20

January February March April May June July August September October November December
2009(Tue)

「恋するA・I探偵」 ドナ・アンドリューズ著

読感/翻訳小説

読感です。

「恋するA・I探偵」 ドナ・アンドリューズ著

健気でチャーミング、でもちょっと傷つきやすいチューリングは女の子型人工知能。ネットワーク上のあらゆるデータにアクセス可能な彼女は、顧客の検索を手助けするリサーチャーとして大人気だ。だがある日、彼女を作ったプログラマーのザックが突然失踪する。彼に密かな恋心を抱くチューリングは名作ミステリを読み読み探偵術を覚え、彼の行方を追いはじめるが…人気作家の新シリーズ第1弾。アガサ賞最優秀長篇賞作品。

↑本の内容紹介から。

表紙で誤解されするかも知れませんが、チューリングはあくまでコンピュター内のプログラムです。
感情を持った彼女は、自分を作ったプログラマーのザックの失踪を心配して、人間の友人たちの手を借りて、事件を追いかけて行く。
自分がどこまで感情を持っているのか。もしかしたら、この感情がプログラムされたものではと悩んだり、また自分の存在が知られることで抹消されるのではないかと怯えたりしながらも、ザックを探すために色々と手を尽くすチューリングは恋する女の子だと思いました。
後半はスリリングで、ドキドキハラハラ。
何というか、チューリングの行動力は凄い。(あまり語るとネタばれになるので)
それでいて、そのことに対する怯えや不安も、わかるな。
しかし、ラスト付近は……まさか、そんな展開が待っていようとは(汗)
ちょっと、私のパソコン知識が足りなくて、「?」と思う部分もありましたが、チューリングに協力するモードやティムなどの登場人物も魅力的でした。他、チューリングと同じAIのキング・フィッシャーとか。
チューリングが人間に近づこうとして変なレシピを考えるところとかも、面白かったです。
けれど、お笑いと変人が好きな私としては、メグシリーズの方が好きかな。

恋するA・I探偵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)恋するA・I探偵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2005/08/09)
ドナ・アンドリューズ

商品詳細を見る

Edit