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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「向日葵が咲かない夏」 道尾秀介著

読感です。

「向日葵が咲かない夏」 道尾秀介著


明日から夏休みという終業式の日、小学校を休んだS君の家に寄った僕は、彼が家の中で首を吊っているのを発見する。慌てて学校に戻り、先生が警察と一緒に駆け付けてみると、なぜか死体は消えていた。「嘘じゃない。確かに見たんだ!」混乱する僕の前に、今度はS君の生まれ変わりと称するモノが現れ、訴えた。―僕は、殺されたんだ。半信半疑のまま、僕と妹・ミカはS君に言われるままに、真相を探る調査を開始した。

↑本の内容紹介から。

「シャドウ」という作品で、ミスリードが巧い方だなーと思いまして、機会があれば別の作品を読んでみたいと思っていたところ、この本が文庫になっていたので購入。
……ちょっと、読み手を選ぶお話だなと思います、はい。
最初に犯人のような存在を明かされ、それを追い詰めていくお話かと思いきや、幾つもの嘘に翻弄されつつ人間の内面を抉りながら、辿り着いたラストは一見清々しそうに見えて……。

ネタばれになるのかも知れないので、反転。
歪なまま放置された感が……。サスペンスホラー(?)というジャンルにしては、恐怖に突き落とされるという落とし方ではなく、毒を飲まされたような読後

読後はあまり良いとは言えませんが……。
(オススメするなら「シャドウ」を推します。内容は重いですが、ミスリードの巧さとラストに希望を感じさせるところが人に薦めても大丈夫と思える。この「向日葵~」は直接、自分の手で取るか否かを決めた方がいい)
違和感を感じさせつつも、その違和感を「生まれ変わり」という設定で、読む者を混乱に陥れ、だけど、最後にすべてに整合性をつけることで「ああ、そういうことだったのか」と納得させるのはさすがと言いますか。
また、悪意と呼べるものから発端したわけではない、そんなところから生じた狂気が……果てしなく物悲しく、人が抱える弱さと言うか、狡さが生み出す「闇」は色々と考えさせられました。

他の作品も、また読んでみたいです。

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫 み 40-1)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫 み 40-1)
(2008/07/29)
道尾 秀介

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