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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「人形遣いの影盗み」 三木笙子著


「人形遣いの影盗み」 三木笙子著/

とある代議士夫人の影が盗まれた。にわかには信じ難い事件の調査を頼まれた高広と礼は……。雑誌記者と美貌の人気絵師の2人の活躍を描く、好評《帝都探偵絵図》シリーズ第3弾。

↑本の内容紹介から。

ホームズの物語が大好きな美貌の絵師・有村礼(偉そうなワトソン)とその親友で謎解きの才を見込まれている里見高広(腰の低いホームズ)のコンビが活躍する、「人魚は空に還る」「世界記憶コンクール」に続く、明治時代を舞台にした短編連作ミステリの第三弾です。

第一話「びいどろの池」
第二話「恐怖の下宿屋」
第三話「永遠の休暇」
第四話「妙なる調べ奏でよ」
第五話「人形使いの影盗み」

 ――の五話収録。

第一話は芸者・花竜がメイン視点となっています。二人は外側をウロチョロとしていて、怪しまれていたり。
第二話は高広の下宿先が舞台の掌編。
第四話は礼が何だか危ないことに巻き込まれているようで、普段は探偵役なんて柄じゃないと思っている高広が率先して、首を突っ込んでいったりと。
怪盗好きな私としてはロータスが出てきた表題作が一番好きです。第三話も好きだな。というか、全部好きだ!
しかし、礼は本当にホームズのことになると、子供のように目をキラキラさせるな。
普段はクールで、近寄りがたい感じなのに。
そんな礼のギャップと、柄じゃないと探偵役から逃れようとしている高広が、何だかんだとなし崩しに謎解きをやっているのが面白い。
後、里見夫婦(高広さんの養父母)がチラリと出てきまして、二人揃っているわけでもないのに仲の良さが伺えて、「うふふ」と笑みがこぼれました。
今作も全体的に清らかで(勿論、悪い人も出てくるけど、後味は悪くない)、仄かに温かく、心地よい読後感でした。
第一作はデビュー作ということで、他の作家さんと似たような部分が目についてしまいましたが、第二作、第三作と読んで、もうこの繊細で温かな作風は完全に作家様の持ち味として定着したなという印象。
過去シリーズがお好きだった方は、今作も読んで間違いなしです。
オススメ!

人形遣いの影盗み (ミステリ・フロンティア)人形遣いの影盗み (ミステリ・フロンティア)
(2011/02/11)
三木 笙子

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