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2010(Sat)

「変愛小説集」 岸本佐知子編訳

読感/翻訳小説

一日一編ずつと思いながら、サッカーなどを挟んで、かなり間が空いてしまいました。
一編ずつ読んでたときは、Twitterで読書メモとっていたので、そのまま掲載の読感です。


「変愛小説集」 岸本佐知子編訳/

岸本佐知子、最新翻訳集 岸本佐知子が訳す世界の「愛」の物語。ブッカー賞作家から無名作家まで「変愛」と呼ぶしかない狂おしくも美しい愛の世界。こんな小説見たことない・・・!?

↑本の内容紹介から。

アリ・スミス「五月」
レイ・ヴクサヴィッチ「僕らが天王星に着くころ」「セーター」
ジュリア・スラヴィン「まる呑み」
ジェームズ・ソルター「最後の夜」
イアン・フレイジャー「お母さん攻略法」
A・M・ホームズ「リアル・ドール」
モーリーン・F・マクヒュー「獣」
スコット・スナイダー「ブルー・ヨーデル」
ニコルソン・ベイカー「柿右衛門の器」
ジュディ・バドニッツ「母たちの島」
十人の作家の十一編。変てこな「愛」の小説を集めたアンソロジー本です。
色々な作品が集まっているため、好みに当たり外れがあるのはしょうがないわけで(変人は好きだけど、変態は嫌い)
アリ・スミス著の「五月」が一番好き。
他に「僕らが天王星に着くころ」「セーター」「お母さん攻略法」「獣」「柿右衛門の器」「母たちの島」かな。

以下、読書メモしていた一部の作品の感想。

「五月」木に恋した者(前編)と、その人を愛する者(後編)という構成の短編。木に恋している人が、何だか恋する乙女みたいにふわふわと、それでいてキラキラした感じがして、良かった。
海外文学なので、当然外国なはずなんだけれど。舞台を日本、時代背景を大正にしても通りそうな感じの文章でした。いわゆる乙女小説っぽい雰囲気(あくまで私が感じたことだけど)

「まる呑み」
芝刈りに来た青年に欲情した主婦が青年を追いかけキスして勢いで体の中に……青年を呑み込んだ。(この説明でいいはず)……呑み込まれた青年は彼女の身体の内側で内臓と××していたり、と。正直言って、表現が露骨で……苦手。読み込まずに流したので、いまいちオチが理解できていない。

「僕らが天王星につくころ」
身体の皮膚が宇宙服に変わって、人々が宇宙へ飛び出していく中で、奇病に引き裂かれた夫婦が切ない。

「セーター」
誕生日に彼女から贈られたセーターを着るというだけ(要約すれば)のお話なのに、何故にこんなに、おかしいんだろ。作者は「僕らが天王星につくころ」と同じ、レイ・ヴクサヴィッチ。

変愛小説集変愛小説集
(2008/05/07)
不明

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