ブログランキング
この瞳に映るもの この瞳に映るもの

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

プロフィール

松原冬夜

Author:松原冬夜
「夜の夢」というサイトで小説などを書いています。
現在、ブライスさんに夢中。
写真は家のお人形さん

↓本館・夜の夢

↓ブライス写真ブログ

↓「彩」名義のお題サイト
88x31.jpg

Instagram

↓最近読んだ本など。
  




カテゴリー

応援してます!

  • 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • 被災地を応援しています
  • 覆面作家企画5

ブログ内検索

  • 2009
  • 08/31
  • Mon

「線」 古処誠二著


「線」 古処誠二著

過酷な自然、重い疲労、マラリアの蔓延――。第二次世界大戦時のニューギニアを舞台に、冷徹なまでのリアリズムで、戦場の人間ドラマを描いた短編連作集。

この一線、超えるのか、踏みとどまるか――。

↑本の内容紹介から。

「下士官」「糊塗」「生木で作った墓標」「病兵の宿」
「銃後からの手紙」「たてがみ」「蜘蛛の糸」
「豚の顔を見た日」「お守り」全九編。

作品自体は短編で、お話は登場人物たちがそれぞれに違います。
しかし、ニューギニアの兵站線上での兵隊たちのお話です。それが共通しています。
この方の作品は、戦争という極限状態で剥き出しにされた人間の狡さ、弱さ、傲慢さや健気さ、儚さ、切なさ、強さといったものをそのまま描こうとしているように思えます。
(戦争の善悪を声高に主張したりせず、淡々とその場に生きたであろう人たちを誠実に描こうとしていると思う)
雑誌の方で発表されたのは、本に収録された順番通りではないようですが、本に収録されている順に読むことをオススメします。(この並びは秀逸)
徐々にマラリアや糧食不足が深刻化し、戦況が不利になっていく様子がわかります。
一番印象に残ったのは「たてがみ」かな。
徴兵されたのは人間だけではなかったというところが、目から鱗でした。

線
(2009/08/26)
古処 誠二

商品詳細を見る

top↑