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2011(Sun)

「失踪家族」 リンウッド ・バークレイ著

読感/翻訳小説



「失踪家族」 リンウッド ・バークレイ著/

ある日突然、14歳のシンシアだけを残して両親と兄、一家全員が姿を消した。それから25年、シンシアはわたしと結婚しつつましくも平和な家庭を築いていた。しかし、心の傷が癒されることはなく、彼女はいまも真実を求め続けている。そんななか、あるテレビ番組に出演したことを機に不可解な出来事が起こりはじめ、関係者が次々と殺される。はたして25年前の失踪事件と関係があるのか?シンシアとの関係が危ぶまれるなか、わたしは家族を守るべく立ち上がったが、そこに浮かびあがってきたのはシンシアの人生を翻弄してきた驚愕の事実だった…。失われた家族の悲劇を描く傑作スリラー。

↑本の内容紹介から。

妻のシンシアには、二十五年前に両親と兄が突然消えた過去がある。
このお話は、そのシンシアの夫であるテリーの一人称で語られます。
家族が失踪した当夜、シンシアは親と喧嘩していたこともあり、また一人だけ残されたことで、ずっと失踪事件の傷を引きずっています。
八歳になる娘グレースに対しても、心配症というか。学校の送り迎えについて行くほど(グレースとしては、一人立ちしたいお年頃)
とはいえ、その過剰な心配症以外は、この一家はとても仲が良くってですね。
主人公のテリーも、いい旦那さん、いいお父さん、いい教師といった感じで。
だけど、当時の事件の情報を求めるテレビ番組に出演したことをきっかけに、不可解な出来事が起こり始め、仲の良かった家族の間にも疑心暗鬼が生まれて。
この家族が壊れてしまうんではないかと、ギリギリと張りつめられていく緊張の糸が、何ともいえず、ハラハラして目が離せません。
中盤からはそれまで「静」だったものが「動」へと切り替わる感じで、一転。
謎を解くために動き出したテリーはギャングのボスに会いに行こうとして、攫われたり、また(一応、ネタバレ反転→そのギャングのボスと一緒に調べ物をして回ったり
色々あって、本当にハラハラドキドキしながら、ページを捲らされました。
静かに山を登っていく前半と後半の息をつかせぬ展開はジェットコースターみたい?
どんでん返しも用意されていたりして
そんなお話がお好きな方には、オススメです。
面白かった!

失踪家族 (ヴィレッジブックス)失踪家族 (ヴィレッジブックス)
(2010/08/20)
リンウッド ・バークレイ

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