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2012(Wed)

「黒衣の女 ある亡霊の物語」スーザン・ヒル著

読感/翻訳小説

「黒衣の女 ある亡霊の物語」スーザン・ヒル著/

広大な沼地と河口に面し、わずかに水上に出た土手道で村とつながるだけ。その館は冷たく光りながら堂々とそそり立っていた。弁護士のキップスは、亡くなった老婦人の遺産整理のため、館にひとり泊まりこむことになる。だが立ちこめる霧があたりを覆うと、想像もできなかった怪奇が襲いかかった…孤立した館にしのび寄る恐怖をじっくりと描きあげ、伝統ある英国ゴースト・ストーリーの歴史に新たなページをひらいた傑作。

↑本の内容紹介から。

クリスマスイブの夜、再婚した妻の子供たちや孫たちといった家族が集うなか、行っていた怪談話。
主人公である中年男性キップスはそんな家族から、何かないのかと話を求められます。
しかし、彼は頑なに拒否。しかしながら、想いは彼が昔、体験した過去へ――と。
まだ若かったキップスは、遺産整理のために潮が満ちると帰れなくなってしまう地にある館に泊まり込むことに。
周囲の地元の人間さえもあまりいい顔をせず、近寄らない館。
濃厚な霧の中で、迷う道。聞こえてくる悲鳴、と。
雰囲気は満点だけど、それほど怖くないようなと思っていました。
まあ、彼が一人で怖がっている感じがしていたんですね。
(一人だけ見て、聞いてという状況なので、妄想なんじゃ?という疑惑が)
それでのんきにページを捲っていましたが、ラストの残酷さに打ちのめされました。
…………暗示されていたわけだけど、よもやそんな展開が待っていたとは(というか、あったというべきか

うわぁぁぁぁ

このラストは、かなり衝撃でした。
酷い、この亡霊、酷いよ……

映画も今年「ウーマン・イン・ブラック」として公開されたようです。

黒衣の女 ある亡霊の物語〔新装版〕 (ハヤカワ文庫NV)黒衣の女 ある亡霊の物語〔新装版〕 (ハヤカワ文庫NV)
(2012/10/23)
スーザン・ヒル

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