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2010(Sat)

「蔵書まるごと消失事件」 イアン・サンソム著

読感/翻訳小説

「蔵書まるごと消失事件」 イアン・サンソム著/

憧れの図書館司書となるべく、アイルランドの片田舎タムドラムにやってきた青年イスラエルを待っていたのは、図書館閉鎖という無情な現実だった。代わりの職務―移動図書館の司書を任されたものの、肝腎の蔵書一万五千冊は一冊残らず消えていた。だれが、なぜ、どこに?事件を解決するはめになったイスラエルの、孤軍奮闘が始まる。頻出する本の話題も楽しい新シリーズ、発車。

↑本の内容紹介から。

主人公君の踏んだり蹴ったりな感じがコミカルに書かれていて、楽しかったです。
本の虫である主人公イスラエル・アームストロングは世間知らずな感じで、人との間で立ち回り方が上手くない。
(出版社サイトでの紹介では、気弱な青年とあったので、ヘタレかと思っていましたが。想像していたヘタレとは、ちょっと違った)
順調に事件解決といった、カッコいい探偵役を求める人には不向きかも知れないです。
それと純真な本好きさんにも、喧嘩を売られていると感じて、向かないかも。
(好みがキッパリ分かれるだろうな)
皮肉やユーモアを受け入れられる人には、楽しいシリーズだと思います。
若干、間延びしている印象があるけれど。
(事件に遭遇するのが百ページ超えてから、そして話が大きく動くのが四百ページ近くになってからという面で、冗長と感じられるかもしれない)
まあ、上に書いたように笑えるので、ツボにはまれば楽しい。
どうでもいいけれど、主人公君、本の使い方、ところどころ間違っているよっ!(笑)
特に「ハリポタ」は。
(ちなみに私は「ハリポタ」は一巻しか読んでいないので、この本に書いてあった皮肉には、コメントを控えます。その辺りも好き嫌いが分かれそう……)

蔵書まるごと消失事件 (移動図書館貸出記録1) (創元推理文庫)蔵書まるごと消失事件 (移動図書館貸出記録1) (創元推理文庫)
(2010/02/28)
イアン・サンソム

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