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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「マシューズ家の毒」ジョージェット・ヘイヤー著

「マシューズ家の毒」ジョージェット・ヘイヤー著/

嫌われ者のグレゴリー・マシューズが突然死を遂げた。すったもんだの末に検死を実施したところ、死因はニコチン中毒で、他殺だったことが判明。だが故人の部屋はすでに掃除されており、ろくに証拠は残っていなかった。おかげでハナサイド警視は、動機は山ほどあるのに、決め手がまったくない事件に挑むはめに…。巨匠セイヤーズが認めた実力派が、練りに練った傑作本格ミステリ。

↑本の内容紹介から。

「月夜の晒し台」に続く、ハナサイド警視シリーズの第二弾です。
一応、前作の登場人物が出てきたり、その後のことが触れられていたりしますが、今作から読んでも大丈夫。
(触れられていても、前作のネタバレにはなっていないところが、また巧い)
まあ、前作から順に読んでると、ニヤリとしますが。読んでなくても、全然大丈夫です。
財産家で嫌われ者の一家の長、グレゴリー・マシューズが死亡します。
同居している姉ハリエットや弟(は故人)の嫁ゾーイとその息子ガイ、娘ステラとは色々と悶着があり、誰もが怪しい。
まあ、それでも病死だろうとするところ、外に出ているもう一人の姉が検死をするべきだと主張(←特に事件性を感じていのことではなく)したところ、ニコチンの毒で殺されたことが判明するわけですが。
警察が捜査に乗り出した時には、もう部屋は掃除されていて、何も残っていない!と。
今回もひと癖もふた癖もありそうな登場人物が、如何にも怪しんでくれと言わんばかりに騒いでます。
家族をかばってなところも、なきにしもあらずなんだけど)
まあ、何と言うか。こういう人たちとはお近づきになりたくないよねーっていう感じの登場人物も、あれですね、小説だと面白可笑しく読めちゃうところが、巧いです。
そうして財産を相続したランドール。彼は相続人ということもあって、皆には総スカンという嫌われ者。
皮肉屋なんだけれど、これがね。
読んでると、「君、もしかして、もしかするのか?」的な。
ロマンス小説の大家であるだけに、いや、もう、いつの間にかロマンス小説が生まれているのには、ニヤニヤしちゃいました。
(ツンデレっぽいけれど、意外と一途じゃね?
男のツンデレだけでなく、おなごのツンデレと。
ツンデレ好きには、オススメです!
(男のツンデレにはあまり興味はなかったんですが、このカップルはツボったー)
そうして前作も思ったけれど、警視は脇役だよね?(笑)
↑あ、この感想だと、恋愛面ばかりが強調されているようですが、伏線も丁寧にはられた本格寄りで、ミステリ好きさんにも納得の出来かと。
面白かったです。大人向けのロマンス小説は守備範囲外なんですけれど、この人の本はちょっと読んでみたいかなー。
何にしても、シリーズの翻訳、待ってます!

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