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2009(Sun)

「家守綺譚」 梨木香歩著

読感/国内小説


「家守綺譚」 梨木香歩著

庭・池・電燈付二階屋。汽車駅・銭湯近接。四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々々出没数多…本書は、百年まえ、天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」=綿貫征四郎と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。―綿貫征四郎の随筆「烏がら苺記(やぶがらしのき)」を巻末に収録。

↑本の内容紹介から。

あまり売れていない物書きの綿貫さんがとある家を預かることになった日々を徒然と綴った幻想譚。
植物の名のタイトルの掌編連作……といっていいのかな?
綿貫さんの人の良さとユーモアに満ちた一人称が温かく、ほのぼのします。
怪異もそれほどおどろおどろしいものではなく、全体的にまったり。
気持ちを穏やかにしたいときに読むといいかも。

あくまで私的な感想ですが、何となく津原泰水さんの「蘆屋家の崩壊」と同じ感じがした。
津原さんの「蘆屋~」はホラーなので、背筋がぞくぞくするんですが。
キャラやユーモアのある語りがね、そう感じさせました。
どちらの本も、オススメです!

家守綺譚 (新潮文庫)家守綺譚 (新潮文庫)
(2006/09)
梨木 香歩

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