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2009(Sun)

「死の蔵書」 ジョン・ダニング著

読感/翻訳小説


「死の蔵書」 ジョン・ダニング著

十セントの古本の山から、数百ドルの値打ちの本を探しだす―そんな腕利きの“古本掘出し屋”が何者かに殺された。捜査に当たった刑事のクリフは、被害者の蔵書に莫大な価値があることを知る。貧乏だったはずなのに、いったいどこから。さらに、その男が掘出し屋を廃業すると宣言していた事実も判明し…古書に関して博覧強記を誇る刑事が、稀覯本取引に絡む殺人を追う。すべての本好きに捧げるネロ・ウルフ賞受賞作。

↑本の内容紹介から。

図書館通いしていた頃から気になりつつ、この間、古本で見つけたので購入。
あー、もっと早くに読んでいれば!
面白かったです。
ハードボイルド調という感想を見かけて、その手の小説を読んだことがなかったので、どうかなと思ったけれど、普通に主人公がクールでカッコいいと思った。
犯罪捜査に関しては猪突猛進な人だけど!
それでいて、本好き。いずれは、警官を止めて本屋になろうと夢を見ている。
そんなクリフの天敵とも呼べる犯罪者ジャッキーとの対決と掘り出し屋の男が殺された事件。
二つのことが核になって、クリフの一人称で進んでいきます。
(二つのそれは結局、交わったりしないんだけど、クリフが警察を止めて、本屋を始めるきっかけになる)
警官を止めたときは思わず「えっ?」と驚かされたり、最後まで「真相は、どうなんだろう?」と気になる展開に一気読みしてしまいました。
本好きさんには、たまらない古本に関する蘊蓄も興味深い。
(ただ、アメリカと日本の事情は異なると思うけど……でも、最近は「背取り」とか言われる人たちが日本にもいるような)
ただ本に関する部分に興味が持てない人には、その辺が饒舌に思われるかも。
私は蘊蓄が好きなタイプなので、がっつり楽しませて貰いました!

死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(1996/03)
ジョン ダニング

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