13

January February March April May June July August September October November December
2009(Tue)

「午前零時のサンドリヨン」 相沢沙呼著

読感/国内小説



「午前零時のサンドリヨン」 相沢沙呼著

ポチこと須川くんが、高校入学後に一目惚れしたクラスメイト。不思議な雰囲気を持つ女の子・酉乃初は、実は凄腕のマジシャンだった。放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』でマジックを披露する彼女は、須川くんたちが学校で巻き込まれた不思議な事件を、抜群のマジックテクニックを駆使して鮮やかに解決する。それなのに、なぜか人間関係には臆病で、心を閉ざしがちな酉乃。はたして、須川くんの恋の行方は──。学園生活をセンシティブな筆致で描く、“ボーイ・ミーツ・ガール” ミステリ。

↑本の内容紹介から。

昨日、感想を書いた時点では第一話だけだったんですが、全体を読んで楽しかったです。
語り手であるポチ君が、ヘタレで可愛いかった。
幽霊に怯えて眠れないって……(笑)
そんなポチ君が一目惚れしちゃったマジシャンの女の子、酉乃さんはマジックをしていないときは、人付合いが苦手で無愛想な感じだったけれど。
時々、ちょこと口元を綻ばせているシーンとか、何だか読んでてくすぐったくなりました。
そして、ラスト付近は抱きしめてあげたかったな(わ、私は変態じゃありません!)
ミステリとしては割と先が読める展開だったけれど、最終的な××さんの登場は予測しなかったので、驚かされました。
(くっ、読みが甘かった!)
日常の謎系のミステリですが、高校生の青春もの、恋愛ものとしても楽しめると思います。
少女漫画的約束に笑わせてもらったり。ポチ君の語りにも笑う。
個人的には楽しくて、良かったです!
何かを創作している人とかも(作中では音楽を作る人だったけれど)心に触れる部分があるんじゃないかな。
マンガの「君に届け」とか、好きな人はこの作品、好みに合うんじゃないかなと思うんだけど。
(あくまで私の感覚ですが)

↓装丁も素敵です。

午前零時のサンドリヨン午前零時のサンドリヨン
(2009/10/10)
相沢 沙呼

商品詳細を見る

Edit