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2008(Thu)

「花の旅 夜の旅」 皆川博子著

読感/国内小説



「花の旅 夜の旅」 皆川博子著

新人賞を受賞後、作家としては芽のでなかった鏡直弘の元に、ある旅行雑誌の編集者から連作小説の依頼が舞い込んだ。花の名所を題材としたグラビア「花の旅」に小説を添えるというその企画に張り切って取り組んだ鏡は、撮影班の取材旅行に同行するのだが…。作家自身の覚え書と作中作を交互に配置して驚愕の物語を紡ぎあげてみせる幻の初期傑作『花の旅夜の旅』、皆川ミステリの最高作との呼び声も高い、甘美かつトリッキーな恐怖小説『聖女の島』。現代最高の語り部・皆川博子の、まさに完璧な二長篇を一挙に収録。

↑本の内容紹介から。

「花の旅 夜の旅」は、内容紹介にあるように、作中小説と作者のノートによって書かれた、長編ミステリー。
構成が面白いです。
作中の短編やノートによって語り口調が変わるのも味があって、一気読みしました。
ネタバレしちゃうと嫌なので、あまり詳しく書きませんが。
別作品に出ていた、とある名前が出てきて、もしや猫はこれか?と本編とは全然関係ないところで、妄想しては笑ったり(本当、本編とは関係ない)
あとがきにあった作者様がやりたかった企みにも、くすり。
そうして、この文庫には「聖女の島」も収録されております。
(ちなみに、先日別本で「聖女の島」は読んだので、今回は再読しておりませんが)
長編二本が収録されたなかなかお買い得な文庫でした!
うん、「聖女の島」のノベルスと同じぐらいのお値段で、二作品も読めちゃうよ! お得ですね!

私は、先にノベルス版買っちゃったけどね!(……あう)

作中小説とか、別々の話だと思われたものが一つの結末に繋がる(答えを導き出す)といった作品が、私的に割と好きなので、楽しめました~。

↓アマゾンの方では、何だか値が上がっておりますが。
私は「セブン&ワイ」の方で、新品定価で買えましたよ。色々と探せば、新品で手に入るかも。

花の旅・夜の旅―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)花の旅・夜の旅―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)
(2001/08)
皆川 博子

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