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2011(Sat)

「プラスマイナスゼロ」 若竹七海著

読感/国内小説



「プラスマイナスゼロ」 若竹七海著/

ある時、センコーがアタシらを見てこう言った―「プラスとマイナスとゼロが歩いてら」。不運に愛される美しいお嬢様・テンコ、義理人情に厚い不良娘のユーリ、“歩く全国平均値”の異名をもつミサキの、超凸凹女子高生トリオが、毎度厄介な事件に巻き込まれ、海辺にあるおだやかな町・葉崎をかき乱す!学園内外で起こる物騒な事件と、三人娘の奇妙な友情をユーモアたっぷりに描いた、学園青春ミステリ。

↑本の内容紹介から。

容姿端麗、品行方正ながらに不運に恵まれている(←そんなの恵まれたくない)お嬢様テンコと義理人情に厚い不良娘ユーリ、そして平凡なミサキの三人の凸凹女子高生の高校生活を描いた青春ミステリです。
短編の連作なので、サクサク読めました。
(一話一話もそんなに長くない)
この作者さん特有の毒(人の悪意をシビアに描くところ)を含みながらも、凸凹三人組女子高生の軽快なやりとりが楽しく、笑いながら読めました。
キャラ描写がまあ、大袈裟なんだけど。そこが笑えて、毒を中和してくれ、後味もそう悪くないと思います。
爽やか青春!――と言ったものをお求めの方には、向かないかもしれませんが。
三人の友情の発端「なれそめは道の上」とかは、結構いいかな(この作家さんの本は、ええまあ、本当に毒があって、後味がいいものは少ないのですが←でも、私はそういうの嫌いじゃない)
全部が全部、ミステリ仕立てというわけではなかったですけれど。
安楽椅子もの、叙述トリックと。
三話目は騙されたー。
お気軽に楽しめるミステリをお求めの方には、オススメかと。
(正し、毒があることを忘れずに!)
ちなみに書き下ろしが一編入っているので、文庫本がお得です。

プラスマイナスゼロ (ポプラ文庫ピュアフル)プラスマイナスゼロ (ポプラ文庫ピュアフル)
(2010/11/05)
若竹 七海

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