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2011(Fri)

「チェット、大丈夫か? (名犬チェットと探偵バーニー2)」 スペンサー・クイン著

読感/翻訳小説



「チェット、大丈夫か? (名犬チェットと探偵バーニー2)」 スペンサー・クイン著/

伯爵夫人の愛犬でドッグショーのチャンピオン犬プリンセスのボディガードを依頼されたチェットとバーニーだったが、チェットの失敗で、即クビ。そして、その後、夫人と犬が誘拐されてしまった。おまけに、事件を調べていたバーニーの恋人スージーも失踪してしまう。いったい、何が起きているのか?警察犬訓練所を優秀な成績で卒業…はできなかったが、とにかく優秀で愛すべき名犬チェットが、おのれの嗅覚を信じ、危険もかえりみずバーニーをサポートするが…。チェットが犬の視点、犬の心ですべてを語る、全世界の犬好きの心を鷲掴みにした傑作ミステリ。

↑本の内容紹介から。

犬であるチェットが主人公、語り手であるミステリ、「ぼくの名はチェット」の続編です。
首を長くして、待ってました!
(出版社のメルマガで刊行予定が載っていないことに、何度ガッカリしたことか!)
内容紹介にあるように、警察犬訓練所を卒業し損ねた……食べ物に目がなく、落ち着きがなく、目先のことに囚われたらさっきまでのことを直ぐに忘れちゃう、そんなちょっと(?)お間抜けなチェットは、今作も相変わらずにお間抜けさんでした!(笑)
犬であるので、人間と意思の疎通が叶わなく、人間の言葉はわかるけれど、難しい言葉や言い回しは理解しがたく、勘違いしたりと。
チェットの語りで綴られる地の文はユーモアたっぷりで、読んでて楽しい。
お話は、ドックショーに出場するチャンピオン犬、プリンセスのボディーガードをすることになったチェットと相棒(飼い主)のバーニー。
一日、千ドルの報酬に、あまり経済状態が良くない探偵事務所を心配する(バーニーが折角手にした報酬を錫の先物取引に投資しちゃって(過去にアロハでズボンを作る会社に投資して失敗した過去あり)チェットは張り切るわけですが、そのプリンセスの餌を無意識に横取りしちゃって、即行クビに!(←何やってんの、チェット!)
そうしたら、プリンセスと飼い主の伯爵夫人が誘拐されてしまうという。
そうして誘拐事件を調べていたバーニーの恋人スージーもまた、巻き添えを食らって行方不明?
調査に出た先で、バーニーが襲われ、チェットも殴られて、バーニーと離れ離れに。
バーニーを探し回る先で、プリンセスを見つけたチェット(チェットとプリンセスは犬同士ですが、言葉が通じるわけではない)――二匹で行動することに。
プリンセスは高貴なワンちゃんと言った感じで、チェットとは対極にいるような子ですが、この行動を共にするうちに(一応、ネタバレ反転→二匹の間に仲間意識というか、信頼感が生まれていくところが、何ともイイ!。この二匹も一度、離れ離れになるんですが、再会したときの喜びようは読んでいて、こっちまで嬉しくなるような描写で、もうね!
チェットも魅力的ですが、バーニーもチェットを一人前の相棒として扱うところがやっぱり良いね。
(どう考えても、投資の話は騙されていると思うんだけど、それでも投資を続けるところは、オイオイと突っ込んでしまいますけれど)
チェットの過去やバーニーの過去もちょっと見え隠れしたり、ああ、今作も読んでいて楽しかった。楽しかった。
チェットの身体にちょっとしたシコリがあるらしく、それは今回では明らかになっていないので、色々と心配ごともあって、続きが待ち遠しい!
早く続編が読みたくて堪らないです。

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(2011/10/28)
スペンサー・クイン

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(2010/05/28)
スペンサー・クイン

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