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2010(Wed)

「エデン」 近藤史恵著

読感/国内小説

「エデン」 近藤史恵著

あれから三年――。白石誓は、たった一人の日本人選手として、ツール・ド・フランスの舞台に立っていた。だが、すぐさま彼は、チームの存亡を掛けた駆け引きに巻き込まれ、外からは見えないプロスポーツの深淵を見る。そしてまた惨劇が……。大藪賞受賞、本屋大賞2位に輝いた傑作の続編が、新たな感動と共に満を持して刊行。

↑本の内容紹介から。

「サクリファイス」の続編。
ツール・ド・フランスというロードレースの最高峰の舞台に立つも、チーム消滅の危機に直面。
プロとして走り続けたいと願う気持ちと、アシストとして拘り続けたい気持ちの間での葛藤。
それでも自分の道を自分で選び取った白石さんが、カッコいいです。
楽園にて再びライバルとの対決を見たいです!(続編希望)
ああ、それにしても、今まで興味のなかったロードレースの駆け引きの面白さに魅了され、自転車レースを観戦したいと思ってしまう、この作品の引力は凄い。
語りは割と冷静なのに、胸の内に秘めた情熱というものを感じさせ、静かに染み込んでくる。
今回、ミステリ要素は薄かったけれど、十分、面白かったです!
このお話だけでもロードレースのことわかりますが、白石さんが背負った「呪い」を知りたい人は「サクリファイス」を読むと良いです。
この本から、前作に遡っても読んでも支障がない気がする。
(これは作家さんの、技量の巧さですね。凄い)

エデンエデン
(2010/03)
近藤 史恵

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