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松原冬夜

Author:松原冬夜
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「護りと裏切り 上・下」アン・ペリー著

「護りと裏切り 上」アン・ペリー著/

看護婦のヘスターは、友人のイーディスの兄であるカーライアン将軍が置物の甲胄の鉾槍に胸を突かれて死亡したと知らされる。当初は事故だと思っていたが、妻のアレクサンドラが夫殺しで逮捕される。義姉の犯行を信じられないイーディスに相談されたヘスターは、弁護士のラスボーン、元警官のモンクとともに真相を探るが…。ヴィクトリア朝ロンドンを見事に活写した傑作ミステリ。アメリカン・ミステリ賞最優秀伝統ミステリ賞受賞作。

↑本の内容紹介から。

護りと裏切り 下」アン・ペリー著/

夫殺しを自白したアレクサンドラ。しかし彼女は弁護士のラスボーンにさえ、犯行に至った真の動機を明かそうとはしない。アレクサンドラの絞首刑を食い止めるべく、モンク、ヘスターは粘り強く関係者に事情を尋ね続ける。そして中央刑事裁判所の法廷で明らかになる戦慄の事実とは…。歴史ミステリの大家が、英国の名家に巣くう忌まわしい秘密を緻密な計算によって描き尽くした雄編。

↑本の内容紹介から。

ヴィクトリア朝ロンドンを舞台にした、モンクシリーズの第三弾。
(ですが、過去シリーズのネタバレなど、ありませんのでこの作品からでも読めます!
住み込みの看護婦として働くヘスターは友人イーディスと会う約束をしていた日、前夜に兄が事故死したことを知ります。
英雄と目される将軍が階段から落ちて、飾られていた甲冑の鉾に貫かれての死。
しかし、事故ではなく殺人として将軍の妻が逮捕される。イーディスはそんなはずがないと、ヘスターに訴え、彼女は弁護士のラズボーンや私立探偵となったモンクと事件を調査していきます。
でも、自白したアレクサンドラは自分が嫉妬に狂って夫を殺したという。
調べてみれば見るほど、アレクサンドラが夫である将軍を愛していた様子もなければ、不倫を疑っていた様子もなく、また不倫していた事実もない。
犯人自白による真実味のない動機の奥に秘められた真相とは、何なの?
といった感じで、上巻は終わります。お話自体は大きく動くことはない上巻ですが、伏線やしっかりした時代描写に、人間描写は読み応えアリ。
そうして下巻の早くに明らかになった真相に「うわぁぁぁぁ」と衝撃を受けました。
(イギリスの、この時代でしか成立しない物語というか(動機)というか。
その真相に辿りつく過程でも、使用人社会といったものを丁寧に描いて、同じ使用人でも家庭教師が見る屋敷内の図と料理人が見ている屋敷内の図は違う。
そうして始まった裁判の行方も気になりと、最後まで気が抜けません。
当初、タイトルの「護り」は(子を守る)を指しているのかと思っていましたが、終盤で(家を守る)「護り」の意味を含んでいるのでは?と、解釈したり。
また、自分たちが手に入れた情報が全てと思い込み、訳知り顔で被告人を断罪する民衆(マスコミ)などは――現代でも見受けられるもので、色々と考えさせられ、読み応えがありました。
このシリーズ、今後とも翻訳お願いいたします。

護りと裏切り 上 (創元推理文庫)護りと裏切り 上 (創元推理文庫)
(2013/01/29)
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↓前二作は絶版で品切れしたり、高騰化していたり。
翻訳本は入手できるときに入手しておかないと、なかなか切ないことに(苦笑)
見知らぬ顔 (創元推理文庫)見知らぬ顔 (創元推理文庫)
(1995/09)
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災いの黒衣 (創元推理文庫)災いの黒衣 (創元推理文庫)
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