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2009(Wed)

「ソウル・コレクター」 ジェフリー・ディーヴァー著

読感/翻訳小説


ジェフリー・ディーヴァーの著作の特徴は、どんでん返しに次ぐどんでん返しなので……下手に感想書けないよ!みたいな。
というわけで、一応気を使いながら、読感です。

「ソウル・コレクター」 ジェフリー・ディーヴァー著

科学捜査の天才リンカーン・ライムのいとこアーサーが殺人の罪で逮捕された。自分はやっていない、とアーサーは主張するも、証拠は十分、有罪は確定的に見えた。しかしライムは不審に思う―証拠がそろいすぎている。アーサーは罠にかかったのではないか?そうにらんだライムは、刑事アメリア・サックスらとともに独自の捜査を開始、同様の事件がいくつも発生していることを知る。そう、姿の見えぬ何者かが、証拠を捏造し、己の罪を他人になすりつけ、殺人を繰り返しているのだ。犠牲者を監視し、あやつり、その人生のすべてを奪い、収集する、史上もっとも卑劣な犯罪者。神のごとき強大な力を持つ相手に、ライムと仲間たちはかつてない苦戦を強いられる…。

↑本の内容紹介から。

内容紹介にあるように、今回の敵は犯罪捜査において絶対であるべきはずの証拠を捏造して、無実の人に罪を着せる卑怯な犯罪者。
その犯罪者が武器としているのは、いわゆるコンピューターに蓄積されたデータです。
クレジットカードの使用歴や保険書番号などなど。
それらのデータを書き変えたりして、電気は止められるは(コンピューターなどが使えなくて、致命的状況になったり)、犯罪歴がつけられたりして、警察バッチを取り上げられたりと、ライムの仲間たちの動きも制限されていく。
この話の中で、犯人の行為によって、人生を破壊されている人たちがいるんですが(データを改竄されて、覚えのない多額の借金を背負わされたり、↑内容紹介にあるように無実の罪を着せられたり)、コンピューターによるデータ管理が現実で行われている以上、小説の中だけの話と言っていられないリアルさに背筋が寒くなったり……。
何にしても「ピンチ!」というところで、場面転換するものだから、「うわぁぁぁ! 無事なのっ? 助かるのっ?」と、続きが気になる気になる。
好きなキャラのトム(ライムの介護士)に関しても、
(ネタバレに気を使って、一応反転→犯人に「標的」と目されたために、かなりハラハラしました。
まあ、私一人が気にもんでいた感もありますが……。

他にも色々と、くすりと笑うところとか、犯罪捜査だけではない人間ドラマもあって、緩急の付け方とか、さすが。
面白かったです!

ソウル・コレクターソウル・コレクター
(2009/10/29)
ジェフリー・ディーヴァー

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