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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「毒の目覚め 上・下」S・J・ボルトン著

「毒の目覚め 上」S・J・ボルトン著/

その夏、英国の小さな村では蛇が異常発生していた。獣医のクララはある老人の死に疑問を感じる。死因は蛇の毒だが、1匹に咬まれたにしては毒の濃度が高すぎるのだ。さらに近所の家で、世界で最も危険と言われる毒蛇を発見する。数々の事件は、何者かの策略なのか?言い知れぬ恐怖と謎に挑む女性獣医の姿を圧巻の筆致で描きMWA賞受賞に輝いた、荘麗なゴシック・ミステリ。

↑本の内容紹介から。

「毒の目覚め 下」S・J・ボルトン著/

蛇をめぐる事件が村の静寂を破り、住人を脅かしていく。獣医であるクララは原因を調べはじめるが、たまたま知り合った老女、ヴァイオレット殺害の最有力容疑者として逮捕されてしまう。全財産をクララに譲ると書かれた遺言状が残されていたのだ。釈放された後、自分を窮地に陥れた犯人を懸命に追い続けるクララが辿り着いた驚愕の真相とは。英国ミステリの旗手が贈る新たな傑作。

↑本の内容紹介から。

「三つの緋文字」が大変好みだった、S・J・ボルトンの新刊。単品作品なので、初めてでも大丈夫!
イギリスの片田舎、小さな村に住む獣医のクララが主人公です。
クララはとある事情で人目を避け、必要以上に他人とは接しない生活を送るべく、この田舎に住み始めて四年。
お話は、クララが訊ねた老人宅で死体を発見したところから、過去に遡り、全ての発端とも言うべき、蛇の大量発生で蛇から赤ん坊を救い出したエピソードへと、クララの一人称で綴られます。(冒頭が下巻の↑に繋がる)
このクララがね、もう最高に、魅力的なんですよ。
人の残酷さを知るが故に、臆病な部分がありつつも、動物に対する温かな目線がとてもいい。
そうして人を避けたいと思いつつも、獣医としての責任感から、危険なタイパンを捕まえる作業に立ち向かう――素人が手を出すと危険だからと。他の男たちを下がらせてね。
強くて、だけどやっぱり人間相手には少し引き気味で。
知り合った警察官のマットに頼れと言われながらも、頼れずにいたりとか。
孤軍奮闘するクララを気がつけば、前のめりで応援してました!
そうして、クララは蛇の毒で死亡した老人の死に疑問を感じ、調べ始めるが――。
嫌がらせを受け、果ては殺人容疑者として逮捕されたりと。
(この取り調べの際、とある警官がクララに対して凄く酷いことを言って。もう完全にクララのファンになっていた私は、ムカムカムカ)
そうしてクララが人目を避ける原因となった事情が、想像していた以上に酷い状態で……。
(彼女の引き気味な態度にも納得)
そんな逆境にも負けずクララが事件を通して、殻を破るような成長ぶりがとっても良かった!
蛇の恐ろしさと神秘性、死んだはずの男の幽霊、村に封印された忌まわしい過去といった、物語を彩るものも大変好みでしたが、やっぱり主人公クララの魅力が良かった。
ホント、良かった!
ロマンス要素もほんのりと在りつつ(ネタバレ反転→その相手をクララが助けに行くところなんか、手に汗握る。そうして、その行方はどっちなんだ?という!
これはあれか、読者が好きなように想像していいということか?
何と言う、小憎らしい演出!
ラストシーンのクララは写真にとって、保存しておきたいような清々しさで。
ああ、もう、読んで良かったー!
今年、マイベストテンに確実に入れたいくらいのお気に入りになりました。
この作者の本、他も読みたい!作家買い決定だな。
蛇が出てきますが、恐ろしさも描かれつつ神秘的な美しさも同時に描かれて、怖くはないと思います。
怪奇的な雰囲気でぞわぞわもあるし、ハラハラも、ドキドキも、ときめきも、ベビに対する蘊蓄も、とお腹一杯!
怖いの駄目って言う人も、とにかくクララを追っていけば! 怖くないよ!(多分)
がんばる女性の成長譚が好きな人に、全力でオススメです。
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