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2008(Wed)

「火村英生に捧げる犯罪」 有栖川有栖著

読感/国内小説


読感です。

「火村英生に捧げる犯罪」 有栖川有栖著

京都で、30歳のエステティシャンが扼殺された。ほどなくして、大阪府警に「これは火村英生に捧げる犯罪だ」という文面の挑戦状が届く。一方、作家の有栖川有栖のもとには「先生に盗作されたと言っている人物がいる」との怪電話が……。気鋭の犯罪社会学者・火村英生と、ワトソン役の作家・有栖川有栖が登場する人気シリーズ。表題作含む短篇4本、そして携帯サイトに掲載された掌篇4本の計8本、本格ミステリーの旗手の精緻かつ洒脱な作品世界にどっぷりお浸かり下さい。

↑本の内容紹介から。
「長い影」「鸚鵡返し」「あるいは四風荘殺人事件」「殺意と善意の顛末」「偽りのペア」「火村英生に捧げる犯罪」「殺風景な部屋」「雷雨の庭で」の八編収録。
掌編から短編ということで、さくさく、読めました。
表題作は、火村先生とありますが、何気にアリスが活躍(?)している。
しかして、この作品内で森下刑事と茅野刑事の会話の中で、コケにされているシーンが……。
「いつも見事に外してくれますもんね、あの人」って、本当のこととはいえ、森下さんっ!(何気に酷いな)
が、がんばれ、アリス!
そうして、アリスはやっぱりロマンチストだわと思うエピソードにくすり。
「殺意と善意の顛末」の謎は直ぐにピンときましたが……これに気づく私って、やっぱり、腹黒なんだと自覚したり。
他「殺風景な部屋」でのアリスが――いついかなる時もダイイングメッセージが書けるようにしておかなくては、と。
「ミステリー作家とはいえ、アンタ」と読みながら突っ込み入れつつ、そんなアリスが大好きさ。
うん、この本はくすくすと笑える部分がちりばめられてあって、軽快に楽しめました。
推理小説って難しそうと躊躇している人には、お勧めかも。

火村英生に捧げる犯罪火村英生に捧げる犯罪
(2008/09/25)
有栖川 有栖

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