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2011(Tue)

「サヴァイヴ」近藤史恵著

読感/国内小説



「サヴァイヴ」近藤史恵著/

他人の勝利のために犠牲になる喜びも、常に追われる勝者の絶望も、きっと誰にも理解できない。ペダルをまわし続ける、俺たち以外には―。日本・フランス・ポルトガルを走り抜け、瞬間の駆け引きが交錯する。ゴールの先に、スピードの果てに、彼らは何を失い何を得るのか。

↑本の内容紹介から。

「サクリファイス」「エデン」のロードレースを題材に扱ったシリーズの短編集です。

「老ビブネンの腹の中」「スピードの果て」「プロトンの中の孤独」
「レミング」「ゴールよりもっと遠く」「トウラーダ」

 ――の、六編収録。

レース以外での内側でのバトル(自己葛藤・嫌がらせ・陰謀?)とでも言いますか。
今まで気づかなかった恐怖や、仲間内の嫌がらせ、またはロードレースをスポーツとしてではなく、ビジネスとして考える人たちが、大事なレースを汚そうとしたりと。
壁にぶち当たりながらも、それらを乗り越えていく人たちがやはりカッコいいです!
一応、他の本の重要なネタバレはしていないので、こちらの短編集からお試しに入るのもありだと思いますが。
「サクリファイス」の前日談にあたるお話と、後日談になるお話で構成されているので、どちらかというと長編の方を読んでからの方が、より楽しめるかな?
「サクリファイス」であの人が下した決断は、こういう下敷きがあったからなんだと、改めて強く噛みしめたり
赤城さんと石尾さんのお話を読むと「サクリファイス」を再読したくなりました。

サヴァイヴサヴァイヴ
(2011/06)
近藤 史恵

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サクリファイス (新潮文庫)サクリファイス (新潮文庫)
(2010/01/28)
近藤 史恵

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エデンエデン
(2010/03)
近藤 史恵

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