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2008(Thu)

「庭に孔雀、裏には死体」 ドナ・アンドリューズ著

読感/翻訳小説

読んだ本の感想です。

「庭に孔雀、裏には死体」 ドナ・アンドリューズ著

わたしは母と親友と弟、三つの結婚式の花嫁付添人を頼まれ、式の準備に追われていた。衣裳選び、式に彩りを添える孔雀の調達などと、やることは山ほどあるのに、家の裏から死体が見つかったせいで、ミステリ好きの父にひっぱられて犯人捜しをするはめに…スーパーウーマン、メグと変人揃いの親戚一同の活躍。謎解き、ユーモア、ロマンスが融合したアガサ賞、アンソニー賞、マリス・ドメスティック・コンテスト受賞作。

↑本の内容紹介から。

主人公のメグこと、私の一人称で綴られるコミカルミステリです。
色々と書きたいことがあるんですけど、ネタバレを考慮するとあんまり書けないような(うがっ)
とりあえず、気をつけつつ……メグとマイクルについて語ってみます!(本の感想じゃないのかいっ?)
『』部分は用心して、反転してます。

三つの結婚式を仕切る(ほぼ、面倒事を押し付けられている)ために夏の間、実家に帰ってきたメグと仕立て屋の息子マイクル(大学で演劇を教えている教授。母親の留守を夏の間、預かっているだけ)の出会いは、衣装合わせのとき。
もうほぼ、一目惚れと言ってよいような感じで、メグはマイクルに惹かれちゃうんですが、何と彼には「××」という疑惑が『←まあこの辺、読んでいると誤解であることがわかるんですが。どう考えても、マイクルもメグに気があるようにしか見えないし(笑)
がっかりするメグはとりあえず、好意を友人関係に留めておこうとするんですが、マイクルがとにかく紳士で!好きでもない男に追いかけまわされてメグが困っているときに、割って入って助けてくれちゃうわけですよ(実際は、助けが本気で必要になる前に、メグが解決していたりするんだけど)
そうして、会話の流れでマイクルが「××」の誤解を解こうとするたびに、お約束のように邪魔が入る!
くっつきそうで、くっつかないじれったさにヤキモキしつつ、ニヤニヤしてしまいました。
ラストも誤解が解けて、告白。さあ二人の時間というところで、また邪魔が入るんだな!

がんばれ、マイクル!負けるな、マイクル!と、思わず応援したくなります(笑)

メインとなるミステリ部分と結婚式準備のドタバタ部分が並行してというか、準備のさなかに殺人事件が起きて、だけど準備の忙しさに事件のことを忘れそうになると、メグ父やメグを狙ったと思われる爆弾事件や毒入り事件が起こる。
500ページほどある分厚さなんですが、飽きずに読み進めることができました。
性格がしっかりしている割に面倒事を押し付けられてはそれを引き受けてしまうメグとゴージャスハンサムで優しく紳士的なマイクルはまあ、割と常識的なんですが。
熱烈なミステリファンで、離婚したはずの妻の結婚式の準備を手伝っているメグ父とか、子供たちにもよく理由がわからないままにメグ父と離婚し、そうして父が家に出入りするのに何も言わないメグ母や、司法試験そっちのけでゲーム作りに熱中するメグの弟ロブや、パーティーにはゴリラの着ぐるみを着てくるイトコといったメグの親族が変人揃いなので、メグやマイクルの突っ込みが笑いを誘う。
くすくすと笑いながら、楽しめました。本当、面白かったです!
お約束や変人が好きな方にはオススメです!

庭に孔雀、裏には死体 (ハヤカワ・ミステリ文庫)庭に孔雀、裏には死体 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2001/04)
ドナ アンドリューズ

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