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January February March April May June July August September October November December
2013(Thu)

「アルモニカ・ディアボリカ」皆川博子著

読感/国内小説

「アルモニカ・ディアボリカ」皆川博子著/

18世紀英国。愛弟子エドらを失った解剖医ダニエルが失意の日々を送る一方、暇になった弟子のアルたちは盲目の判事の要請で犯罪防止のための新聞を作っていた。ある日、正体不明の屍体の情報を求める広告依頼が舞い込む。屍体の胸には“ベツレヘムの子よ、よみがえれ!アルモニカ・ディアボリカ”と謎の暗号が。それは、彼らを過去へと繋ぐ恐るべき事件の幕開けだった。『開かせていただき光栄です』続篇!

↑本の内容紹介から。

「開かせていただき光栄です」の続編になります。
事件自体は新しいものですが、前作の事件の真相に関わるネタバレ(まあ、ある人物の存在自体がね)がありますし、人間関係など色々考慮して、「開かせて~」を読んでから、こちらを読むのをお勧めします。
衝撃度も変わってきます!
(単行本「開かせていただき光栄です」を読んだ人も、文庫版に収録されている「チャーリーの受難」を読んでいた方がより楽しめるかと)
……そうして、書きたいことは山ほどあるのだけれど、ネタバレに触れずに感想を書くのが難しい(汗)
とりあえず舞台は前作から五年のロンドン。
前作の事件の傷を抱えるダニエル先生が泣かないようにと、距離をとっていた解剖室の元メンバーたちは判事の下で、犯罪情報などを載せる新聞を作り始めます。
そこへ広告を載せてくれとやって来た者の話を聞けば天使のような遺体が発見される。
再びダニエル先生と共に、アルたち解剖室のメンバーは現場へと向かう。
そこで出会った遺体は――。

これが前作を読んだ者にとっては衝撃の展開!
えええっ? ちょっと、どういうことですかっ!


現在進行形とある人物の回想とまたある人物の過去と。
そうして消えたあの人と。また過去の因縁と。
ページを捲る手が止められませんでした。
前作にあったユーモアも健在で、またキャラの魅力もより一層増して面白かったです!
アルに対抗心を燃やすアンが可愛い。そして何とか認められようとする最年少も。

アルモニカ・ディアボリカ (ミステリ・ワールド)アルモニカ・ディアボリカ (ミステリ・ワールド)
(2013/12/19)
皆川 博子

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開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)
(2013/09/05)
皆川 博子

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25

January February March April May June July August September October November December
2013(Wed)

お買い物。

人形。

三連休で肩の痛みも治まるかな?と思っていましたが、予想に反して……いまだ継続中。
どうにも、寒いのがいけないみたいな(冷湿布をしたら、物凄く痛くてですね……)
とりあえず肩こり解消のストレッチを始めてみたり。

痛みが治まるまでは、大人しくお布団なかで身体を温めながら本読んでようと思います。
温かいと、痛くないんですよね……(本に夢中になっているからかも知れないけれど)

年賀イラストとか……間に合いますかね(遠い目)

と、それはともかく。
我が家のお嬢さんたちに、新しいドレスが届きました!
一番に着せちゃうのはやはりマリア姫なのですが。
もう、この上品なドレスが似合うこと!似合うこと!

姫のお美しいお姿に、メロメロです。(親バカ)

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January February March April May June July August September October November December
2013(Sat)

「影を買う店」皆川博子著

読感/国内小説

「影を買う店」皆川博子著/

〈作家M・Mが常連の喫茶店に通う私が気付いた、この店の密やかな性戯とは?(「影を買う店」)〉他、いっさいの制約から解き放たれた皆川博子の真骨頂が堪能できる至極の21編。

これぞ幻想小説の極み!

「本書に収録されている作品は幻想、奇想----つまり私がもっとも偏愛する傾向のもの----がほとんどです。
消えても仕方ないと思っていた、小さい野花のような、でも作者は気に入っている作品たち。
幻想を愛する読者の手にとどきますように」----皆川博子

【収録作品】
「影を買う店」「使者」「猫座流星群」「陽はまた昇る」
「迷路」「釘屋敷/水屋敷」「沈鐘」「柘榴」「真珠」「断章」
「こま」「創世記(写真=谷淳志)」「蜜猫」「月蝕領彷徨」
「穴」「夕陽が沈む」「墓標」「更紗眼鏡」「魔王 遠い日の童話劇風に」
「青髭」「連祷 清水邦夫&アントワーヌ・ヴィオロディーヌへのトリビュート」

↑本の内容紹介から。

「鳥少年」「結ぶ」少女外道」など、文庫化された短編集が出ていますが「影を買う店」は最新の「連祷」が収録された、比較的近年の短編が収められた短編集です。
写真とのコラボやタイポグラフィなどといった、型に縛られない自由な表現力で綴られた幻想小説集、21編収録。
異形コレクションという幻想小説系の媒体に発表しているから、皆川さんの本領発揮と言いますか。(やはり長編は読みやすさを意識されているんだなと)
でもこちらの短編集では皆川さんの文章が、硬質かつ端麗で妖麗で美麗。好き好き。
解説では「結ぶ」を読んでからこの作品集を是非読んで欲しいとありましたように、「夕陽が沈む」辺りは「結ぶ」の系譜といってよい。
結末は幻想に流れるけれど「柘榴」などは戦時が舞台で、歌うことすらままならない当時の時代背景など、女学生の戦時物語としても読める。また長編作品である「倒立した塔の殺人」と通ずるものもあり。
「陽はまた昇る」も奥には戦争の悲劇が隠されていたりと。そして短編集「蝶」を思い出したりと。
写真とコラボするというところでは、写真や絵を元にして小説を書いた「ジムの真昼」「絵小説」などと、今まで読んで来た皆川さんの作品が色々と思い出されては、また読み返したくなったりと。
「魔王」は北欧神話をモチーフに「青髭」は童話をリライトしたりと。
皆川さんの文章で好きな童話を読めて、嬉しい。何と贅沢なことか!
「猫座流星群」「陽はまた昇る」「釘屋敷/水屋敷」「柘榴」「穴」「夕陽が沈む」「更紗眼鏡」「魔王」「青髭」が特に好きです。
とっても良かった!

影を買う店影を買う店
(2013/11/19)
皆川 博子

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結ぶ (創元推理文庫)結ぶ (創元推理文庫)
(2013/11/28)
皆川 博子

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蝶 (文春文庫)蝶 (文春文庫)
(2008/12/04)
皆川 博子

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倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)
(2011/11/17)
皆川 博子

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January February March April May June July August September October November December
2013(Wed)

「ボリバル侯爵」レオ・ペルッツ著

読感/翻訳小説

「ボリバル侯爵」レオ・ペルッツ著/

1812年、スペインに侵攻したナポレオン軍に対し、ラ・ビスバル市ではゲリラによる反攻計画が噂されていた。民衆から偶像的崇拝を受ける謎の人物ボリバル侯爵が、叛乱の口火を切る三つの合図をゲリラの首領に授けたことを察知した占領軍は、これを阻止しようとするが……。 『夜毎に石の橋の下で』のペルッツが、ナポレオン戦争中のスペインを舞台に、巧緻なプロットと驚異のストーリーテリングで読者を翻弄、ボルヘスが絶賛した幻想歴史小説。

↑本の内容紹介から。

ウィーンを舞台にした幻想歴史小説「夜毎に石の橋の下で」が良かったレオ・ペルッツの新刊が出るということで、飛び付きました「ボリバル公爵」。
お話はある人物の回想録が発見されたところから始まります。
ナポレオン軍に所属するドイツの連隊が壊滅したことが記されていて、これを著者が編集したという前書き。
そして回想録としてその連隊に所属していたヨッホベルク少尉の一人称で綴られます。
時代はナポレオンの勢力が拡大しつつある頃。舞台はスペインです。
(ナポレオンで、スペインで、何でドイツ?と思いましたが、その辺りは訳者あとがきで解説されていて勉強になります。但し、あとがきは最後に読む!
ゲリラを指揮するボリバル公爵が反乱への三つの合図を教える場面をある人物が目撃し、ヨッホベルク少尉たちは阻止するはずなんですが――これが、ねえ。

何故か、阻止するはずが……(じ、自分たちでその合図を出してんだけど!

という、ビックリするような展開に。
え? ええっ? こ、この人たち馬鹿なんじゃないの?
この見解は、訳者あとがきでもしっかり書かれていたので、私だけの感想ではない!

こうして肝心のボリバル侯爵は(不在)なのに、坂道を転がるように悪い方へ転がっていく。
ナポレオン軍のドイツ連隊が壊滅したのは、ゲリラを指揮するボリバル侯爵の不思議な力か、災いの中心にあって死ぬことが叶わない男の呪いか、恋に狂った男たちの愚かしさか?
(馬鹿じゃないかと思ったけれど。実際人間は、やっちゃいけないと言われていることをやってしまうような愚かさも持っているわけで)
これが妙に説得力ある感じで、グイグイと読まされました。
面白かったです!

ボリバル侯爵ボリバル侯爵
(2013/11/22)
レオ・ペルッツ

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夜毎に石の橋の下で夜毎に石の橋の下で
(2012/07/25)
レオ・ペルッツ

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06

January February March April May June July August September October November December
2013(Fri)

お買い物。

人形。

オークションで、新しいお洋服を入手しました!

可愛いー。
忙しくてなかなか自分でお洋服を作ってあげられないのが、残念ですが。
でも、可愛いから、良い!

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03

January February March April May June July August September October November December
2013(Tue)

手作り記録。

人形。

お人形さんのソックスを作りました!

リバティのニット・天竺生地で作りました。二種類です。
ニット生地は伸びやすいので、紙を敷いて縫います。
結構、手間が掛かる……。でも、前に作った時は失敗したものが、今回は失敗することもなく。
可愛くできました。

色々、検索して調べた秘訣は、縫ってから切る!
(二つ折りにして型紙の線を引いて縫い、そして縫いしろ部分を切る!)
と、難しかった作業が簡単!

でも、ハイソックスの丈だと簡単でも、ミニは難しそうですね……(今度、挑戦しますが)

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