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松原冬夜

Author:松原冬夜
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  • 2011
  • 09/04
  • Sun

「パリ黙示録 1768 娼婦ジャンヌ・テスタル殺人事件」真梨幸子著



フランス革命の二十一年前。ルイ十五世治下のパリは、すでに革命の予兆を孕んでいた。貴族の醜聞を喜ぶパリ市民たち。訴訟趣意書を大きく脚色して儲ける印刷業者たち。とりわけ人々が喜ぶのは、若く美しき貴公子・サド侯爵の醜聞だ。そのサド侯爵が新たな暴行事件で訴えられた日。セーヌ河畔で最初の醜聞の相手であった娼婦ジャンヌが惨殺死体で発見された。あまりにも残忍な殺人を犯したのは、あのサド侯爵なのか?パリ警察でただひとり、放蕩貴族の監視を任務とする私服警部ルイ・マレーが捜査で出会う「悪」の姿とは…。

↑本の内容紹介から。

革命前のパリを舞台に、貴族の醜聞をもみ消す役目のマレー警部が主人公のミステリです。
(冒頭は革命後、牢獄に収監されているロベールの回想から入ります。彼が牢獄で過去を回想し、小説にするという形で入っていく)
復活祭の夜、サド侯爵が女乞食に暴行を働いたとして訴えられ、マレー警部は警察長官に呼び出され、まあ、もみ消しするように命令される。
そうして動き回っていたところ、同じ夜にサド侯爵の名を世に知らしめた最初の醜聞相手である、娼婦ジャンヌの惨殺死体が発見される。犯人はサド侯爵か?と、マレー警部が事件を捜査する。
お話自体はそれほど派手ではありませんし、どちらかと言うと小粒な印象ですが。
ジャンヌの人となりを追うなかで、彼女を語る人物によって、違う面が見えてくる。それはマレー警部にも言えて、トマ(マレー警部の弟で助手)の視点からマレー警部を追えば、警部もまた謎めいて来ると。
貴族への反感が高まりつつある背景を絡めたストーリーは面白かった。
警察が良かれと思って行動している善意が、反感によって真意が伝わらないところが、革命前の緊張感というか危うい感じを描いていると同時に、物悲しく。
(牡蠣を好物としている市民だけれど、食中毒を懸念して警察が販売を禁止したならば……ね)
そうして、ラストは犯人当てというより、警部の本領発揮は、なるほどそっちか(ネタバレ反転→もみ消し屋
マレー警部に、トマ、密偵のジュロ(この人は何だ、お笑い要員?)などなど。
キャラクターも面白く、彼らがこの動乱の時代をどう生きたのか気になるので、是非ともシリーズ化して欲しいなと思います。

パリ黙示録 1768 娼婦ジャンヌ・テスタル殺人事件パリ黙示録 1768 娼婦ジャンヌ・テスタル殺人事件
(2011/08/26)
真梨幸子

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気に入ったら同時代を舞台にした↓も、いいと思うよ。

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