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2010(Wed)

「論理は右手に」 フレッド・ヴァルガス著

読感/翻訳小説

「論理は右手に」 フレッド・ヴァルガス著

パリの街路樹の根もとに落ちていた犬の糞から出た人骨。元内務省調査員の変わり者・ケルヴェレールは、独自の調査を開始する。若い歴史学者マルク=通称聖マルコを助手に、彼はブルターニュの村の犬を探り当てる。そこでは最近老女が海辺で事故死していた。骨は彼女のものなのか?ケルヴェレールが、聖マルコ、聖マタイとともに老女の死の真相に迫る。“三聖人シリーズ”第二弾。

↑本の内容紹介から。

三聖人シリーズの第二弾ということだけれど、主人公はケルヴェレールだったんじゃ…。
何しろ、三聖人のルカこと、リシュアンはマルクの荷造りを手伝うのに顔を出しただけ。マタイこと、マティアスは後半ちょっと活躍した。
マルコこと、マルクは何だかんだと言いながら、結局放っておけずに、ケルヴェレールを助けて、首を突っ込んでいる。
そんなマルクが好きだ。
出番があまりなかった二人の穴を埋めているケルヴェレールのキャラが、また個性的。
ヒキガエルをポケットに入れて、連れて歩いているよ! 話しかけているよ!
個性的なキャラは、魅力的でした。
内容は事件そのものを探すというところから入る。
ので、お話がどういう方向へ転ぶのか、わからないじれったさはあるものの、キャラが面白いので飽きることはありませんでした。
この作者の本がもっと翻訳されて欲しいです。
(後、作者のもう一つのシリーズとちょっと関連性が見えて、個人的に「おっ」と思った)

論理は右手に (創元推理文庫)論理は右手に (創元推理文庫)
(2008/04)
フレッド ヴァルガス

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