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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「愛おしい骨」キャロル・オコンネル著

「愛おしい骨」キャロル・オコンネル著/

十七歳の兄と十五歳の弟。ふたりは森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、時が止まったかのように保たれた家。誰かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつずつ置いてゆく。何が起きているのか。次第に明らかになる、町の人々の秘められた顔。迫力のストーリーテリングと卓越した人物造形。『クリスマスに少女は還る』の著者渾身の大作。

↑本の内容紹介から。

二十年ぶりに帰郷した主人公・オーレン(軍の犯罪捜査部に在籍していた。美形で一見控えめですが、知的でカッコ良い!そして女性にモテモテ)
そんな彼が目にしたのは頑なに変化を拒む家(父親)と、二十年に失踪した弟の骨が還ってきている事実。
――という不穏な出足から始まります。
オーレンの弟のジョシュアは、無邪気なカメラ好きの少年で、誰が弟を殺したのか?
骨が見つかったことで、失踪事件が殺人事件として動き出すのですが、証言者たちによって謎は明らかになるばかりか複雑に深まっていく――と。
お話がどこへ転がっていくのかわからないので、ついつい先が気になります。
(何しろ、オーレン自身が第一容疑者の嫌疑をかけられているのに、アリバイを語らないから、読んでいる側もドキドキしちゃう)
だけどお話は、終始緊迫感を強いられるようなわけではなく、時にはユーモアのある描写にくすりと笑ったり。
オーレンの幼馴染みとでも言いましょうか、イザベルとの関係が……ちょっと、笑う。
(イザベルはオーレンとのすれ違いざまに、向う脛キックを繰り出してきたり、互いに意識しあっているんだけど、無視しまくったりと。なに、このツンデレな人たち!みたいな。←かなりツボった)
個々の抱える秘密や不安が作り出したすれ違いが苦しかったり、切なかったりしました。
何と言うか、色々な愛の形を見せつけられた。
(親子愛を筆頭に友情というか……もう、切ない)
とにかく個性的な登場人物か多く登場するけれど、一番魅力的なのは家政婦のハンナさんかな。
(オーレン、イザベルの他にもスワンとかも好きですが)
後、事件の謎もそうだけれど、幼い恋がねじれた原因も大変気になった謎でした(笑)

この作家さんの著作「クリスマスに少女は還る」も大好きですが、こちらの「愛おしい骨」も大好きです。
人が人を想う、その多様な形の在り方など、一読の価値あり。
オススメです!

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