19

January February March April May June July August September October November December
2012(Thu)

「菓子フェスの庭」 上田早夕里著

読感/国内小説


「菓子フェスの庭」 上田早夕里著/

神戸にあるフランス菓子店<ロワゾ・ドール>に、西富百貨店の武藤という男性が訪れた。西宮ガーデンズで行う「お菓子のフェスティバル」に参加して欲しいという。中堅パティシエの夏織は、その新作、その新作づくりに抜擢され日々奮闘していた。そんな折、密かに想いを寄せていた先輩パティシエの恭也が、東京からひょっこり帰ってきて……。「ラ・パティスリー」の五年後を描いた、とびっきり美味しくて幸福なパティシエ小説、文庫オリジナルで登場。

↑本の内容紹介から。

神戸を舞台にしたグルメシリーズ。その「ラ・パティスリー」の続編と言っていいのかな。
「ラ・パティスリー」では新人パティシエだった夏織さんが出てきます。
もっとも、お話のメイン視点は(三人称)、お菓子が苦手で食べられないのに「菓子フェス」の担当になった武藤さん(男性)です。間に夏織さん視点も入ります。
と、菓子が苦手なのに「菓子フェス」の担当になった武藤さん。出店要請に訪れた<ロワゾ・ドール>で、胃がもたれて食べられないと言ったところ、夏織さんが甘くない胃に優しいお菓子を作ってくれて――と。
そこで武藤さんは夏織さんに「白いお菓子」を作ってくれと注文する。
「白いお菓子」作りに挑む夏織さんに、武藤さんはいつの間にか恋心を抱いて……と。
美味しそうなお菓子も一杯でてきますが、お話は甘いだけではない苦さも含まれていました。
「ラ・パティスリー」から五年で、もうすっかり職人さんとして、自分の道を選んでいる夏織さんが良かったです。
あ、ミステリじゃなく、完全にグルメ・お仕事小説になってました。
(「ショコラティエの勲章」は、日常の謎系のミステリでもあったけれど)
お菓子に興味ある人は、楽しめるんじゃないでしょうか。

菓子フェスの庭 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)菓子フェスの庭 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)
(2011/12/15)
上田早夕里

商品詳細を見る

ラ・パティスリー (ハルキ文庫)ラ・パティスリー (ハルキ文庫)
(2010/05)
上田 早夕里

商品詳細を見る

ショコラティエの勲章 (ハルキ文庫)ショコラティエの勲章 (ハルキ文庫)
(2011/03/15)
上田 早夕里

商品詳細を見る

Edit