ブログランキング
この瞳に映るもの この瞳に映るもの

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

プロフィール

松原冬夜

Author:松原冬夜
「夜の夢」というサイトで小説などを書いています。
現在、ブライスさんに夢中。
写真は家のお人形さん

↓本館・夜の夢

↓ブライス写真ブログ

↓「彩」名義のお題サイト
88x31.jpg

Instagram

↓最近読んだ本など。
  




カテゴリー

応援してます!

  • 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • 被災地を応援しています
  • 覆面作家企画5

ブログ内検索

  • 2012
  • 07/14
  • Sat

「魔術師の夜 上・下」 キャロル・オコンネル著

「魔術師の夜 上」 キャロル・オコンネル著/

伝説のマジシャン、マックス・キャンドルの遺作“失われたイリュージョン”が今、旧友オリバーによって演じられようとしている。が、TVカメラと観客の前で、彼はクロスボウの矢に射抜かれた!老マジシャンたちが胸に秘める第二次大戦中の出来事とは?マラカイを狂気に追い込んだ妻ルイーザの死の真相は?次々と罠を仕掛けてくる犯人の意図を、マロリーはまだ見抜けない。

「魔術師の夜 上・下」キャロル・オコンネル著/

1940年、ドイツ軍占領下のパリで、四人のマジシャンはマックス・キャンドルとともに青春のひとときを過ごしていた。マロリーが徐々に明るみに出していく彼らの秘められた過去と、幻影として生き続けるルイーザの実像。だが、死の罠はステージで、次の犠牲者を待ち受けていた。絞首台で、鋭利な刃を持つ振り子の下で…。マロリーさえも翻弄する犯人に、彼女の怒りは燃え上がる。

↑本の内容紹介から。

マロリーシリーズの第五弾です。
チャールズさんのイトコで今は亡き、伝説のマジシャン・マックスの失われたイリュージョンを再現しようとした舞台で、老魔術師は脱出出来ずに矢を受けて、死亡します。
誰もが事故と判断するなか、冷酷で美貌の女刑事キャシー・マロリーはそれを殺人と見なし、かつての魔術師仲間たちに疑いの目を向ける――という今作は、マロリーさんの社会病質症な面が結構強調される内容だったかなと思います。
今回のお話では、証言を引き出すために、平気で嘘をついたりとか。
(この辺、読む人を選びそうですが、でも、マロリーさんは今は亡き里親が作ったルールに従って……えっと、そこまで酷くはないと思うんだけどね!←何故か、小声になる)
老魔術師の過去の仲間たちを集め、マロリーは現在の事件の謎に迫ると同時に、過去シリーズ(「氷の天使」「アマンダの影」)で謎めいて語られていた魔術師マラカイの妻ルイーザの死の真相に迫るという二重構造。
キャロル・オコンネルのお話は、大体、過去と現在という二つ事件を扱っていて、それ故に慣れない間は、なかなか簡単には読み解けないと思いますが。
だからこそ、読み応えがあって面白い!
今作では、マロリーさんの社会病質症な面が強調される一方で、また今までにないマロリーさんも見れました。
老獪なマックスに振り回され、初めて二日酔いするほど飲んでしまったりなどなど。
また、捜査の途中で、巨大バルーンが破裂して、それを撃ったのはマロリーだと周りに言われるんですが、彼女は頑なに「自分じゃない」と。
相棒のライカー刑事に信じて貰えず、拗ねているマロリーさんとか(私には拗ねているように見えたんだよ!)
と、色々なマロリーさんが垣間見えて、面白かったです。
人間臭さを見せたと思ったら、やはり冷酷な天使であるなーとしみじみ感じさせるところとか、ね。

魔術師の夜 上 (創元推理文庫)魔術師の夜 上 (創元推理文庫)
(2005/12/27)
キャロル・オコンネル

商品詳細を見る
魔術師の夜 下 (創元推理文庫)魔術師の夜 下 (創元推理文庫)
(2005/12/27)
キャロル・オコンネル

商品詳細を見る

top↑