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2010(Sun)

「スリーピング・ドール」 ジェフリー・ディーヴァー著

読感/翻訳小説



「スリーピング・ドール」 ジェフリー・ディーヴァー著/

キャサリン・ダンス―カリフォルニア州捜査局捜査官。人間の所作や表情を読み解く「キネシクス」分析の天才。いかなる嘘も、彼女の眼を逃れることはできない。ある一家を惨殺したカルト指導者ダニエル・ペルが、脱獄、逃走した!捜索チームの指揮をとるのはキャサリン・ダンス捜査官。だが、狡知な頭脳を持つペルは大胆に周到に裏をかき、捜査の手を逃れつづける。鍵を握るのは惨殺事件の唯一の生き残りの少女テレサ。事件について何か秘密を隠しているらしきテレサの心を開かせることができるのは、尋問の天才ダンスしかいない…。ハイスピードで展開される逃亡と追跡。嘘を見破る天才ダンスvs他人をコントロールする天才ペルの頭脳戦。「言葉」を武器に悪と戦うキャサリン・ダンスの活躍を描くジェフリー・ディーヴァーの最新作。ドンデン返しの魔術師の超絶技巧がまたも冴えわたる。

↑本の内容紹介から。

ジェフリー・ディーヴァーのリンカン・ライムシリーズ「ウォッチ・メイカー」で登場した、<人間嘘発見器>と呼ばれる捜査官キャサリン・ダンス。
彼女を主人公とした新シリーズの第一弾です。
人の所作などから、ストレスなどを感知し、嘘を見抜くダンスは、カルト集団のリーダーであるペルが、別件で起こした事件の尋問に携わることに。
その後、ペルは脱獄、ダンスが追いかけることに――というのが、メインストーリー。
ダンスが携わることになった尋問も、実は脱獄計画の一部だったという、実に狡猾で人を操るのが巧いペルとの追いかけっこは、スピード感がありました。
どんでん返しの魔術師と呼ばれるだけあって、最後まで目が離せない展開で面白かったです。
惨殺事件の生き残りである少女テレサは、「スリーピング・ドール」と呼ばれていますが、本書のタイトルの意味は多分、作品内に登場した犯罪実録作家が書こうとした本のタイトルのほうかなと思います。
だって、「スリーピング・ドール」登場するのは、かなりあとになってからだから(笑)
それはともかく、ペルによって人生を振り回された女性たち(テレサをはじめ、かつてはペルの仲間だった女性たち)が、立ち直る物語でもあったかな。

後、ライムシリーズの登場人物たちがちょこっとだけ顔を出すのが、ファンとしては嬉しかったです。
こちらのシリーズで気に入ったのは、ダンスの部下というか相棒のTJかな。
口調は軽いけど、ダンスに敬意を払っている感じが、良いです。

スリーピング・ドールスリーピング・ドール
(2008/10/10)
ジェフリー ディーヴァー

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あ、「ウォッチ・メイカー」は今月、文庫されるみたいです。
ウォッチメイカーウォッチメイカー
(2007/10)
ジェフリー ディーヴァー

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