07

January February March April May June July August September October November December
2012(Thu)

「死のオブジェ」キャロル・オコンネル著

読感/翻訳小説

「死のオブジェ」キャロル・オコンネル著/

画廊で殺されたアーティスト。若き芸術家とダンサーの死体をオブジェのように展示した、十二年前の猟奇殺人との関連を示唆する手紙。伏魔殿のごときアート業界に踏みこんだマロリーに、警察上層部の執拗な捜査妨害が。マーコヴィッツの捜査メモを手掛かりに再捜査する彼女が見た、過去に秘められたあまりにも哀しい真実とは?

↑本の内容紹介から。

マロリーシリーズの第三弾です。
画廊で殺されたアーティスト。十二年前の猟奇的殺人事件との関連を示唆する手紙が届いて、殺人事件を捜査するマロリー。
過去の事件は犯人(精神を病んで実刑は受けていない)がわかっていることで、警察の上層部は過去の事件を掘り返そうとするマロリーを捜査から外そうとします。
FBIに捜査権を譲渡しようとしたりする、直属の上司コフィーやライカーは、マロリーを守ろうとする。
冷酷な美貌の刑事マロリーさんは、何だかんだと、愛されております(笑)
まあ、放っておけない雰囲気がマロリーには、あるんだよな(そういうわけで、何だか目を離せないわけなんですよ)
そうして、過去の関係者に近づくために、マロリーはチャールズさんにパーティに連れて行って欲しいと頼めば、マロリーに恋をするチャールズさんはお目目をキラキラさせて(←勝手な想像です!)

「ダンスパーティーに? もちろんいいよ」
 ああ、ぜひとも! (P97より)
 

で、会場を訪れてみれば、マロリーは事件関係者について行って、チャールズさんを置き去りに!
酷いよ、マロリー!(涙)
その辺りを指摘されても、彼女はチャールズさんなら大丈夫と言いきるも、謝ることに(←ちょっと、柔らかくなった?と思わせる)
その方法が、窓ガラスに石を放り込んで、その石に「ごめんなさい」と一言、添えるとか。(何やってんですか、マロリーさんっ!
と、まあ、事件は猟奇的で、シンドイ部分もあるんですが。
(娘を失って、狂った母親とか……ね。辛い……)
それでもやっぱり、後を追いたくなる登場人物の魅力や描写が、堪らない。
(今回はライカー刑事の部分とか、よかった(ネタバレ反転→生きることを放棄しようとしていたんだけど、マロリーの影響で生きようと思ったところとか
マロリーが事件を通して過去に近づくことで、感情というか、冷酷な天使が人に戻って行くようなところも良かったです。
そうして、終盤チャールズさんとの距離も縮まったかと思いきや……。
え、ええー?(折角、チャールズさんが告白したのに(←ごめんなさいと同じ方法で!
続きが気になる終わりなので、続刊「天使の帰郷」は傍に置いておくことをオススメします!(笑)

死のオブジェ (創元推理文庫)死のオブジェ (創元推理文庫)
(2001/08)
キャロル オコンネル

商品詳細を見る



Edit