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松原冬夜

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「倒立する塔の殺人」 皆川博子著

読感です。

「倒立する塔の殺人」 皆川博子著

戦時下のミッションスクールで少女たちに何が起こったのか? 少女が図書館で見つけた一冊のノート。表紙をめくると美しい蔓薔薇文字の「倒立する塔の殺人」というタイトルだけがあった。ここに小説を回し書きしていこうと決めた少女は…。閉鎖的、禁欲的な生活での少女たちの想いは微妙にねじれていく。濃密で緊張感ある学園ミステリー。

↑本の内容紹介から。

戦時下、ミッションスクールで起こった謎の死。それの謎を解くには一冊のノートがカギになるのではないかと。
ノートに書かれているのは女生徒の間で回され、記された手記と小説。
どこまでが本当でどこまでが小説かと惑わされる構成。
幻惑的なお話でありますが、戦時の厳しさなども描かれ(女性が女性に向ける「お姉さま」感情も、男性に思慕することが許されない時代背景を知ると、何だか深い)ミステリーとしてだけでなく、色々感じることがあり、楽しめました。
また、ラストのベー様の逞しさに、割とスッキリした感じで読み終えることができました。
後、読書欲や芸術への好奇心も刺激されるかな。
(「ミステリーYA!」のコンセプトが『このシリーズを読んだことをきっかけに、さまざまな分野への興味を広げてもらいたいと願っています』とのことですから、もうバッチシ影響受けました)
とりあえず、機会があれば「カラマーゾフの兄弟」を読もうとね、思いましたもの。
色々、引き合いに出されていましたし、探偵小説的な部分もあると書いてあったし(あんたの目的はそこか)

話はそれますが、「ミステリーYA!」のラインナップを見ると、すっごく読みたい作家さんの名前があるんですけど!
他、読んだことはない作家さんのご本でも、何だか読んでみたくなるんですけど!
(これは注目すべきレーベルだ)

倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)
(2007/11)
皆川 博子

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