11

January February March April May June July August September October November December
2010(Mon)

「死者を起こせ」 フレッド・ヴァルガス著

読感/国内小説



「死者を起こせ」 フレッド・ヴァルガス著

ボロ館に住む三人の失業中の若き歴史学者たち。中世専門のマルク、先史時代専門のマティアス、第一次大戦専門のリュシアン。隣家の元オペラ歌手は、突然庭に出現したブナの木に怯えていた。脅迫ではないか? 夫はとりあわず、三人が頼まれて木の下を掘るが何も出ない……そして彼女が失踪した。ミステリ批評家賞受賞の傑作。

↑本の内容紹介から。

貧乏暇ありの三人の歴史学者がそれぞれ個性的です。
先史時代専門のマティアスは落ち着いた感じですが、縛られる感じが嫌らしく、自室では真っ裸(←そうして、うっかり靴を履き忘れたり、そのままの格好で(この時は真夜中だったけれど!)外に出る)
第一次大戦専門のリュシアンは、マティアスと反対に落ち着きがなく、日常会話に戦争用語を混ぜ込む。
そして、中世専門のマルク。
歴史馬鹿とも言うべき三人は、自分が専攻する時代以外を推すそれぞれに難色を示しながらも、貧乏故に妥協しボロ館で同居する。
そんな三人プラス、マルクの伯父さんの四人の、会話ややり取りが楽しいです。
そんな彼らは隣人から悩み事を相談され、事件に首を突っ込む形に。
そうしながら、マルクとマティアスはそれぞれ恋をしては、彼女たちの疑いを晴らそうと犯人捜しをすれば、どんでん返しに真相は二転三転と、ミステリとしても読んでいて楽しかったです。

死者を起こせ (創元推理文庫)死者を起こせ (創元推理文庫)
(2002/06)
フレッド ヴァルガス

商品詳細を見る


Edit