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2009(Sat)

読「死が二人を分かつまで 4」 前田栄著

読感/国内小説


「死が二人を分かつまで 4」 前田栄著

ヴァンパイアの王国である『根の国』へと赴いたミカエラたち。そこで『始まりの御方』ことリリスから聞かされたのは、ヴァンパイアと人間の起源の物語。そして盟約を破ったエリオットにリリスが与えた罰は、『命の実』によって人間に戻ったカールと戦うこと。リリスの裁定に、総てを失ったかと思われた『J.C.』だったが…!?やがて『根の国』にエリオットが到着した時、長きにわたるエリオットとカールの、最後の戦いが始まった―。前田栄がおくるノイエ・ヴァンピリズム。闇と光が織りなす物語が、ついにその幕を降ろす―。

↑本の内容紹介から。

全4巻、完結。
ヴァンパイアキャラが登場する小説、マンガは多い気がしますが、種の起源まで遡って書いている話は珍しいかな。
宗教と絡めたヴァンパイア設定は興味深く読めました。
カールとエリオットの決着は彼らの選んだ結末だったわけだけれど(カールはエリオットのことを理解したのかな?
全体的に楽しめましたが、若干説明不足な印象も。
コミックを読んでいたらわかる部分も小説だけ読んでいる人にとっては、説明不足と言われると思う。
私はコミックから入ったので、ヘンリーの変化や色々なことで、楽しめましたが。
(なので、この作品はコミック「クリムゾンクロス」と合わせて読むことを推奨します)
後、心理描写にももう少しページをとって欲しかった印象も。
必要最低限の描写といった感じなのが少し物足りない。
そのせいか『J.C.』が主人公の一人であるだろうに、置いていきぼりをくらっている節が。
ミカエラの方は終始、好感の持てるキャラで大好きです。特に、ウォルフとの関係が(笑)
「挫けるな、頑張れ!」と、声を上げて応援したくなります。
ラストは爽やかな感じで終わっていたのが良かったです。
その後の彼らの珍(?)道中を読んでみたい気がするのですが!

死が二人を分かつまで〈4〉 (新書館ウィングス文庫)死が二人を分かつまで〈4〉 (新書館ウィングス文庫)
(2008/08/09)
前田 栄

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