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2010(Sun)

「ハーレムの女たち」 澁澤幸子著

読感/その他


「ハーレムの女たち」 澁澤幸子著

16世紀後期、オスマン宮廷は、カドゥンラール・スルタナトゥ(女人政治)と呼ばれる時代に入った。スルタンの母后、寵姫、皇女たちが権力を握り、幼帝や無気力、凡庸なスルタンを操って政治に介入した時代…。妖艶かつ残酷に繰り広げられる歴史ロマン。

↑本の内容紹介から。

16世紀後期〈女人政治〉時代の、女性たちを中心に歴史を語っています。
当時の風習とか、覇権争いなど、色々と興味深く読めました。
即位した皇子以外の兄弟たちは皆処刑とか(……残酷ですね)
後に血筋を絶やさぬために幽閉処分するようになったけれど、そうして幽閉された皇子が後に即位すれば、無気力だったりとか。
そんなスルタンの背後で、ハーレムの覇権を握る皇太后。
寵姫に力を持たせないよう、スルタンの寵愛が一点に集中しないよう、他の美女を差し出したりとか。
女たちの争いなども書かれていましたが、女性の内面から描くと言うより作家がこういう人だったのだろうと言う、推測の視点から描いているので、愛憎劇はあれど、さほど生々しいドロドロ感はなく、読みやすかったです。
ハーレムの内部に興味ありの方には、オススメかと。

ハーレムの女たちハーレムの女たち
(1999/04/26)
澁澤 幸子

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