ブログランキング
この瞳に映るもの この瞳に映るもの

カレンダー

07 | 2014/08 | 09
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

プロフィール

松原冬夜

Author:松原冬夜
「夜の夢」というサイトで小説などを書いています。
現在、ブライスさんに夢中。
写真は家のお人形さん
・マリア
(レッドデリシャス)
・アリス
(ユニバーシティオブラブ)
・ローズ
(モニークマニフィーク)
・ティナ
(セイディスプリンクル)
・リディ
(キスミートゥルー)
・ニーナ
(ミシャティビャーリュブリュー)
・ユリア
(ローシェックモルセー)
・カレン
(シャルロットデフルール)
・アメリア
(レジーナ・アーウェン)
・イザベラ
(ビアンカパール)
・ジュリア
(スコッティマム)
・エステル
(サリー・サルマガンディ)
*べべ
(メラニーユビークガール)
・メアリー
(ダークラビットホール)
・ソフィア
(ミンティーマジック)
・メロディ
(プレイフルレインドロップス)
・ルーシー
(デヴィデラクール)
・グリシーヌ
(アドアーズ・アナ)
・クラリッサ
(ホームスウィートホーム)
・ベアトリス
(ミュージカルトレンチ)

↓本館・夜の夢

↓ブライス写真ブログ

↓「彩」名義のお題サイト
88x31.jpg

Instagram

↓最近読んだ本など。
  




カテゴリー

ブログ内検索

  • 2014
  • 08/31
  • Sun

「怪奇文学大山脈 (1) (西洋近代名作選 19世紀再興篇)」荒俣宏編

「怪奇文学大山脈 (1) (西洋近代名作選 19世紀再興篇)」荒俣宏編/

双子の兄を救うために人心を惑わす妖女と対決する弟の苦悩を描く、神話的な恐怖とロマンティシズムに満ちた中篇「人狼」(クレメンス・ハウスマン)、列車で遭った異形の強盗、仮面について物語る謎の美女との出会いから、二転三転する恐怖が展開する「仮面」(リチャード・マーシュ)など、本邦初訳作を中心とした14篇に、編者による詳細なまえがき・作品解説を付す。

↑本の内容紹介から。

ヨーロッパの怪奇幻想小説のアンソロジーです。
まずは編者である荒俣さんがアンソロジーを編むにいったっての前置きから、怪奇小説が日本に届いた経緯。また、当時ヨーロッパでの小説雑誌の一巻前書きから知らないことばかりで、おおっーと唸る。
(この辺り「怪奇ミステリーはお好き?」と合わせて読むと、よろしいかと)
ドラキュラやカーミラなどで有名どころの吸血鬼小説も、それに先だって吸血鬼小説の鼻祖ポリドリの「吸血鬼」なんて、知らなかったです……。恥ずかしい。
また雑誌創成期は後の大物作家も無署名だったらしく「フランケンシュタイン」のメアリー・シェリーも初版は無署名で、娘可愛さから父親が実名入りの第二刷刊行を働きかけて、その名が知れ渡ったとか。
そういった背景なども興味深くて、実に面白い。
小説も本邦初訳なども含めた14編が収録され、あとがきではそれらの小説、著者についての詳細な解説がこれまた一作につき数ページと、実に贅沢な内容で。
怪奇小説好き、またヨーロッパ好きには堪らない内容でした。小説も面白かった。
お気に入りは「レノーレ」「人狼」「鐘突きジューバル」「使者」。
以下、簡単に。

「レノーレ」ゴッドフリート・アウグスト・ビュルガー著/
戦場に向かった恋人の帰りを待つ花嫁。戦は終われど恋人は還って来ず、嘆き悲しむ。そんなある夜、彼女の前に現れた恋人は花嫁を夜の彼方に連れ出して――。
バラッド風に綴れられたお話。東雲の紅の色が褪める頃――ってもう、最初の一文から好み。訳者は南條さんでした。ブラウン神父の新訳で、一読み惚れ(?)した方の文は、やっぱり好みだった。

「新メルジーネ」ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ著/
旅の途中に出会った美しい女性に心惹かれた「わたし」は奇妙な頼まれごとをされて――。
語り手が、ずごーく「あ゛あ゛あ゛っ?」と言いたくなるような自己中心的な奴で、こいつ地獄(比喩)に落ちればいいなーと思いながら読んでました(怪奇小説ですからね!)
まあ、語り手が過去のこととして語っている時点で、期待どおりにいかないことはわかっていたわけだけど。もう少し、痛い目にあってもいいんじゃないかと……。

「青い彼方への旅」ルートヴィヒ・ティーク著/
若い貴族の子息が、貴族としての生き方に嫌気を覚え家出する冒険譚と思いきや、その果て――。
本当はもっと長いらしいのを抄訳。(貴族が厭だったはずなのに、妖精の王になっている前半と後半の矛盾など。この辺は解説を読むとそうなのかと)
「フランケンシュタインの古城」作者不詳/
夜、古城に赴いた恋人たちは亡霊と出あう――。
小説と呼ぶにはテーマもオチもないような話ですが。解説を踏まえての収録で、当時の小説文化の背景を知るというような形。
「イタリア人の話」キャサリン・クロウ著/
イタリア人伯爵が語る、三百年前の祖先からまつわる幽霊譚。
(これ、前半で厭なオチをつけて終わらせても面白かったような)

「人狼」クレメンス・ハウスマン著/
旅人の美女に心奪われた双子の兄スウェン。弟のクリスチャンは彼女があやかしだと見抜くが、兄は聞き入れてくれず逆に嫉妬していると侮辱する。それでも兄を救おうとするクリスチャンの孤軍奮闘するお話。
命がけでスウェンを守ろうとするクリスチャンが、凄く切なくて。
これは凄く凄く良かったです。一読の価値あり!

「「モノスとダイモノス」エドワード・ブリュー=リットン著/
終始付きまとってくる男を殺せば――。怪奇小説では典型的なお話と言うか。
どれもこれも19世紀に書かれているのだから、今の時代では新しさはないわけですが。
書かれた当時の背景を改めて、考えて読んでみると、古典もまた面白い。

「悪魔のディッコン」ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ著/
財産管理で赴いた地で、幽霊に狂わされた男と出あうお話。

「鐘突きジューバル」フィッツ=ジェイムズ・オブライエン著/
求婚した女性に拒絶された男が、彼女の結婚式に呪いを仕掛ける。
この話が一番、悪魔的と言うか。怖かったです。怪奇小説だけれど、(現代でのストーカー問題などに通じるところもあり

「仮面」リチャード・マーシュ著/
幾つもの顔を持つ女の話。

「王太子通り(リュ・ムッシュー・ル・プランス)二五二番地」ラルフ・アダムズ・クラム著/
幽霊屋敷で起こった出来事。

「使者」ロバート・W・チェンバース著/
埋葬された遺骨が発掘されたなかに呪われた僧の遺骨も混じっていた。動かすのは不吉と周りが嫌うなか、迷信を信じないデックは僧の骨を掘り出してしまう。その日から彼の周りをまとわりつく蛾が――。
不穏な雰囲気にじわじわと呑み込まれるような、そんなところが怪奇好きとしては堪らない。

「ふくろうの耳」エルクマン-シャトリアン著/
地下洞窟にいた男が自殺した。その男が残した手紙に書かれていたのは――。
妄想か、それとも?
「重力が嫌いな人(ちょっとした冗談)」(『宇宙の呼び声』より)C・ツィオルコフスキー著/
幻想と言うより、SFっぽかった。


怪奇文学大山脈 (1) (西洋近代名作選 19世紀再興篇)怪奇文学大山脈 (1) (西洋近代名作選 19世紀再興篇)
(2014/06/28)
荒俣 宏

商品詳細を見る
NHKカルチャーラジオ 文学の世界 怪奇幻想ミステリーはお好き?―その誕生から日本における受容まで (NHKシリーズ)NHKカルチャーラジオ 文学の世界 怪奇幻想ミステリーはお好き?―その誕生から日本における受容まで (NHKシリーズ)
(2013/12/24)
風間 賢二

商品詳細を見る

top↑

  • 2014
  • 08/28
  • Thu

「チェシャーチーズ亭のネコ」カーメン・アグラ・ディーディ&ランダル・ライト著

「チェシャーチーズ亭のネコ」カーメン・アグラ・ディーディ&ランダル・ライト著/

のらネコのスキリーには秘密があった。ネズミが嫌いでチーズが好き。ある日、彼は英国一チーズがうまいと評判のパブ、チェシャーチーズ亭でネズミを獲るネコを探していると耳にする。まんまと店で飼われたスキリーは、すばらしく賢いネズミ、ピップと出会い、ある取引を交わすことにした。スキリーはパブの人間たちの前でネズミを捕まえてみせるが、陰で逃がしてやる。見返りに、ネズミたちは彼にチーズを提供する。次第にあたたかな友情がはぐくまれていくが、じつはネズミたちは英国の存続にかかわる秘密を抱えていて…。ネコとネズミの友情と、ヴィクトリア朝ロンドンを揺るがす大騒動!?個性豊かな動物たちと、大作家ディケンズらが活躍する、にぎやかで楽しい物語。

↑本の内容紹介から。

児童文学とYAで活躍する二人の作家と挿絵担当の画家による合作の、大人も楽しめる児童書です。
舞台はヴィクトリア朝ロンドン。
大作家ディケンズや彼の作家仲間たちも出入りするパブ、チェシャーチーズ亭。
英国一、チーズが美味いと評判のパブならばネズミも沢山いるだろうと舌なめずりする凶暴な野良猫ピンチの先手をうって、スキリーはチェシャーチーズ亭の主人の前で見事にネズミを退治してみせ、店に飼われることに。
だけど、このスキリーはネズミ(を食べる)よりも、チーズの方が大好き。その秘密を知ったチェシャーチーズ亭に住みついているネズミのピップと取引します。
このピップがまた賢いネズミで人間の言葉の読み書きができちゃう。
そんなネコとネズミの友情物語。
最初はなかなか受け入れられなかったネズミたちも、凶暴な野良猫ピンチもまたネズミ捕りのためにチーズ亭に飼われることになって、さあ大変。スキリーは「危ないぞ!」と忠告するも、ネズミたちはあまり本気にしない故に、迎える悲劇が!
少しずつ信頼を重ねていくも、ひょんなことからスキリーとピップの間に亀裂が入れば、またネズミたちが抱えている秘密のために女王様を巻き込んでの騒動が!と。
文字に動きがあったり、挿絵も素晴らしく、良かった。(ネズミ可愛いよ、ネズミ!)
個人的にはおしゃまな子ネズミのトゥーが一番のお気に入り!

「~おぬしは自分がしでかしたことを、しなかったことにはできん。過去の罪を罪として認識しないのはミミズやゴキブリのような下等な生き物だけだ。そして忘れるという選択ができるのは人間だけだ。わたしたち動物は考えもなく選択した行為の結果を背負って、生きていかねばならん」(p127)

チェシャーチーズ亭のネコチェシャーチーズ亭のネコ
(2014/07/22)
カーメン・アグラ・ディーディ&ランダル・ライト

商品詳細を見る

top↑

  • 2014
  • 08/25
  • Mon

「堕ちたる者の書―パラディスの秘録」タニス・リー著

「堕ちたる者の書―パラディスの秘録」タニス・リー著/

ヨーロッパ、幻想の魔都パラディス。そこに織りなされる“三色”の物語たち。吸血鬼譚「紅に染められ」、サタニスムを描く「黄の殺意」、魔道士の遍歴を語る「青の帝国」。前作「幻獣の書」と対をなし、退廃的なエロティシズムと両性具有への憧憬を濃厚に漂わせる傑作中篇集。

↑本の内容紹介から。

「幻獣の書」に続く(とはいえ、多分「堕ちたる者の書」が原書では先。翻訳は「幻獣の書」が先に出ていますけど)、
ヨーロッパの架空都市パラ・ディスを舞台にした幻想怪奇作品集です。
「紅に染められ」「黄の殺意」「青の帝国」の中編三編収録。
「幻獣の書」の感想に書きましたように、パラ・ディスという都市を舞台に幻想的な物語を紡ぐ――という以外は、時代もバラバラなので、どの話から読んでも大丈夫。
(同じ都市、時代の前後で、通りの名前やある人物の名前が出てきたりしますが、お話が繋がるというよりは、背景的なものなので)
「紅に染められ」
詩人のアンドレは道すがら、通りかかった男にある指輪を託される。その持ち主は男爵夫人アントニーナではないかと、その持ち主に惹きあわされたアンドレは夫人に惹かれ、紆余曲折の末に結ばれたが直後、夫人が死に、彼の前にアントニーナそっくりの兄アントニーを名乗る青年が現われ、アンドレに決闘を申し込み――。
ネタバレ反転→相手によって性別が変わる、結ばれては死して殺され、蘇っては復讐を果たすという延々と繰り返される吸血鬼たちの愛憎劇
「黄の殺意」ジュアニーヌは義父に犯され、家を出る。都市へと向かい、唯一信頼していた弟のピエールに助けを求めますが、信じて貰えずに傷ついた彼女は尼僧院に身を寄せます。神を信じられない彼女は、男装し夜毎、極悪非道の行いを繰り返す。
しかし、病に倒れた後、尼になった彼女は疫病はびこる都市で救済を――。
「男」に裏切られたジュアニーヌにとって「男装」しているときは、「悪」。女のときは「善」だったのかな、と。堕天使ルシフェルがモチーフになっているところからも、聖と悪、二面性をテーマにしていたのかな
「青の帝国」
新聞に記事を書いている女性記者、ある日男に声を掛けられて。そうして巻き込まれたのは、古代魔術師の呪い――。
三編収録の中では「黄の殺意」がやはり印象的でした。
とはいえ、どの話もどこへ転がっていくのかわからない面白さがあって、どれも良かったです。
「幻獣の書」が中世(もしくは近世)から、古代であったのなら、「堕ちたる者の書」は中世から近代と。
時代が違ってくるので、このお話はこの時代がモデルかな?と歴史にあてはめて読むのもまた一興かと。

堕ちたる者の書―パラディスの秘録 (角川ホラー文庫)堕ちたる者の書―パラディスの秘録 (角川ホラー文庫)
(1994/10)
タニス・リー

商品詳細を見る
死せる者の書 (創元推理文庫)死せる者の書 (創元推理文庫)
(2014/08/21)
タニス・リー

商品詳細を見る
狂える者の書 (パラディスの秘録) (創元推理文庫)狂える者の書 (パラディスの秘録) (創元推理文庫)
(2014/09/29)
タニス・リー

商品詳細を見る
幻獣の書―パラディスの秘録 (角川ホラー文庫)幻獣の書―パラディスの秘録 (角川ホラー文庫)
(1994/04)
タニス リー

商品詳細を見る

top↑

  • 2014
  • 08/24
  • Sun

読中ー。

今月のお目当て本、第一弾といいますか。
「逃げる幻」読了。
ヘレン・マクロイは巧い!
現在、「スペシャリテには罠をひとさじ」読中ー。
巧い小説の後だと、ちょっと話の流れに躓きを覚えるものの、設定が面白そうで、期待感は高まります。

top↑

  • 2014
  • 08/22
  • Fri

雨。

大雨が大きな被害をもたらしておりますね。
皆様の地域は、大丈夫でしょうか。

こちらは昨日今日と、夜中と言うか朝方と言うか。
バケツをひっくり返したような大雨で、目が覚めました。
幸い、私の住んでいるところは(九州)水はけがよく、平地ですので、ご心配はいりませんが。
大量の雨が長時間続くと、不安になりました。
該当地の方々の心中、お察しいたします。
被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。
こちら」←の方で募金を受け付けているようです。
(僅かばかりですが募金させていただきました)
早く、元の日常が戻りますよう、お祈りしています。




top↑

  • 2014
  • 08/17
  • Sun

「幻獣の書―パラディスの秘録」タニス・リー著

「幻獣の書―パラディスの秘録」タニス・リー著/

舞台はヨーロッパのとある幻想の都パラディス。地方から学問を修めるために上京した青年ラウーランは、凋落貴族デュスカレの屋敷に下宿する。まもなく彼はこの不気味な屋敷で美貌の幽霊に出遭う。彼女の名はエリーズ・デュスカレ。誰もがその名を忌み嫌う。やがてラウーランを巻き込む奇怪な出来事の数々、その謎は遠くローマ時代にまで遡り、一族の呪われた運命が解き明かされてゆく…。幻夢的な作風で知られる著者が描く、美しくも禍々しい怪奇物語。

↑本の内容紹介から。

昔、子供の頃読んだことがあるというのだけは覚えていましたが、内容はうっすらとしか残っておらず。
この度、新刊が出ると言うので、「堕ちたる者の書」と合わせて再読。(「堕ちたる者の書」もまた後日、感想を書きたいと)
シリーズ物ですけれど、舞台となるパル・ディスという架空都市(ヨーロッパのどこか)を舞台にしているんですが、時代など色々なので、単品として楽しんでも大丈夫かと(こちらの二作は古書でしか手に入りませんし)

と、話を戻して。
お話は、勉学のためパラディスにやって来た青年ラウーランが没落した貴族屋敷に下宿を始めるところから、始まります。
そこで彼はある人物の存在を感知したものの、屋敷を管理する者たちは自分たち以外には誰も住んでいないという。
では、幽霊なのか――と、ラウーランは好奇心に駆られ、幽霊を探しだします。
そして、幽霊だと思われていた女性エリーズが語りだせば。
この本には、「緑の書」と「紫の書」が入っており、「緑の書」はラウーラン→エリーズ→ユダヤ人ハニナ→エリーズ→ラウーランと、章ごとに視点が変わり、過去へ遡りまた戻って来るという構成。
幽霊の正体から貴族一族にまつわる呪い、その発端へと過去へと遡り、段々と謎めいていたことが繋がって来るのが面白い。
そうしてエリーズが語る過去はデュスカレ家の花嫁として嫁ぎ、そこで引き起こした悲劇。
その悲劇の根源を描いているのが「紫の書」で、そこでまた綴られる悲劇は既に未来の「緑の書」で知っているだけに、なす術もなく繰り返される悪夢を見るかのよう……。
そうして再び「緑の書」に戻れば、またラウーランの身に――と。
もうこれは「悲劇」しかないだろうと思っていたところ以外にも「ハッピーエンド」だったのが、個人的は巧いなと。
お話の構成もですが、色彩表現豊かな文章がとっても、とっても好みでした!
大人になって、文章を味わうということを覚えた現在、再読して良かったです!

幻獣の書―パラディスの秘録 (角川ホラー文庫)幻獣の書―パラディスの秘録 (角川ホラー文庫)
(1994/04)
タニス リー

商品詳細を見る


表紙が出ないので、前に撮った写真を。
興味ある人は図書館か古本屋などで探してみて(もしかしたら、新刊本屋でも残っているかも知れませんが)

top↑

  • 2014
  • 08/14
  • Thu

読書。


現在、読中ー。まえがきから興味深くて、面白いです。
上下二段組みのボリュームで、現在半分ぐらい。
今まで読んだお話の中では、バラッド形式で綴られた「レノーレ」と、
双子の弟が兄のために孤軍奮闘する「人狼」がお気に入り。
「人狼」はホント、良いです。良いです。オススメ!

↓は今日届いた本。毎度のごとく、いつ読もう?


おまけ (かわい子ちゃんは心の栄養)


top↑

  • 2014
  • 08/13
  • Wed

「乳しぼり娘とゴミの丘のおとぎ噺」ラティフェ・テキン著

「乳しぼり娘とゴミの丘のおとぎ噺」ラティフェ・テキン著/

トルコ版『百年の孤独』といわれる中東文学の代表的傑作。郊外のゴミ処理場に住み着く人々と彼らが創りあげる幻想的でグロテスクな異界の物語を、ノーベル賞作家パムクと並ぶ実力派が描く。

↑本の内容紹介から。

トルコ版「百年の孤独」という触れ込みですが、残念ながら「百年の孤独」はいまだ、積読状態なので、どういう位置づけのお話かわかりません。
が、訳者の方がオルハン・パムクの「私の名は赤」の新訳版を手掛けられた方で、そちらの訳文がとても好みでしたので、訳文目当てで購入。
トルコのゴミの丘に出来上がった、風が吹けば吹き飛び様な一夜建て(一晩で建てられた掘立小屋のようなもの)の集落を舞台にしています。
特別な主人公などいない。いわばこの集落が主人公と言ってよいかと。
乳しぼり娘とタイトルにあるけれど、これは「女性」たちを現わしているのではないかなと(乳しぼり娘と称される人物は出てくるけれど、彼女一人の物語ということではないと私は思うのだけれど)
ゴミの丘に一夜建ての家が建てられるも、風で吹き飛ばされては、また違法建築なので、解体業者に潰される。
再び、ゴミの山になれば、そのゴミから家を建て直して――と。
丘の成り立ちから、それらの集落が定着し、発展していく様を集落を中心に綴られます。
そこに綴られているのは貧困に公害にDVなどと。
描かれているのは哀しくておぞましい事なのに、時系列をときには無視して語られるお話の、色とりどりのイメージの鮮やかさが現実感のない、夢のようでした。

~いつしかこの一帯は<花の丘の工場街>と呼ばれるようになった。さらに小さな繊維工場が加わって、<花の丘工場街>から青とか緑とか赤とかの鮮やかな排煙が立ち上がるに及び、<花の丘>の空は色とりどりの雲に彩られ、一夜建てには工場の雪と一緒に色とりどりの雨が降り注ぐようになった。
(P112)

訳者の方のあとがきでは、トルコ文学の実情などが語られ、政治色が濃いを語ることが難しいという。その辺り、オルハン・パムクの「雪」が何だか恋愛ものに落ち着いたことに「?」と感じていた部分に合点が言ったというか。
色々と、勉強にもなりました。
また、ここに書かれていることは遠い国の貧しさの一部分ではあるけれど。
日本の終戦後からこちら、こんな感じではなかっただろうかと想像してみたりすれば、おとぎ噺のような現実感のなさも、不意に冷たく沁みてくる。
読む人によって感じる部分はそれぞれに違うだろう、多彩なお話だったかと。

乳しぼり娘とゴミの丘のおとぎ噺乳しぼり娘とゴミの丘のおとぎ噺
(2014/07/17)
ラティフェ テキン

商品詳細を見る


わたしの名は赤〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)わたしの名は赤〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)
(2012/01/25)
オルハン パムク

商品詳細を見る
わたしの名は赤〔新訳版〕 (下) (ハヤカワepi文庫)わたしの名は赤〔新訳版〕 (下) (ハヤカワepi文庫)
(2012/01/25)
オルハン パムク

商品詳細を見る
雪〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)雪〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)
(2012/12/07)
オルハン パムク

商品詳細を見る
雪〔新訳版〕 (下) (ハヤカワepi文庫)雪〔新訳版〕 (下) (ハヤカワepi文庫)
(2012/12/07)
オルハン パムク

商品詳細を見る

top↑

  • 2014
  • 08/11
  • Mon

手作り記録。

台風、こちらは風が少し強かった程度でしたので、そんなに酷くないのかなと思っていましたら。
他の地域では雨が凄いことになっていましたね……。
(こちらは殆ど、雨が降らなかったもので……ネットに繋ぐまで、そんな酷いことになっているとは思いもせず)
皆様のところは大丈夫だったでしょうか?

↓そんなこんなで、昨日作っていたお洋服。
いつものワンピース型ですが。ヘッドドレスにチョーカー、カフスなども付けてみた。
スカートの裾に、同じ生地で作ったフリルをつけて(ヘッドドレスにも)
統一感が出て、凄く可愛くできたんじゃないかな―と(自画自賛)
これからも、このくらい頑張りたいです。はい。


top↑

  • 2014
  • 08/08
  • Fri

DVD。



DVDが届いたので、DVDマラソン中ー。
「ホワイトカラー」が面白いです。
FBI捜査官のピーターが可愛いです(オジサンだけどね!)
オススメです。
お財布に優しいコンパクトボックスで、追いかけています。コンパクトボックスは現在、シーズン3まで。

ホワイトカラー シーズン3 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]ホワイトカラー シーズン3 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]
(2014/08/06)
マット・ボマー、ティム・ディケイ 他

商品詳細を見る
ホワイトカラー シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]ホワイトカラー シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]
(2013/07/03)
マット・ボマー、ティム・ディケイ 他

商品詳細を見る
ホワイトカラー シーズン2 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]ホワイトカラー シーズン2 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]
(2013/07/03)
マット・ボマー、ティム・ディケイ 他

商品詳細を見る

top↑

  • 2014
  • 08/06
  • Wed

「沈黙を破る者」メヒティルト・ボルマン著

「沈黙を破る者」メヒティルト・ボルマン著/

大農場の陽気な赤毛の娘アルヴィーネ、その思慮深き兄ヤーコプ、がっしりした実業家タイプのヴィルヘルム、大きな水色の目をしたきまじめなハンナ、文学を愛するレオナルト、活動的で美しく聡明なテレーゼ…。1939年夏、共に過ごした幸福な時間は終わり、戦争が始まろうとしていた。不可解な殺人事件を追うひとりの巡査、50年の時をこえてよみがえる戦時下の出来事。ドイツ・ミステリ大賞第一位。気鋭の女性作家による静かな傑作。

↑本の内容紹介から。

1998年、ロベルトは亡くなった父の遺品の中に若い女性が写った古い写真を見つけます。
もしや昔の父の恋人なのでは?とそこに写った女性を捜そうとしたことから戦時の哀しい出来事を引きずり出して――というドイツミステリです。
ロベルトが写真の出所を辿っていく途中、女性ジャーナリストのリタと出会います。
失踪事件が絡んだこの人探しに、彼女はこれが記事として売れると直感し、父とは関係なさそうだと思ったところから調査を止めて欲しいというロベルトを無視して、独自に調査をすればある大物に突き当たった直後、何者かに殺されてしまいます。
これは過去の事件と関係があるのか?
お話はこれら1998年代パートと、1939年~1950年代の開戦から戦後数年の過去回想パートの二つから綴られます。
回想パートでは仲の良かった六人が、戦争が始まったことによって、恋情の行き違いから、嫉妬し引き裂かれと。
死が隣り合わせにある戦時下では、ちょっとた嫉妬も、人の命を喰らうという現実に息を呑まされます。
そうして語られた真実を前にすれば、ある人物のどこまでも自分本位な身勝手さが何とも言えない……。
「愛」を楯にすれば何をしても許される、なんてことはあるはずがないよね……!
ミステリとしては予測の範囲内に落ち着く、真相かも知れない。
けれど、じわじわと日常が。
大切な人々が、戦争によって奪われていくところに、平和の根底が揺らいでいる今、感じるものは多いかと。
戦時のこともあって、真相関連は重たいですけれど。
現代パートで事件を追うカール巡査の人柄が、良いです。猫との暮らしの一幕やら。
↓カール巡査のことを語る言葉。

~みんながいまの半分の速度で行動すれば、事件の発生数も半分になると言うのが彼の持論でね~(P44より)

沈黙を破る者沈黙を破る者
(2014/05/22)
メヒティルト ボルマン

商品詳細を見る

top↑

  • 2014
  • 08/04
  • Mon

読書のまとめ。


皆川さんのコレクション、第二期は時代小説を中心に集められるそうです。
幾つか、読んだ単行本もあるけれど、未読本もあるので集めるよー。

以下、読書のまとめ。
Huluの方で、映画を何本か。
恋愛ものが好きというわけではないのですけれど、時代衣装などを見るのが好きなので、ジェイン・オースティン原作のドラマを。
それ以外では「マルタのやさしい刺繍」が凄く凄く良かったです!オススメ!

top↑

  • 2014
  • 08/02
  • Sat

どしどし。

またどしどしと、本が積まれております。
うん、がんばって読むよ!



そうしながら、エコアンダリヤでお人形さんの帽子を編み編み。
作り方も知らないまま、適当に作ったら……まあ、ヨレヨレですね。
これは練習。これは練習。
次が本番よ!(本番で作ったものも、これと変わりなかったら……どうしよう?)

top↑