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松原冬夜

Author:松原冬夜
「夜の夢」というサイトで小説などを書いています。
現在、ブライスさんに夢中。
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  • 2014
  • 11/28
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「夫に出会わないためのToDoリスト」ケルスティン・ギア著

「夫に出会わないためのToDoリスト」ケルスティン・ギア著/

カティとフェーリクスは運命的な出会いで結ばれた幸せな夫婦。だが夫は忙しいうえ、カティと夫の家族や親友との相性は最悪、夫婦の間には隙間風が吹き始めていた。そんなときカティが出会ったのは、信じられないくらい素敵な青い瞳のマティアス。あっという間にひかれ合うふたり。なにもかも忘れてマティアスの胸に飛び込もうとしたカティだが、とんでもない運命のいたずらで、迫り来る電車の前に落ちてしまう。そして目覚めたのは…。恋愛、運命そして…タイムトラベル!人生をやりなおすチャンスを与えられたら?等身大のヒロインが幸せを求めて孤軍奮闘、右往左往。ドイツでカリスマ的な人気を誇る著者の、恋していてもいなくても、すべての女性必読の書。

↑本の内容紹介から。

「時間旅行者の系譜」シリーズが面白かった、ケルスティン・ギアの翻訳新刊です。
「時間~」がYA向けのタイムトラベルファンタジーだったのに対して、こちらは大人向けのラブコメです。
お話はプロローグとエピローグに、二人の男性の語りが入る他は、主人公であるカティの一人称で綴られます。
これが軽快で、楽しい。
主人公カティは三十代後半。夫のフェーリクスとは、彼の駐車していた自転車を車で潰してしまうという、運命的な出会い結婚して数年。
フェーリクスは医者で忙しく、また彼の親族友人とカティは相性が悪い。
そんな鬱屈と欲求不満で塵も積もれば的なところに、仕事で出会った素敵な男性が――と。
カティはどんどんマティアスに惹かれて、とうとう彼の元へと向かってしまう。
えっ? まさかの不倫話? と心配したところで、カティはホームから落ちて電車の前に。
そうして目覚めたら死後の世界――ではなく、フェーリクスと出会う前に。
この五年という設定がなかなかのポイントで、人生をやり直すにも中途半端。
でも、結婚していない状況だから(不倫話にならないから、読み手としても居心地の悪さを感じずに済む)、
フェーリクスを傷つけずに、マティアスとの恋路に障害はなし?ということで、カティはフェーリクスに出会わないようにしようと試みるわけです。
こう説明すると、カティってちょっと我儘?って思われがちですが、そんなことはなく。
やり直しの人生でやっていることはと言えば、親友の失恋の傷を最小限に防ごうとしたり、姉の散々だった結婚式を滞りなく進行するよう書けあったりと。
カティが自己中ではなく、行動が自分を含めた他人の幸せってところが良い。
お話は普通の女性の、等身大な奮闘記で安心して楽しめました。
(その分、「時間~」と比べると規模が小さいと感じるかもしれないけれど)
フェーリクスとの関係やマティアスとの恋の行方は、ネタバレになりそうなので内緒にしておきます。
訳者あとがきでは、代表作や最新作の情報なども語られていて、読みたい! 翻訳がでるといいな!

夫に出会わないためのToDoリスト夫に出会わないためのToDoリスト
(2014/10/22)
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  • 2014
  • 11/27
  • Thu

可愛い。

色違いのオソロが滅茶苦茶に可愛いです。
双子とかも、可愛いだろうなー。
と、撮った写真をニヨニヨ眺めていると、あっという間に時間が過ぎます。

え、もう、十一月も終わりっ?




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  • 2014
  • 11/25
  • Tue

すごく可愛い。

前に作ったフリルワンピース。
今回はベビーピンクで作ってみました。
袖を裏表に縫いつけたりと、まだまだ失敗するけれど。
何となく、袖の付け方のコツがわかったような(このお洋服に対してかもしれないけれど)

そうして、撮影方法を変えてみました。
どうしても夜に撮影するので、灯りが足りずフラッシュを使っていたけれど。
クリップランプを買ってみた。
ライトの位置など、これから試行錯誤していわけですが、これはいい。
すごく可愛く、撮れたよね!



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電球色を買ったけれど、今度↓も試してみたいな。
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  • 2014
  • 11/23
  • Sun

「さよならの手口」若竹七海著

「さよならの手口」若竹七海著/

探偵を休業し、ミステリ専門店でバイト中の葉村晶は、古本引取りの際に白骨死体を発見して負傷。入院した病院で同室の元女優の芦原吹雪から、二十年前に家出した娘の安否についての調査を依頼される。かつて娘の行方を捜した探偵は失踪していた―。有能だが不運な女探偵・葉村晶が文庫書下ろしで帰ってきた!

↑本の内容紹介から。

有能だけれど、不運な女探偵・葉村晶シリーズの新刊です。
何でも、十三年ぶりだとか。
私は多分、そんなに待っていないけれど。
そして前作の「悪いウサギ」がまあ、ブラックだったということしか覚えていない(オイ)
と、そんな感じなので、ちょっぴり心配していましたが。この話から読んでも全然、大丈夫!
(他作品のネタバレもないようです)
契約を結んでいた探偵社が店じまいして、現在探偵稼業休業中。
その間、知り合いに頼まれて古本屋(ミステリ専門店ですよ!)でのバイト中という、晶さん。
住人が亡くなった家の遺品整理の際に出てくる古書を引き取るお仕事中、その家の床をぶち抜き床下にあった頭蓋骨に頭突きし、入院――と、序盤からなかなかの不運ぶりを発揮!(スマホは壊れるわ、入院するわと)
しかし、まだメインの事件に入らぬうちから、一件事件を解決しちゃうから、凄いわ晶さん。
まあ、そんなこんなで入院した部屋で同室になった元女優に、二十年前に失踪した娘を捜して欲しいと依頼され捜査を始めます。
だけど、前に捜査していた探偵は消え、他にも消えている人間がいる。
依頼人の元女優にはある大物政治家との関係が――。
メインの事件捜査を進めるも、晶さんの周りではまたざわざわと騒々しく。
別の事件で警察に目をつけられては脅されるわ、またも入院するわ、スマホ台無しにされるわと。
(何回入院したでしょう?というクイズが出来そうですよ)
散々な目にあって、ボロボロな晶さんに同情しつつも笑いがこぼれる。
事件の真相はなかなかベビィですが
あと、ミステリ専門店でフェアを開催するとのことで、ミステリ本が沢山出てくるのがなかなかに嬉しい。
(巻末にはそれらの本についても触れられており、好きな作家が出てきたらテンション上がるし、つい一冊、釣られて本を買ってしまったりと)
ミステリ小説が好きな人にはオススメです。

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  • 2014
  • 11/22
  • Sat

本。

時間旅行者の系譜シリーズの著者、ケルスティン・ギアの「夫に出会わないためのToDoリスト」読了。
↑のシリーズと同じように、一人称の語りが軽快で、楽しかったです。
他、電子書籍で澁澤龍彦さんの「悪魔の中世」読了。
美術を通して悪魔を論ずるエッセイ。
紙の本は手に入らないみたいだけれど、電子なら入手可能というのはいいですね。
電子書籍はipod touchでアプリを利用して、アマゾンのキンドルとネット書店hontoを利用しています。
マンガはキンドルの方が読みやすいかな。小説はどちらでもそんなに変わらないかな。
(但し、ページをそのままスキャンしたタイプの場合、画面が小さい分、読みづらいこともあるので、無料サンプルで先にチェックするがよろしいかと)

前にブログでオススメしたような、していないような……。
服部まゆみさんの「この闇と光」がこの度、復刊。
解説は皆川博子さん!ということで、本持っているけれど買いました。

佳嶋さんの装丁画も素敵。



おまけ。
ブライスさんにクリスマスツリーを買いました。
丁度、ツリーと赤いワンピースがクリスマスカラーとなって、いい感じ?
(少し気が早いね)

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  • 2014
  • 11/19
  • Wed

「不思議屋/ダイヤモンドのレンズ」フィッツ=ジェイムズ・オブライエン著

「不思議屋/ダイヤモンドのレンズ」フィッツ=ジェイムズ・オブライエン著/

完全な顕微鏡を完成させた素人学者が、覗いてみた水滴の中に完璧な美をもつ女性を見出す「ダイヤモンドのレンズ」。ロボット物の古典として評価の高い「不思議屋」。独創的な才能を発揮しポーの後継者と呼ばれるオブライエンの幻想、神秘、奇想に富む8作を収録した傑作短篇集。

↑本の内容紹介から。

「ダイヤモンドのレンズ」「チューリップの鉢」「あれは何だったのか?」
「なくした部屋」「墓を愛した少年」「不思議屋」
「手品師ピョウ・ルーが持っているドラゴンの牙」「ハンフリー公の晩餐」

8編収録の短編集。
「怪奇文学大山脈 1」に収録されていた「鐘突きジューバル」の実に禍々しく、邪悪な感じがツボだったので、新訳が出ると聞いて楽しみに待っていました。
作家紹介を読んでみると、アイルランド育ちでロンドンに出るが、放蕩三昧の生活で遺産を使い果たし、
アメリカに渡って小説を寄稿しては贅沢暮らしの果てに貧窮――という。
何で作家の生涯に言及するかというと、その辺りが小説にも反映されている感じなんですよ。
表題作の「ダイヤモンドのレンズ」も顕微鏡の世界に魅せられ、素人ながらに完全な顕微鏡を作りだした男の顛末が描かれているんですが、オチがね。
この作中の男もまた、結果的に……(まあ、それ以前に、オイオイなことをやっちゃったりと)
本人は至極真面目なんだけれど、周りから見たら馬鹿やっているようにしか見えない現実っていうのはあるのでしょうね……と。しみじみ。
「チューリップの鉢」「あれは何だったのか?」は姉妹編というか。
屋敷で起こる怪奇譚。
起こる怪異に恐怖に戦くというよりは、むしろ積極的に関わっていく感じなのが面白い。
「なくした部屋」は今回収録されていたなかで、一番ツボでした。
暇つぶしに部屋にある家具の目録を作ろうと、部屋にある家具たち一つ一つの逸話というか、語り手の思い出話の描写が巧く。それ故に、その部屋を乗っ取った奇妙な集団、奪われた喪失に、ああっ……となる。
訳者さんも語っているように、傑作!
「墓を愛した少年」
両親から構われぬ少年は、とある墓に慰めを見出す――。
前に「世界堂書店」で西崎憲さんの訳で読んでいましたが、本書での南條さんの訳ではですます調の語り口で、これが童話っぽく、切なさを助長させるといいますか。
こちらの訳が私的にはツボで良かったです。
「不思議屋」はタイトルからは想像つかぬ、邪悪さ。解説を読めば、確かにと思うも。
関係ない人間を巻き込んでいる時点ではやはり邪悪。
だけど、たまにはこういう、暗黒小説が読みたくなるんですよね。
「手品師~」は中華もの。
「ハンフリー公の晩餐」は貧乏話。この辺も作家の経験からではないかと思うのだけれど、
このお話を読んでると作家は財産を使い果たし貧乏に陥っても……懲りてなかったんじゃないか?という疑惑が。
ともあれ、締めのお話はほっこり系で、一冊を読み終えた後味は悪くないです。
様々な味を楽しめる短編集でした。
「なくした部屋」「不思議屋」「ハンフリー公の晩餐」が特に好き。
他の作品も是非、読みたいです!
後、19世紀の知的背景(当時の文学や芸術など)が垣間見えるところも、面白かったです。

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  • 2014
  • 11/16
  • Sun

読書。

「怪奇文学大山脈1」に収録されていた「鐘突きジューバル」がツボだった、オブライエンの新訳が出たので、早速。
(東京創元社から文庫は出ているのだけれど、絶版で手に入らず)
こちらは八編収録でしたが、どれも面白かった。
読んだことのない作品が収録されている創元版も欲しいところ。

現在は「さよならの手口」を読中。
契約を結んでいた探偵社が店じまいをして、古本屋でアルバイト中の女探偵葉村晶が主人公のミステリ。
ミステリ本の古書店アルバイト中ということで、序盤からミステリ本のタイトルやら話が出てくるので、本好き、ミステリ好きとしてはウハウハです。



おまけ。
久しぶりにお洋服をお買い物。
オーバーオール。
可愛いお洋服を揃えがちですけれど、たまにはカジュアルなのもいいよね。
帽子は去年編んだもの。


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  • 2014
  • 11/13
  • Thu

「悪意の糸」マーガレット・ミラー著

二か月前に読んだ本の感想です……。
もっと早く書こうと思っていたんだけど、ずるずると。
もう書かなくてもいいかなと思いつつ、今年も残り少なくなって来たので、今年面白かった本などを上げるとしたら、これも入るかなと思いまして。

「悪意の糸」マーガレット・ミラー著/

不穏な空気をはらんだ夏の午後、医師シャーロットの診療所にやって来た若い女。ヴァイオレットと名乗るその娘は、夫ではない男の子どもを妊娠したという。彼女の“頼み”を一度は断ったシャーロットだが、混乱しきった様子が気に掛かり、その晩、ヴァイオレットの住まいへと足を向け…卓越した心理描写を武器に、他に類を見ないミステリを書き続けた鬼才による傑作、本邦初訳。

↑本の内容紹介から。

名前は翻訳ミステリ界隈では聞いていたけれど、読んだことがなかったミラー作品。
(名前は聞いていたので、古本などで何冊か買って積んではいる)
その本邦、初翻訳ということで、買ってみました。
ロマンチックサスペンスを意識された作品ということで、本来の作風とは若干異なる?のかな。
お話はとてもシンプルで、読みやすかったです。でも、盲点のつき方とか、さすがと思わせる部分もあって、面白かった。
お話は女医のシャーロットの診療所に、夫ではない男性の子供を宿した若い女性がやってきます。
彼女は助けて欲しい(ようするに堕胎して欲しいと)とシャーロットに願い出ますが、シャーロットは医師として彼女の頼みを断わります。
だけどやっぱり気になって彼女の元へ訪ねて行くと――。
その後、シャーロット自身が妻がいる男性・ルイスと恋仲で、その妻の主治医としても関係があることがわかってくる。
その関係が色々とシャーロット自身を後々、困った状況に追い詰めていったりと、ハラハラ。

先に書いたようにロマサスを意識しているので、ロマンス要素もありです。
個人的にはシャーロットを口説く刑事さんがツボでした。
いや、死体の話をしていたその口で、口説いたり。
どこまで本気なのかわかんない言動がね、ニヤニヤ。
そうしてミスリードで、この刑事さんにも疑惑の目が向けられたりと

「こんなに苦労するとは思ってませんでしたけどね。わたしはそうとうな楽観主義者だから。あなたがいっしょにこの町に来て、わたしに知力や魅力を披露する機会を与えてくれ、帰りはわたしへの愛に頬を染めたあなたと、初めから胸をときめかせていたわたしとが連れだって町へ戻る――そんな想像をしていたんですよ」言葉を切って、言い添えた。「そううまくはいきませんでした」(「悪意の糸」p185より)

ルイスはわかっていない。高い教養があるにもかかわらず、人がなんらかの感情を抱いているかどうかを、泣いたり笑ったりしているかどうかで判断する。(「悪意の糸」P14より)

このね、一文が読み終わった後に「ああっ!」と、個人的に膝を打ったと言いますか。
多分、本来のミステリ作品に比べたら、軽いのかもしれないけれど。面白かったです。
他の作品も読んでみたいと思いました。
とても読みやすいので、翻訳ものは苦手という人にもオススメです。

悪意の糸 (創元推理文庫)悪意の糸 (創元推理文庫)
(2014/08/29)
マーガレット・ミラー

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  • 2014
  • 11/09
  • Sun

日々。



ジェフリー・ディーヴァーの「ゴースト・スナイパー」と、有栖川さんの「怪しい店」読了。
現在は「ホワイトカラー」シーズン4のコンパクトボックスが出たので、DVD観賞中。

皆川さんの「猫舌男爵」の文庫本も届いた。単行本で読んでますが、そしてブログでも何度か書きましたが、
表題作の「猫舌男爵」がホント、面白可笑しくて、お腹が捩れるほど笑える。
オススメです!


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  • 2014
  • 11/03
  • Mon

「探偵ブロディの事件ファイル」ケイト・アトキンソン著

「探偵ブロディの事件ファイル」ケイト・アトキンソン著/

いずれはフランスに住みたいとフランス語の勉強に余念ない私立探偵ジャクソン・ブロディ。目下の仕事は消えた幼女捜し。34年前に3歳で姿を消したのだった(中年の変人姉妹の依頼―死んだ父親の家を片づけていたら、妹が消えた時に持っていたネズミのぬいぐるみが出てきたの!)、そして惨殺された愛する娘の殺人犯捜し(弁護士だった父親の依頼―彼の家は捜査本部のようで、現場写真、地図、タイムテーブル等々で胸が悪くなりそうだ)、消えた黒猫捜し(猫屋敷の老婦人の依頼―誰かがさらっていっちゃうんです)、キャビンアテンダントである妻の浮気調査(被害妄想気味の夫の依頼―こんな男があんなゴージャスな女をどうやってものにしたんだ?)、25年前、夫殺しでつかまった姉の、当時赤ん坊だった娘捜し(ある看護師の依頼―駄目なわたしの代わりに、お母さんになってあげて、と姉に言われたのに…)

↑本の内容紹介から。

奇妙な味わいの短編連作集「世界が終わるわけではなく」が面白かった、ケイト・アトキンソンが書いたミステリということで、翻訳されるという話を聞いてから、楽しみに待っていました!
お話は主人公であるジャクソン・ブロディに持ち込まれる事件の当時の様子というか、過去から入ります。
34年前に行方不明となった幼女とその姉妹、家族の話。
最愛の娘を殺された父親の話。
産後鬱で夫を殺してしまった女性の話――と。
日頃は妻の浮気調査や黒猫捜しなどで日々を過ごしている、元軍人で除隊後、警察官となり、今は早期引退して探偵をしながら、いずれフランスに移住し、禅のような暮らしをしたいと思っているバツイチで(そこそこイケメン?)ジャクソンの元に持ち込まれます。
まあ、何と言うか、最初は周りのアクが強くて、割と普通な主人公だなと思っていたんですが。
ジャクソンにとって別れた元妻に引き取られた8歳の娘が、もう心配で心配でしょうがない人で。
その心配っぷりが面白可笑しい。
先にも書いた通り、色々と他のキャラも立っていると言いますか、彼らの人生が割と描かれている。
本来、ミステリなら事件調査を中心に話が進むのが基本だけれど、
(ちゃんとジャクソンは調査などしています。その描写が全体的の割合として、他のミステリより少ない)
このお話はどちらかというと、それぞれの人生が語られ、そのなかで色々と読み手が答えを見つけていくといった感じかな。
一部の事件はジャクソンの預かり知れぬところで、真相が語られていたり。
多視点で綴られるので、読み手だけが色々把握出来ていたりする。
(ジャクソンに恋をあるアメリア視点。そうしてジャクソンの視点になれば、もう)

心配しすぎのジャクソンパパに、娘を失ったセオ、そしてアメリアたちの父親の真の姿――と。
様々な父親像があれば、そこに対となる母親像、娘像。
ジャクソン自身にも過去に辛いことがあって、多視点で交差するそれぞれの人生模様(過去を乗り越えての再生など)が、とても良かった。面白かった。
ミステリ好きな人も、謎解きには興味がないわという人間ドラマ好きな人もオススメです!

探偵ブロディの事件ファイル探偵ブロディの事件ファイル
(2014/10/22)
ケイト・アトキンソン

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世界が終わるわけではなく (海外文学セレクション)世界が終わるわけではなく (海外文学セレクション)
(2012/11/29)
ケイト・アトキンソン

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  • 2014
  • 11/02
  • Sun

読書のまとめ。

「探偵ブロディの事件ファイル」読了。面白かった!

そして今日もまた一冊、届く。


以下、読書のまとめ。
月始め、電子書籍のセールがあったのでマンガが多いですね。
何巻も続くマンガは置き場所も困るし、一話完結じゃないと、どうしても途中であきちゃうといいますか……
(ライトノベルにも言えることだけど)
そんなこんなで、好きな漫画家さん何本かの指を数えるほどしか読まなくなっていたけれど、久しぶりに。
「エマ」前から興味があったので、買ってみたんですが。
恋愛がメインのシリアスものは、書くのはいいけれど、読むのは苦手だと気づきました……(苦笑)
ミステリばっかり読んでいるしね。

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  • 2014
  • 11/01
  • Sat

読書。

「世界が終わるわけではなく」が面白かったケイト・アトキンソンの「探偵ブロディの事件ファイル」を読中。
どっちかというと文学よりの著者なので、ミステリではあるけれどちょっと違う。
登場人物の人生が細かく描かれて、事件を追う謎を追うといった感じは少ない(そういうシーンが少ないとはいえ、調査はしている)んですが。
登場人物それぞれの物語が、面白いよ!



そんななか、毎年秋のお楽しみとなっているディーヴァーさんの新刊が来ちゃった!
三連休はお天気も悪そうなので、読書三昧したいと思います。



おまけ。
イザベラさん。
ドレスを他のお嬢さんたちにも着せたいけれど、似合っているのでなかなか脱がせられない(笑)

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