りついていた。樹の間の黒い隙間 ~略~
(「ブラウン神父の無心」P310より)


他の作品も読んでみたいですが、出来ればこの方たちの訳文で読みたいなー。
今後の新訳展開に期待してます。

ブラウン神父の無心 (ちくま文庫)ブラウン神父の無心 (ちくま文庫)
(2012/12/10)
G.K. チェスタトン

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04

January February March April May June July August September October November December
2013(Mon)

おにゅー。

人形。

ドレスを買いました。
勿論、マリア姫とアリス嬢にです!

財布の事情で、一着しか買えませんでしたが!
そんなわけで、お披露目。

もう、可愛いよ~。

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January February March April May June July August September October November December
2013(Sat)

更新。

更新報告。

「秘密を閉じ込めて」、「響く鐘の音に」更新しました。

18話にして、かの御仁の名前が出た。
(前から決めていましたし、かの方の名前も決まっていますけど)
……何となく、出さずじまいでした。
名前が多いと、覚えづらいかも……という配慮は、まったくなかったのですが(←オイ)
今後の展開的に、関わって来るのか、な?

……もう、1話完結と言っていいのか、否か。
一応、お題を消化する形では、1話完結なんだよーと訴えつつ。
どこから読んでも、良い形で書いているつもりです。
続けて読んでいる人には、パズルのピースを拾い集める感じで……楽しめるだろうか?(悩)

更新ペースも、ペースなだけに、興味ある方だけ、お付き合いくださいな。

以下、1月の読書のまとめ。
本の感想、なかなか書けておりませんが(地味に忙しかったんだ)
また、ぼちぼちと。書けたらいいなーと。
「大空のドロテ」は、パスしますが(←)
(アルセーヌ・ルパンファンとして読んだけど……何も聞いてくださいますな
「ルピナス探偵団の憂愁」は文庫化再読で。一度、感想書いたので。

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