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松原冬夜

Author:松原冬夜
「夜の夢」というサイトで小説などを書いています。
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「夜毎に石の橋の下で」レオ・ペルッツ著

「夜毎に石の橋の下で」レオ・ペルッツ著/

1589年秋、プラハのユダヤ人街を恐るべき疫病が襲った。
墓場に現れた子供の霊は、この病は姦通の罪への神の怒りだと告げる。
これを聞いた高徳のラビは女たちを集め、罪を犯した者は懺悔せよと迫ったが、名乗り出る者はなかった……。
神聖ローマ帝国の帝都プラハを舞台に、皇帝ルドルフ2世、ユダヤ人の豪商とその美しい妻、宮廷貴族、武将、死刑囚、錬金術師、盗賊団、道化、画家らが織りなす不思議な愛と運命の物語。
夢と現実が交錯する連作短篇集にして幻想歴史小説の傑作。

↑本の内容紹介から。

ルドルフ二世の時代のプラハを舞台にした幻想歴史小説です。
時代背景が皆川博子さんの「聖餐城」と近いので、気になってました。あと、幻想小説ということで。
お話は各話登場人物が入れ替わり、時系列がばらされたことで一編一編が短編として読めます。
最初のお話は疫病に悩まされるユダヤ人街で、疫病で死んだ子供の幽霊を見た芸人の二人が、高徳のラビにそのことを報告します。ラビは芸人たちに命じ幽霊から事情を聞きだせば、姦通の罪があるという。
そこで問いただすも、誰も名乗りを上げない。
ラビは幽霊の少女を呼びだして――と。
どこか寓意を含んだ伝承(訓話的な昔話とでもいいましょうか)と、史実が絡み合ったお話が凄く、好みで良かった。
第一話から過去に遡り、またはその後を語ったりと。
まったくバラバラのように見えていたものも、読み進めていけば繋がりが見え、消えた富の謎や薔薇とローズマリーの花に掛けられた魔法の謎も解けると、「愛と復讐(または罪)」の物語となる構成も面白かったです。
解説もどこまで史実に基づいたものか、また作家がどういった伝承をモチーフに選んだのかといったことを語ってくださって、色々と勉強になって良かったです。
読む前に気になっていた「聖餐城」との関係も、「ヴァレンシュタインの星」で、知った名前が出てきて秘かに興奮しました。
(どちらも史実を基にしているから、歴史を知っている人には当然のエピソードなのかもしれませんが)
実に、良い読書体験をしました。買って、良かった!(しみじみ)

夜毎に石の橋の下で夜毎に石の橋の下で
(2012/07/25)
レオ・ペルッツ

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聖餐城 (光文社文庫)聖餐城 (光文社文庫)
(2010/04/08)
皆川 博子

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