12

January February March April May June July August September October November December
2009(Sat)

「密室から黒猫を取り出す方法」 北山猛邦著

読感/国内小説

読感です。

「密室から黒猫を取り出す方法」 北山猛邦著

完全犯罪のために必要不可欠な密室が、あともう少しで完成するというその瞬間、部屋の中に黒猫が入り込んでしまった!犯行計画を崩壊させかねない黒猫を密室から取り出そうと悪戦苦闘する犯人の前に、たまたま世界一気弱な名探偵が現れて…表題作をはじめ、蝋燭だらけの密室殺人を描いた「クローズド・キャンドル」など五編を収録。キュートでコミカル、しかし心は本格ミステリ。名探偵音野順、第二の事件簿。

↑本の内容紹介から。

「密室から黒猫を取り出す方法」「人喰いテレビ」
「音楽は凶器じゃない」「停電から夜明けまで」
「クローズド・キャンドル」の五編。
気弱で引きこもりの名探偵・音野くんシリーズの第二弾です。
やっぱり、どっちかというと探偵助手で小説家の白瀬さんの方が目立っているくらいに、音野くんの影が薄い。
そんな影の薄さを逆手に取ったような「停電から夜明けまで」が笑った!
いや凄いな、音野くん。一言も喋らずに犯人を示すなんて!(大笑い)
書き下ろしである「クローズド・キャンドル」では、新たな名探偵が登場。これまた強烈な個性のキャラで、何というか押し売り探偵?走れメロスばりのストーリーに、くすくすと笑いながら楽しませて貰いました。
一作品ごとに趣向も変えてあって、北山さん特有の物理トリックは健在。
キャラがマンガちっくと言いましょうか、人間ドラマを求める人には向きませんが、スナック菓子のような軽い笑えるミステリを求める人にはオススメです。

密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿
(2009/08/28)
北山 猛邦

商品詳細を見る

Edit