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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「矢上教授の午後」 森谷明子著


「矢上教授の午後」 森谷明子著

「矢上教授と誰もが呼び習わしているが、正確には教授ではなく、非常勤講師の身の上だ。ただし、七十年配で白髪に白髯という風貌は、世間一般が抱く教授のイメージにぴったりくる。
所属は生物総合学部。にもかかわらず、矢上の専門は、なんと、日本古典文学である。科学立国日本の未来を担う若者に、週三コマ、日本古来の教養を注ぎ込むのが矢上の使命なのだ。
場違いな学部の、今にも朽ち果てそうな研究棟の最上階の隅に、押しやられたように矢上教授の研究室はある。非常勤講師で、しかも生物総合学部には、まったくそぐわない専門分野のくせに、一応自分の研究室まで確保しているのだ。そんな、何か裏の権力に通じているように見えるいかがわしさがミステリアスであると、言えば言える。
そう、ついでに言えば、教授はミステリの蒐集魔である。研究室の書棚占拠率は教授の専門に関する分野が三割、あとの七割は古今東西のミステリである。」
とある八月の終わりの午後。大学は静かだった。ただ、五階建ての研究棟では、特に熱心な教授や研究生がちらほら、各々の学業にいそしんでいた。
やがて、上空を雷雲が覆って近くに落雷し、一帯が停電する。そして、嵐に閉ざされた研究棟の最上階で誰も見知らぬ男の死体が発見され、矢上教授は真相を追い始めるが……。

↑本の内容紹介から。

プロローグとエピローグの彼女視点がファンタジーっぽい感じで、プロローグを読んだときは「おや?」と首を傾げましたが、中身は紹介されている通り、ミステリでした。
けれど、血生臭い事件は起こっているものの、陰惨さはなく、午後のお茶の時間のお伴にしたいような軽めのミステリです。
(晩餐の料理のような本格なものではないです)
探偵役は白髪の矢上教授(実際には非常勤講師)で、彼の研究室の書棚は古今東西のミステリが占めているということで、思わず行ってみたいと思ったり(笑)
そうして私みたいにミステリに惹かれて、矢上教授のもとに夏休みに通い詰めている御牧咲(みまきえみ)という学生。
咲さんがてっきり助手を務めるかと思いきや、実際には別の人が助手になって、閉ざされた研究棟で発見された死体の謎を解いていきます。
現場に集まっている癖のある人物たちや矢上教授もろとも、もう少し濃いめのキャラでも良かったかな~(この辺は好みの問題)
後、矢上教授がミステリマニアという設定を生かすためにも、ミステリ談義があると良かった。
そうしたら、ミステリ好きの読者のニヤニヤ度が増すのではないかと(これも好みの問題かな)
「生物総合学部」ということで、動物の生態系といった環境問題に絡めつつ、洋菓子というより和菓子のようなしつこくない作品でした(←この辺の例えは、読んだ人ならわかってくれるかと)
ノートのような装丁のカバーも可愛い感じです。

矢上教授の午後矢上教授の午後
(2009/07/10)
森谷明子

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