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2012(Sun)

「ドックウォーカーの事件簿名犬バディは行方不明」ジュディ・マコーイ著

読感/翻訳小説

「ドックウォーカーの事件簿名犬バディは行方不明」ジュディ・マコーイ著/

エリーは犬の散歩代行業をはじめたばかり。ところが犬を迎えに行くと、飼い主が玄関口で亡くなっていた。さらに、なぜかその家の愛犬バディが見当たらない。捜査担当のライダー刑事が犬の行方に無関心なため、自ら探しはじめたエリー。知らぬ間に犯人の邪悪な目的へと近づきすぎて…。小型犬たちも大活躍のコージーミステリが日本初登場。

↑本の内容紹介から。

動物保護施設で、エリーは昔飼っていた(結婚後、母親に預けていて事故死した)愛犬ルディの生まれ変わりと再会したところから、お話は始まります。
そして、エリーは心を通わせた犬とお喋り出来るという、そんな能力に目覚めます。
このお話、虐待されたり捨てられたりした動物たちを助ける組織(?)を支援するチャリティのために書いたと言うだけあって、犬たちの気持ちを代弁しているというか。
エリーはどちらかというと犬側の人間で、彼女の依頼主が飼っていたチャンピオン犬が行方不明になったことで、そのわんこを捜したい奔走します。
エリーとしては犬を捜したいだけなんだけど、現場をうろつけば、サム刑事と意見がぶつかる。
エリーは結婚はもうこりごりと思っているんだけど。サム刑事は彼女が理想とするハンサムさんで。
そしてサム刑事も一度、結婚に失敗していて、女性と縁遠くなっているところへちょっと好みのエリーが現われて、気持ちがぐらつくという。
意見を衝突させながらも、認めたくないけど、気になる――という関係で、こういうツンツン関係が好きな私としては、ニヤニヤ。
そういう二人の気持ちというか、欲情(笑)をルディは敏感に察しては、
「あなたはわたしのすべてなの」”そうやってめそめそしているきみは最高にかわいいよ”ルディはエリーの頬をぺろりとなめた。”わかった、いい子にしてる。でも、あいつがきみに指一本でも触れたら、どうなるかわからないぞ”
(「ドックウォーカーの事件簿」p68より)

ルディがエリーの保護者的、ナイトっぷりを発揮したりして。読んでて楽しかったです。
事件解決の場では、ワンコたちにも見せ場があって、面白かった!

ただ、(ネタバレ反転→エピローグで、エリーとサム刑事が仲良くデートした後、ベッドシーンまで書かれていて「えっ?」
いや、コージーってそういうところは、ないものなので。
個人的には、その辺りのロマンス小説的な部分は必要なかったかな?
(もしかしたら、続編への何かしらの含みがあるのかもしれないけれど)
まあ、その部分以外は個人的には面白かったです。あちらでは続きが出ているようだけど、どうなのかな。
続き、出るのかしら?

ドックウォーカーの事件簿名犬バディは行方不明 (幻冬舎文庫)ドックウォーカーの事件簿名犬バディは行方不明 (幻冬舎文庫)
(2012/10/10)
ジュディ・マコーイ

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