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2008(Wed)

「インディゴの夜 ホワイトクロウ」 加藤実秋著

読感/国内小説

では、読感です。

「インディゴの夜 ホワイトクロウ」 加藤実秋著

オープンから3年、ホストたちの要望から、店のリニューアルを図ることになったclub indigo。ある伝手で有名インテリアデザイナーによって生まれ変わることになる。仮店舗探しに奔走する晶を尻目に、ホストたちはプライベートで事件に巻き込まれることに。ジョン太は地元商店街での落書き騒ぎ、アレックスは所属するキックボクシングジムでの事件、犬マンはホームレス殺人事件。一方店の方でも店舗リニューアルにかかわる騒動が持ち上がって……。若者の“いま”をクールな筆致で描く、好評〈インディゴの夜シリーズ〉第3弾。
●収録作品
「神山グラフィティ」「ラスカル3」「シン・アイス」「ホワイトクロウ」

↑本の内容紹介から。

シリーズ第三弾です。
プロローグで晶さんと四十三万円こと、まりん(ワンコです)との対決にニヤリと笑うも、今回も基本は短編集。
そして、今まではホストクラブオーナーの晶さんの一人称だったのですが、今作はプロローグと表題作の「ホワイトクロウ」が晶さんの一人称で、他の三編は内容紹介にあるように、ジョン太、アレックス、犬マン(ホストたちの源氏名ですよ)それぞれが巻き込まれた事件を三人称で語っています。
あー、私は晶さんのホストたちとのジェネレーションギャップからくる、クールな突っ込みが好きなのに!
(残念)
キャラは相変わらず、個性的ですね。
なぎさママの迫力も、憂夜さんの謎な部分も(リンゴうさぎが癖ってっ!)
新キャラで面白かったのは「ラスカル3」に出てきたポンサックさんかな。
(生粋の日本人なのにバリバリのタイ人顔なので、出稼ぎにきたタイ人のキックボクサーという設定をジムの会長に押し付けられて、表向き片言の日本語を喋っているんですが、素に戻ったり日本語喋れないふりをするところとか、笑う笑う)
サクサクしたテンポで読み進められます。ある種、マンガ的というか。絵を想像するのが、この作品の楽しみ方の一つじゃないかなと思います。
DJ本気(ホストです)のタイスキを阻止しようと、街中を皆で疾走する姿を想像すると可笑しい。
ただ、やっぱり私的には前二作に比べると……物足りない感じが。
晶さんが好きなので。

とはいえ、このシリーズは軽快でテンポがいいお話が好きな方には、オススメです!

インディゴの夜 ホワイトクロウ (ミステリ・フロンティア)インディゴの夜 ホワイトクロウ (ミステリ・フロンティア)
(2008/11)
加藤 実秋

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