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2010(Wed)

「狐闇」 北森鴻著

読感/国内小説



「狐闇」 北森鴻著

魔鏡を競り市で手に入れたことで、宇佐見陶子の運命は変わった。市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とす者が続出。陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。狡猾な罠を仕掛けたのは誰か。満身創痍の捜査行は日本の歴史の断層に迫っていく。

↑本の内容紹介から。

罠を仕掛けられ、鑑札を剥奪され傷だらけになりながらも、敵と戦う陶子さんの人間的内面が描かれていました。
決して敵に屈しないプライドと、だけど周りを巻き込むことへの恐れなどといった感情が、生身の女性として描かれているから、負けるながんばれと応援したくなる。
超合金出てきたような(?)那智先生が出ているから余計に、そう思うのかも(笑)
周りを巻き込みたくないという、そういった思いやりのある人として信頼できる一面があるから、陶子さんの下に仲間は集ったんだろうな。
そして集って出来上がったチーム冬狐堂は、豪華メンバーでした。
北森さんの他のシリーズの登場人物が登場し、陶子さんの仲間になっています。
(那智先生、越名さん。工藤マスターも顔見せしている)
後、一部、那智先生シリーズの「凶笑面」収録の「双死神」と、リンク(というか、同時進行?)しているところあります(合わせて読むといいかも)
今作は罠を仕掛けた敵を探りながら同時に、骨董品から、歴史的な謎へと迫っていています。

狐闇 (講談社文庫)狐闇 (講談社文庫)
(2005/05/13)
北森 鴻

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