21

January February March April May June July August September October November December
2010(Tue)

「謎解きはディナーのあとで」 東川篤哉著

読感/国内小説

「謎解きはディナーのあとで」 東川篤哉著/

「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」令嬢刑事と毒舌執事が難事件に挑戦。ユーモアたっぷりの本格ミステリ。

↑本の内容紹介から。

「殺人現場では靴をお脱ぎください」
「殺しのワインはいかがでしょう」
「綺麗な薔薇には殺意がございます」
「花嫁は密室の中でございます」
「二股にはお気をつけください」
「死者からの伝言をどうぞ」――の、六編収録。

メイン三人のキャラが濃いです。
まず、複合企業の総帥令嬢・宝生麗子刑事。警察内部には、お嬢様っていうのは内緒。警部の下では普通に部下してます(心の中では、警部に対して色々と突っ込んでいる)
結構庶民的で、お嬢様というより勝気娘かな。ツンをイメージすると良いです。
そんな麗子さんの上司が、自動車会社風祭モータースの御曹司・風祭警部。典型的な坊ちゃまで、無能というか、わかりきったことをさも大発見のように語る人(笑)
そして宝生家に仕える執事・影山。
麗子さんと風祭警部が事件現場を捜査して、麗子さんが家に帰って影山さんにその話を聞かせて、執事が事件の謎を解くという安楽椅子探偵ものですが。

内容紹介にあるように、執事の影山さんがさりげなく無礼!

「失礼ながらお嬢様――この程度の真相がお判りにならないとは、お嬢様はアホでいらっしゃいますか」

口調は丁寧なのに、言ってること酷いな!(笑)
そうしてお嬢様がツンですから、

「クビよ、クビ! 絶対クビ! クビクビッ、クビクビクビクッ、ビクビクビクビクッ」
「まあまあ、そう興奮なさらないでくださいませ、お嬢様」
「これが興奮せずにいられるかっつーの!」


とまあ、上記のように二人の会話が楽しい。
刑事としては事件を解決したいので、屈辱に悶えながらもおねだりするわけで(笑)
事件に関係ないところでは、影山さんもお嬢様に媚びたりと。
やりとりが楽しく、笑いました。
ミステリとしても安定していて、面白かったです。

謎解きはディナーのあとで謎解きはディナーのあとで
(2010/09/02)
東川 篤哉

商品詳細を見る

Edit